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2.4 恋愛感情とファッション
(1)自分と系統の違う恋人

 現在恋人がいると答えた34人(111人のうち30.6%いた)に、恋人は自分とファッションの系統が同じか違うか聞いたところ、「同じ」と答えたのは41.2%、「違う」と答えたのは58.8%いた。若干「違う」人のほうが多いが、約半分ずつに割れた答えとなった。

 「恋人と系統が違う」と答えた約6割の人に、自分と系統の違う恋人に対してどう思うか聞いた結果を図2−4−1に示す。


 

 最も多かったのは「似合っているので系統は違ってもこのままでいい」で約9割だった。「自分が相手に合わせようと思っている」は0%で恋人に合わせて変えようと思う人は全くいないようだ。

 「自分に合わせて系統を変えて欲しい」と答えた人もわずかにいるが、ほとんどの人は、恋人になってしまえば外見を気にしてはいないと言える。
 

(2)異性を恋愛対象としてみる時のファッション

 恋人のいる・いないに関わらず、異性を恋愛対象としてみる時、系統が自分と同じか違うかで、どう思うのかを質問した結果を、図2−4−2に示す。

 最も多いのは「自分と気が合いそうならどんな系統でも関係ない」で約61%だった。しかし、「自分と違う系統の人しか恋愛対象にならない」は0%、「なるべく自分と違う系統の人がいいと思う」もわずか約2%だったのに対し、「自分と同じ系統の人しか恋愛対象にならない」と「なるべく自分と同じ系統の人がいいと思う」を合わせると約37%にもなる。
   
 ある程度の人は「同じがいい」と、ファッションの系統も判断材料にしているように感じる。

 これは、自分と系統の違う恋人に対して思うこと(図2−4−1参照)とは少し違った結果となった。すでによく知っている恋人はファッションの系統が違ってもいいが、あまりよく知らない初対面の人はなるべく自分と同じ方がいいと感じている人が多いということになる。
 

(3)恋愛対象としてみる時のファッションについて思うことと性別

 異性を恋愛対象としてみる時ファッションについてどう思うかは、性別によって違いがあるかどうかを調べた結果を、図2−4−3に示す。

 男の約80%もの人が「気が合えば系統はなんでもいい」と言っているのに対し、女は約50%と、系統を関係なく思っている人は男と比べて少ない。

 また、「同じ系統のみ対象」と「なるべく同じ系統の人がいい」を合わせても、男は約16%だけだが、女は二つを合わせると約47%もいる。

 このことから、男よりも女の方が恋愛対象として異性を見るとき、自分とファッションが同じ系統かどうか気にしている人が多いといえる。



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