星野のささやき
文教大学付属中学校 付属高等学校の
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【2016/12/29】 「星野のささやき(SAのささやき)-その7-蜘蛛の糸」

 本編は秋の間に出そうと思っていたのですが、グズグズしているうちに、季節は冬になってしまいました。季節感のないお便りですが、お許しください。

 植物の成長が早いのは春と秋です。従ってこの時期は、毎週のように草刈りに追われます。草刈りをしていると、高速で回転する歯の軸に少し太めの糸のようなもの(凧糸の細めの繊維のようなもの)が詰まります。最初はどこで、紐を絡んでしまったのだろうと思っていましたが、何度も何度も同じようなことが続きました。三年目の今年、やっとその正体に気がつきました。これは、刈り取った植物の繊維が絡み付いていたのです。植物繊維の太いものが切れずにローラーに巻き取られていたのです。この繊維は大変丈夫で、手で引いたぐらいでは切れません。ですから、外すのは結構大変でハサミかカッターが必要です。見た目はどうかというと凧糸の縒りがほぐれ、もう少し細くなったような状態です。自然が創り出すものははすごいなと感心しきりです。でも、ある日、この植物繊維以上に丈夫ではないだろうかと思われる自然界の糸に気がつきました。それが「蜘蛛の糸」です。

 田舎には沢山の種類の蜘蛛が生息しています。蜘蛛がつくる巣もまた千差万別です。小さな蜘蛛は網目が細かく何重にも重なったような巣をつくりますが、大きな蜘蛛は1メートル以上離れたところにまで糸を張ります。そして、よそ見をして田舎道を歩いているとこの糸にぶつかり顔にべったりなどということもあります。顔にかかった糸を取り払おうとすると、その意外な粘着力と強さに驚かされます。たった一本でも案外重い木の枝をぶら下げていたりもします。また、大型の蜘蛛はそれなりの強さの糸を吐きますが、私は今のところジョロウグモの糸はなかなかの強さだと思っています。今科学の先端では、この「蜘蛛の糸」を利用する研究も進められていると聞きます。この研究が成功した暁には、相当丈夫なロープが出来上がることはまちがいありません。早く成功してくれるとい蜘蛛.pngいですね。こんな科学の話も、蜘蛛の糸の強さに気づかなければ始まりませんでした。何でも経験しておくことは大切だと思いませんか。

 余談ですが、我が「田舎屋」には、アシダカグモ(脚高蜘蛛)もいます。この蜘蛛は日本では最大種であり、体調10センチメートルにもなるそうです。いかがですか、今回もいろいろと勉強できました。蜘蛛と聞いただけでふるえあがる人には田舎暮らしは到底無理ですね。