戻る


第2章 着信メロディに関する動向
 
着メロ発展史

  1996年 5月  世界初、着信メロディ機能搭載の携帯電話がNTTドコモより発売される
 
                9月  初のオリジナル着メロの入力可能機種が日本移動通信より登場

  1999年 1月  着メロ入力本が爆発的大ヒット

         6月  入力本の成功をきっかけにギガネットワークスが、着信メロディの楽譜を配信開始

        9月  楽譜配信の有料化後も好調を記録
            ギガネットワークスがNTTドコモiモード公式サイト「着信メロディGIGAメロ」にて着メロ配信を             開始した
 

 携帯電話端末の和音数も強化され、現在では64和音にも対応している。KDDIが2002年に開始
した「着うた」(着メロの代わりにCDの音源が流れるもの)も月間180万回のダウンロード数を記録した。
 ◇和音数増加の経緯
 
3和音→4和音(1999年)→16和音(2000年)→32和音(2001年)→40和音(2002年)→64和音(2003年)

  
 着メロ一曲あたりの価格は20円程度が主流であり、年々安くなっている傾向にある。ま
た、サイトによっては一定の料金さえ払えばDLは無制限にできるものもあり、ニーズにあわせ
て多種多様である。

 現在、国内には100社以上の配信業者が存在し、着メロビジネスは基本的に1曲あたり(45秒以内)5円の著作権料をJASRACに支払うことで成り立っている。ダウンロードされる着メロは月間1億1000万曲以上で、ここ数年で850億円という市場規模に成長した。今後、その成長はなだらかなものであると予測されるが、2007年には1500億円を見込んでいる。
 



戻る     次へ