文教折々(校長所感)
文教大学付属中学校 付属高等学校の
最近のトピックスをお知らせします。

【2017/09/05】 文教折々(校長所感) 第13号

 「文教折々(校長所感)」をお読みいただき、ありがとうございます。

平成28年度から本校に着任しました。平成29年度も、文教大付属中学・高等学校における学校行事や様々な教育活動、心に残った事柄などについて、「文教折々」と題して、生徒の活動の様子とともに記します。

 

○5月29日(月)~7月3日(月) 1学期後半の朝礼報告

 本校では、全校生徒向けの朝礼を毎朝8時10分から実施しています。テレビ朝礼ですから写真などを扱うことができます。毎週月曜日は私の担当です。3~4分という短い時間ですが、生徒の皆さんに直接話ができる貴重な機会なので、毎週楽しみにしています。今回の報告では、1学期前半の計6回の朝礼での話の要旨を、生徒に見せた画像とともに記します。昨年度の朝礼報告もバックナンバーに載せてありますので、お読みいただけると幸いです。

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① 5月29日(月)【G7サミット】

 5月26日(金)、27日(土)、G7サミット(主要7ヶ国首脳会議)がイタリアのシチリア島のタオルミナで開かれました。写真で、各国の国旗と首相、大統領の名前を言えるようにしましょう。英マンチェスターでの自爆テロ等、IS(イスラム国)の脅威に対して「G7タオルミナ声明」を採択し、テロ防止での連携やIS打倒を表明しました。また、「G7サミット首脳宣言」を採択し、北朝鮮問題、難民・移民問題(国境の管理の確認に留まる)等を合意しました。地球温暖化対策である「パリ協定」については、アメリカが離脱を考えており、他の6ヶ国は賛成でしたが合意に至らずでした。世界の動きに関心をもってください。

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② 6月5日(月)【米、パリ協定離脱】

先週1日(木)、トランプ大統領は「パリ協定」離脱を表明しました。「パリ協定」とは、京都議定書に代わる、新しい地球温暖化対策の国際ルールのことです。2015年12月に気候変動枠組み条約締結国会議(COP21)がパリで開かれ、この会議で採択されたルールなので「パリ協定」といいます。産業革命前からの気温上昇を2度より低く抑えること等が目標。アメリカは協定により国内の鉄、石炭、セメント等の生産量が落ちるといった自国の利益を優先させて離脱しました。このことが世界の温暖化対策に大きな影響を及ぼします。

 地球温暖化は改善すべき重要な環境問題です。今後の世界の動きに注目していきましょう。

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③ 6月12日(月)【身延山・日蓮聖人】

 6月9、10日、中学生は各学年、トリニティーキャンプでした。私は中学3年生を引率し、生徒達が身延山登山、久遠寺の勤行等に熱心に取り組む姿に感心させられました。久遠寺は日蓮宗の総本山です。鎌倉時代の僧である日蓮聖人は日蓮宗の開祖で、身延山で9年間生活し、祀られています。文教大学学園は昭和2年に「立正精神」を建学の精神として設立されました。「立正精神」とは日蓮聖人による法華経の精神であり、学園の教育理念である「人間愛の精神」に繋がっています。今年は本学園創立90周年の年です。皆さんにはぜひ「人間愛」について改めて考えたり実践して欲しいと思っています。

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④ 6月19日(月)【夏至】

今年の夏至は6月21日(水)です。夏至とはどんな日でしょうか。昼間が最も長く、夜が最も短い日ですね。さて、下図で夏至になるのは、地球がどの位置のとき? 理由:日本は北半球にあり、地軸は傾いているので、Aが一番、日本では1日に太陽の光を受ける時間が長い、すなわち昼が長いのです。夏至の反対側は冬至、そして地球の公転方向を考えて、春分、秋分が決まります。A夏至、B秋分、C冬至、D春分です。これは、中学3年理科で学習しています。知っておきたいことですね。

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⑤ 6月26日(月)【図書室の「人間愛」コーナー】

6月12日の「身延山・日蓮聖人」の話に引き続き、今年は「人間愛」に関することをシリーズで話していきます。今日はその2回目です。今、図書室では「人間愛に生きた人々」についての本を展示し、感想文を募集しています。展示の中から1冊、キング牧師を紹介します。「私には夢がある」という演説が有名ですね(演説の英文と訳文を生徒に紹介した)。図書室では、たくさんの本を用意して皆さんを待っています。

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⑥ 7月3日(月)【国境なき医師団】

国境なき医師団は、中立な立場で医療・人道援助活動を行う民間・非営利の国際団体です。特に今日は「地中海での救助活動」について話します。国境なき医師団は2015年5月に地中海救助活動を始めました。ナイジェリア等のアフリカ諸国からボートで密航し、リビア→イタリアへ地中海を渡ろうとする移民、難民を救助するためです。昨年、地中海を漂流中に命を落とした人は過去最高の5098人でした。移民、難民は密航業者に高額の金銭を支払い、安物のボートに乗り、生死を懸けて海を渡ります(救助船アクエリアス号で救助する写真を見せた)。しかし、長年にわたり紛争が続く故郷を離れ、ヨーロッパを目指した移民・難民は、あまり歓迎されない状況です。EU各国が打ち出した国境封鎖政策は、彼らに大変厳しいものです。

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