第1章 研究の概要
1.1 研究の背景と目的
現在、日本国民の半分以上が所有している携帯電話。その携帯電話市場を支えているのは、
通話機能・メールなどのコミュニケーション機能だけでなく、
電話とは全く関係ないように思えるWeb閲覧から
カメラ・ゲームなど様々な機能が付いている
多機能携帯電話であることは誰もが知っている事実である。
しかし、そんな中でTU-KAは
「キチンと話せてメールが出来れば十分と考える人が携帯電話ユーザーの7割」
という広告文句で現在の携帯電話業界の流れとあえて逆の路線を行くことを決めた。
実際のところ、携帯電話ユーザーは多機能携帯電話をどこまで欲しているのか、そしてどこまで使っているのだろうか。携帯電話に関してはどの世代よりも所有率が高い大学生をターゲットに本調査を行うことにした。
1.2 研究の方法
(1)進捗経緯
5〜6月 いくつかの仮説案を提出。実現できそうなもの・面白そうなテーマを絞り込む。
対象者を「社会人と学生」としていたのを「文教大学生」に限定。
7〜9月 調査票作成・推敲
9月下旬 調査票配布・回収
11月 単純集計公表
12月 論文提出(第1稿)
1月 最終稿提出
(2)調査の概要
a.調査の意図
※多機能:カメラ・JAVAアプリを「多機能」と位置付ける。
また、多機能携帯電話とは逆に機能を詰め込ませず使いやすさを重視した携帯電話もあり、
本調査ではこれを「シンプル(携帯電話)」と位置付ける。
・多機能の利用実態
・多機能派とシンプル派の位置付けと棲み分け
・広告やカタログなど情報源の影響度、利用のされ方
b.調査対象者
文教大学生(携帯電話所持者)
c.調査方法
手渡しによるアンケート調査(二つの授業と空き時間に厚生棟にて)
d.主な質問項目
・携帯電話の所有年月、今までの所有台数
・携帯電話の買い替え理由
・携帯電話購入の際目にした情報源
・携帯電話購入時の機能などの重要度
・モバイルCCDカメラ(iショット等)について
・JAVAアプリ(iアプリ等)について
・回答者プロフィール
e.回収数
・「情報と社会」(八ツ橋先生):41
・10月3日「ジャーナリズム史B」(水野先生):49
・10月7日厚生棟1Fにて回収:11
有効回答数 計:101