戻る

第3章 まとめと今後の課題

<サッカーと野球について>

 サッカーは、5割程度の人は見ている。そして、視聴変化ではサッカー中継視聴は増えている結果となった。野球は、日本のプロ野球は5割程度の人が見ているが、メジャーリーグは3割程度で、視聴変化ではサッカーとは逆で減っているという結果となった。

 サッカーでは、国内リーグと海外リーグの好意状況は国内リーグも海外リーグもほぼ同じくらいだったのに対し、野球では国内リーグが海外リーグを大きく上回った。

 今後の発展可能性は、サッカーという回答が約7割となって、野球を大きく上回った。社会にとっての重要性では、サッカーが約20%、野球約15%となっており、どちらも重要が約53%で、サッカーも野球も社会にとっては同じくらい重要とされている。

<日本代表監督について>

 ジーコ監督の賛否では賛成、反対にほとんど差がないという結果となった。また、Jリーグが好きな人はジーコ監督に反対していて、海外リーグが好きな人はジーコ監督に賛成しているという結果となった。海外リーグが好きな人は、ジーコ監督の知名度や雰囲気を長所と考えており、賛成しているようである。

 ジーコ監督に「賛成」している人でも、日本代表がW杯で前大会より上に行けると感じている人は約55%と半数程度となっている。「反対」している人は、日本代表は前大会より上に行けると思っている人はいないという結果となった。

<今後の課題など>

 サッカーの視聴変化が増加していて、野球の視聴変化が減少してきている理由とは何なのかが今回の調査では見出せなかった。また、調査票の設定がうまくいっておらず、ジーコ監督と他10名の評価をうまく組み合わせて活用できなかった。

 最後に個人的意見として、サッカーだけでなくどのような競技でもそうだが、国の代表チームというものは、常に過去より上を目指して戦っているものである。もちろんそれを見ている人の多くも代表チームには常に前進していって欲しいという気持ちで見ていると自分は思っていた。しかし、ジーコ監督に「賛成」していながら前大会より上に行けるかという設問で、「全くそう思わない」、「あまりそう思わない」という回答をした人が約45%もおり、一サッカーファンとして少し残念な現状を知る結果となった。

<参考文献>

・Jリーグ公式サイト http://www.j-league.or.jp/
・日本プロ野球選手会 公式ホームページ http://jpbpa.net/
・NHK プロジェクトX〜挑戦者たち〜
  「わが友へ 病床からのキックオフ」〜Jリーグ誕生 知られざるドラマ〜
・渡辺三郎(著) 「Fの悲劇-横浜フリューゲルスはなぜ“消滅”したか。」
・大坪正則(著) 「プロ野球は崩壊する!-スポーツビジネス再生のシナリオ」
・ジーコ監督の解任を求める会 http://www.nippondaihyou.com/
・サッカー日本代表を応援するホームページ http://www.nippon12.com/nippon.html
・Yahoo!掲示板
 

次へ                                                                 戻る