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 第2章 研究の成果
 

 2.1 回答者の概要

 
 性別


 

 学年

 1年 42.3%、2年 24.3%、3年 14.4%、4年 18.9%

 
 居住状況

 実家 39.6%、アパート・下宿など 60.4%
 
 

 2.2 ノンアルコール飲料の摂取状況
 

 (1)摂取頻度と量
 
 

  まず、普段どれくらいの頻度でノンアルコール飲料を飲んでいるか。その調査結果を図2−2−1に示す。

  
  毎日飲んでいる人が60%を超え、週3日〜4日までの人まで含めると90%近くになり、ほとんどが週の半分以上飲んでいることがわかる。逆に全く飲んでいない人はわずかに4%  弱であった。



 
 

  次に全く飲んでいないと回答した人以外の人が一日にどれくらいの量のノンアルコール飲料を飲んでいるか。その調査結果を図2−2−2に示す。

  
  250〜500MLの人が半数近くの43%でおよそ半数を占め、500ML〜1Lの人も含めると約74%となり、およそ四分の三の人が500ML前後を一日に飲んでいることがわかる。



 

 (2)摂取種類
 
 

  好まれ飲まれているノンアルコール飲料がどういった種類であるのか。その調査結果を図2−2−3に示す。

  飲まれている種類は、日本茶の割合が最も高く60%を超えており、続いて紅茶が約52%で続いている。50%を超えたのはこの二種類であった。
 以下、コーヒー飲料・中国茶が約40%、果汁飲料・麦茶・ミネラルウォーター・スポーツドリンクが30%前後となっている。



 
 

 ノンアルコール飲料を飲む際、どの容器のものを飲んでいるか。その調査結果を図2−2−4に示す。

 ペットボトルが圧倒的に高く、90%を超えている。この結果からペットボトルの普及度の高さがうかがえる。逆に缶は約10%と落ち込みが目立っている。紙パックも50%を超えており、ペットボト ルと紙パックがノンアルコール飲料のほとんどを占めているのが現状のようである。



 

 (3)性別による好みの違い
 
 

 性別によって好みの違いはあるか。その調査結果を図2−2−5に示す。

 日本茶は男女ともに60%前後と高く、よく飲まれているといえる。紅茶に関しても同様である。コーヒー飲料・果汁飲料・中国茶・麦茶は男女間で大きな差も見られず、ともに30〜40%程度であ る。男性が高いのは、炭酸飲料・スポーツドリンクで、女性が高いのは、ミネラルウォーター・野菜飲料・乳性飲料で、それぞれ男女間においておよそ倍の差が出ており、 特徴が見られた。



 
 

 コーヒーと紅茶に着目し、性別により違いが出るかを以下の図2−2−6に示す。

 男性に関してはあまり差が見られないが、女性に関しては紅茶が好きな人の割合が80%近く、コーヒーが好きな人を大きく上回っていることがわかる。



 

 (4)男女のノンアルコール飲料に対する意識の違い
 
 

 お茶の時間の有無が性別により差があるかどうか。その調査結果を図2−2−7に示す。

 男性で茶時間のある人は30%に過ぎないものの、女性では半数の人が、茶時間があるという結果になっている。



 
 

 ノンアルコール飲料を飲む際に、食物にあわせて選ぶかどうかの質問で、「あてはまる」「ややあてはまる」の二つの回答を「合わすグループ」とし、「どちらともいえない」はそのまま残し、  「あまりあてはまらない」「あてはまらない」の二つの回答を「合わさないグループ」と三つのグループに分け、男女差を調べた結果を図2−2−8に示す。

 女性は合わせるのが60%を超え、高い割合になっているのに対し、男性は30%にとどまっている。逆に合わせない方は、 合わせると男女の比率がほぼ逆になっている。このことから、女性 の方が飲料選択に神経を使っていることがわかる。



 
 

 性別によって、表示に対する意識に違いが出るかどうか。その調査結果を図2−2−9に示す。

 大きく違いが出たのは、カロリー・甘さ・成分・果汁%で、いずれにおいても女性の方が男性に比べ、圧倒的に高くなって いる。ブランド・賞味期限・量に関しては、ほとんど差が見られず、 全体的に女性の方が表示に対する意識が高い。特になしが男性は30%近くなのに対し、女性はわずかに3%と、ここからも女性の表示への意識の高さがうかがえる。




 
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