研究指導者

准教授

浅野 信彦

専門領域

カリキュラム研究 授業研究 教師教育研究

研究内容

 既存の教科等の枠をこえて、子ども自身が「学ぶことの意味」を実感できるような教育実践の在り方を、カリキュラムと授業の研究を通して解明することを目指している。カリキュラム・マネジメントと授業実践は連続的な過程であり、これに関与する教師および教師集団がもつ教育観や子ども観がその土台をなしている。アクション・リサーチの手法で小・中学校のカリキュラム・マネジメントや授業研究の実際に携わりながら上記の研究課題に迫ることを試みている。教科教育学に収まらない視点(探求的な学び、教科横断的な学びなど)にこだわりを持っている学生を歓迎する。

教授

池田 進一

専門領域

言語心理学 認知心理学

研究内容

 心理学における定性的手法や定量的な手法を用いて分析することや、内外の心理学文献を読み込むことなどによって明らかにした学校教育に関わる諸問題に関して、理論研究、実践研究、調査研究、実験研究などができることを研究目標とする。具体的には、学力問題、不登校、読書教育、あるいは情報教育といった研究テーマに沿って、たとえば、本研究科と連携している越谷市教育センターなどでの試験的実践をもとにして、上記の様々な研究方法を修得することを目指す。

教授

石井 智恵美

専門領域

食品化学 調理科学 食文化

研究内容

 家庭科は「衣」、「食」、「住」および「家族」の生活を総合的に学習することが要求される教科であるので、自身のテーマやその周辺の先攻研究を丁寧に収集・理解することや他の領域とのかかわり方の可能性や内容の表現の仕方等の検討を経て独自の結論を導き出せるよう指導する。また、実験・実習を伴うテーマに関しては、新たな教材開発にも積極的に取り組んでいく。

教授

出井 雅彦

専門領域

生物学 植物系統学

研究内容

 生物領域は範囲も広く多種多様な生物が研究対象となるが、私の対象は水中の光合成生物の珪藻である。珪藻の分類、形態、生殖、発生について、光学顕微鏡や電子顕微鏡を使い、研究を進めている。基本的には、珪藻に関する研究指導を行うが、珪藻などを教材として、児童生徒の自然観や科学的思考を育むための教材開発の指導も行う。生物学の研究ではまず一つの生物を深く知る必要がある。その中で自然と研究テーマが見えてくる。そして、テーマに沿って試行錯誤を繰り返す中で、研究の方法や科学的思考が身につき、発見がある。限られた時間の中で納得できる結果を得ることは決して容易ではないが、その努力を形にするための指導をする。

教授

井上 清子

専門領域

精神医学 精神生理学 臨床心理学

研究内容

 成人期までの問題行動や精神障害や発達障害を中心に、その原因やメカニズム、治療法や援助方法などを研究していく。治療的な個人心理療法(個人カウンセリング)に限らず、問題行動や不適応を予防し、対人関係を学習するための心理劇や構成的グループエンカウンター、SST(social skill training)などグループ(集団)カウンセリングの教育現場での実践の可能性や効果をテーマとして取り上げることも可能である。各研究テーマに沿って、理論研究、調査研究、事例研究、実践報告等ができることを目標として研究指導を行う。

教授

今田 晃一

専門領域

教育方法 教育工学 情報教育

研究内容

 平成23年4月28日には文部科学省より、「教育の情報化ビジョン」が示された。ここでは2020年度までに、児童生徒が一人一台の情報端末の環境整備を行い、デジタル教科書の教育効果や紙媒体教科書の在り方、インフラの整備、教科書検定制度や著作権を含めたトータルな構想が示されていることが特徴である。本研究指導では、デジタル教科書構想のもと、特に「主体的・対話的で深い学び」に着目し、学習者と指導者、学習者同士の相互作用を促す教育ICTの有効な利活用、授業づくりの在り方について追究する。

教授

小倉 隆一郎

専門領域

ピアノ 器楽教育 音楽科教育

研究内容

 音楽教育の内、とりわけICTを活用した学習内容の研究を行う。最近のカリキュラムの動向や授業手法の研究に照らしながら、新しい教材の開発を企てる。一例をあげれば、生徒の声域に適した独創的な合唱編曲教材・現場の楽器編成を考慮した器楽合奏教材などを、電子楽器やコンピュータを利用して制作する。音楽教育におけるコンピュータの活用は今後、この分野の重要な研究課題になると考えられる。

教授

加藤 純一

専門領域

体育科学 体育科教育 武道論

研究内容

 体育科学という大きな領域の中で、武道に纏わる事象を核とし、その周辺に日韓剣道文化比較論、体育・保健体育における動きの言語化といった各論を置いている。具体的には、武道に関しては思想史、技術史、学校教育における指導法、剣道の国際化(比較文化論)などを、体育科教育に関しては武道の必修化に伴う授業展開の仕方、児童期の武道的身体の育成、体育授業における「動きの言語化」などを手掛けている。

