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第一章 研究の概要
1.1 研究の背景と目的
近代、人々は様々なメディアから情報を得ることができるようになった。さらに現代では、インターネットが急速に普及され利用の仕方も多種多様化している。ホームページを作成する人は年々増加している。また、オンラインショッピングやオンラインバンクや電子メールではメールマガジン、メーリングリストそして、音楽配信など日常生活のあらゆる面でインターネットが普及している。インターネットは特に情報検索で役立っている。例えば、一人暮らしをするとき住むアパートを探す。今までのアパート検索の方法は現地の不動産屋や、不動産情報誌しかなかった。しかし、現在は不動産屋のホームページにアクセスすれば不動産屋にわざわざ行かなくても情報を得ることができる。不動産情報誌のホームページにアクセスするとわざわざ買わなくても情報を得ることができる。一つの会社で雑誌やパソコンインターネットや携帯電話インターネットなど複数の媒体で同じ情報を掲載していることも増えてきている。このようにインターネットが急速に普及したことによって従来のメディアにかなりの影響を及ぼしている。
特に情報検索の面では情報源の媒体によって検索の仕方などが違ってくる。例えば、雑誌や新聞などの紙媒体は、情報を提供する側がある程度情報を分類して掲載されている中から自分の検索条件にあった情報を探す。しかし、インターネットははじめから条件を提示して検索することができる。
そこで、今回私が調査したのはアルバイト探しと情報源の関係についてだ。大学生活では、お小遣い稼ぎのためや生活のため、そして社会経験のためといった様々な理由でアルバイトをしている。そこで、この調査は3つの目的について研究している。一つ目は、学生のアルバイト探しのときにおける情報源の利用実態。二つめは、アルバイトの重視する条件による情報源の使い分けについて。三つ目は今後のアルバイト情報源についてである。またこの研究の中に出てくる情報源の大きな軸になっている「無料アルバイト情報誌」に以前から興味がありそれも兼ねて研究した。
またここでの情報源は、有料アルバイト情報誌や無料アルバイト情報誌、パソコンインターネットや携帯電話インターネット、店頭のポスターや新聞の折込広告などを指している。
1.2 研究の方法
○情報媒体の調査今回、アルバイト探しにおける情報源として主に扱っている有料アルバイト情報誌、無料アルバイト情報誌、パソコンインターネット、携帯電話インターネットを実際に体験して、それぞれの特徴や相違点を考察した。
1.3 調査の方法○アルバイトの情報源に関する調査
本研究では、アルバイト探しの情報源に関する実態を調査するために、紙面を利用してアンケート調査を実 施した。調査の概要は次の通りである。
・ アンケート名:アルバイトの情報源に関する調査
・ 調査時期:2002年11月6日?11月13日
・ 調査対象者:文教大学・短期大学生
・ 調査方法:紙面を利用し、文教学生に調査
・ 有効回答数:85
・ 主な調査項目:
1:アルバイト経験についての質問
2:アルバイト探しの情報源についての質問
3:有料アルバイト情報誌に関する質問
4:無料アルバイト情報誌に関する質問
5:携帯電話インターネットに関する質問
6:パソコンインターネットに関する質問
以上の項目である。
またこの調査では、2つ以内でアルバイト経験を答えてもらった。そして、有効回答数の85人から132件の アルバイト情報を得ることができた。ここから、図にでてくる「N」は件数で「n」は人数を指している。
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