1.研究の概要


1.1研究の目的

 インターネットが普及し、それに伴った様々な問題が起こっている。その中でも、身近な問題の一つである著作権に注目した。
現在、インターネット上では様々な著作権の侵害行為が行われている。例えば、MP3での楽曲公開やダウンロード、所有するホームページに歌詞や書籍の文章を掲載するなどが上げられる。そして、それらの大半は著作権の侵害であるとは気がつかずに行われているケースが多い。
 著作権協会などは、著作権についてのホームページや電車内の広告などで、その認知を高めようとしているが、一般にはあまり広がっていないようである。
 そこで、インターネットに触れる機会も多く、音楽などにも興味を持つ人が多い学生を対象に、著作権はどの程度知られているのか・理解されているのか、また、将来的にどのように変わっていけば受け入れやすくなるのかということを調査した。


1.2研究の方法

(1)進捗経緯

・〈6月〉…テーマ企画。
      趣味で、音楽サイトやニュースサイト、掲示板サイトなどを見るうちに、著作権の問題が大きく取り上げ      られていることに気が付く。
・〈7月〉…テーマ討論。
      当初予定していたテーマが進めにくくなったため、現在の「著作権」をテーマにするため資料集め。著       作権関連サイトを主に参考にする。
・〈9月〉…ゼミ合宿前の討論会でテーマを最終決定。
      ゼミ合宿にて調査票案を検討。
      合宿後、調査票の改訂・印刷。
・〈10月〉…調査実施。
       回収、単純集計。
・〈11月〉…単純集計結果発表。レポート提出。

(2)調査の概要

・〈調査の意図〉…インターネットの普及により、問題になってきた著作権の認知度、理解度から現在の著作権告
           知には問題があり、また、今後どのようになっていけば問題解決につながるかを聞く。
・〈主な調査項目〉…「著作権を知っているか」、「著作権問題を知ったきっかけ」、「著作権侵害サイトを見つけた
            ときの対応」、「自分の著作物が無断使用された場合の対応」、「今後の音楽著作権のあり
            方についてどう考えるか」など。
・〈調査の特徴的な点〉…著作権侵害だと思われる選択肢を選ぶという「著作権理解度テスト」のような設問を作
               った事。大学生に身近な問題だと思われる音楽著作権に関する項目を多く設けた事。
・〈調査対象者〉…文教大学生
・〈調査依頼数〉…134枚 (配布方法は手渡し)
・〈回収数〉…108枚



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