教授

久保村 里正

専門領域

基礎造形 造形教育 ビジュアルデザイン

研究内容

 私の専門は基礎造形、とりわけ造形要素の組み合わせによる造形メソッドと、それを利用した基礎造形教育法について長年研究を進めています。基礎造形はあらゆる造形活動の基礎であり、その要諦である造形要素について研究を進めることによって、あらゆる造形の機能、美的効果を説明することが可能だと考えられています。芸術的な感性を形式知として理論化することによって、新しい造形教育法の確立を目標としています。
 また基礎造形だけではなく、造形要素の研究から派生して、錯視芸術の研究、プリミティブアニメーションなどにも興味を広げ研究を行っています。研究は常にいくつかのテーマを抱え並行して進めていますが、基礎造形の視座から研究を進めています。

教授

小嶋 英夫

専門領域

英語教育学 応用言語学 教師教育 異文化理解教育

研究内容

 海外の教育研究機関で学びを継続した異文化間教育体験、国際的な視野で取り組んできた教師教育者としての実践体験を生かしながら、英語教育における学習者と教師の協働的・省察的・自律的成長をねらいとして、理論と実践の往還に基づく多様な研究を継続している。国内外の言語政策と言語教育の変遷、時代の求める教員養成教育や現職教員研修のあり方、学びと実践の共同体における学習者・教師オートノミーの育成、ディープ・アクティブ・ラーニング型授業の教育的効果、自律学習を支える英語教師の新しい役割などが、研究内容に含まれる。

教授

島崎 篤子

専門領域

音楽科教育学 音楽教育学 音楽学

研究内容

 教育的諸問題に対する問題意識を鮮明にしながら、音楽教育が担うべき課題を追究する。主に音楽教育における現代的な課題である創作教育を初めとして、日本や世界の音楽に関する教材論・方法論、授業づくりと授業分析などの研究分野を重視している。また音楽学の領域では、主に日本の伝統音楽や民俗芸能および諸民族の音楽の研究分野を指導する。各自の研究テーマについては、先行研究の分析および歴史的な研究の視点を重視すると共に、理論研究、事例研究、実践研究等を通じて、音楽教育の理論と実践の統一をめざす研究指導に取り組む。

教授

白石 和夫

専門領域

数学教育

研究内容

 研究テーマは、学校数学のカリキュラムです。
 コンピュータの発達に伴い、従来は数理的な扱いが困難であったさまざまな領域で数理的な考察手法が成果を挙げています。学校教育では、学んだ数学をさまざまな分野に生かしていくことのできる知識・技能として修得させなければなりません。たとえば、学んだ知識・技能を現実の問題に適合させ、修正していく能力が求められるでしょう。技能習得の観点から組み立てられたカリキュラムでそれを実現するのはむずかしいことです。数学が何を目指してどのようにして作られてきたのかがわかるような学習指導が必要になります。そのカリキュラムをどう作り、どう実現していくかについて考察するのが研究目標です。

教授

高橋 克已

専門領域

学校社会学 学級経営論 生徒指導・特別活動

研究内容

 専門は学校・学級に関する社会学的研究であるが、特別活動・生徒指導等、いわゆる教科教育以外の領域に対して社会学的なアプローチをとる領域を研究指導する。たとえば、学級経営をめぐる理論史や国際比較、「学級崩壊」等の教育問題等。各研究テーマに沿った基本文献の講読、および必要に応じ調査を計画。実践的な研究を念頭におきつつ、理論をしっかり学ぶよう、マクロとミクロの往復という視点を重視したい。

教授

太郎良 信

専門領域

教育学 教育史

研究内容

 教育実践や教員のありように関して、教育史的なアプローチをすることの意義と方法についての研究指導をおこなう。学生が関心を抱いたテーマに関係する先行研究を収集・検証して問題意識を課題意識に絞り込むことを促すとともに、課題意識に応じて、史料収集と整理の方法、史料批判の方法等を、実際の研究作業を通して指導する。

教授

手嶋 將博

専門領域

教育制度学 比較・国際教育学 国際理解教育

研究内容

 日本の教育制度・政策上の諸課題の研究、東南アジアを中心とした諸外国の教育制度・政策との比較研究(国際学力問題、教員養成一研修、言語・外国語教育、シティズンシップ教育等)、国際理解教育の教材開発・授業分析に関する研究等を専門とする。国内外の文献の検討をペースに理論研究を行い、その理論研究から得た知見を実証的にするための授業分析、およびフィールドワーク(現地調査)の手法を用いて研究ができるように指導する。なお、海外の地域研究や日本との比較研究等を希望する場合は、対象国の現地語、または英語での文献読解や、面接・質問紙等の調査を行える程度の語学力を必要とする。

教授

豊泉 清浩

専門領域

教育哲学 西洋教育史 道徳教育

研究内容

 道徳教育は、人間としての生き方を形成することを目的としている。道徳科の指導は、単に知識や技術の面だけではなく、教師の生き方や人間理解が基盤となる。したがって、自己の生き方を深く探求するための根拠となる教育哲学ないし教育哲学的思考について考察する。また、道徳的価値の理解を基に、読み物資料や説話による道徳の授業を構想し、伝記による教材の開発も視野に入れ、道徳科の指導方法について研究する。

教授

永田 潤一郎

専門領域

算数・数学教育

研究内容

 平成24年度から中学校で全面実施された現行学習指導要領において、その指導の充実が求められている数学的活動をテーマにした研究に取り組んでいる。数学的活動の教育課程上の位置づけや指導の在り方、教材の開発等を中心に数学的活動を活性化することで、子どもが数学をよりよく学ぶとともに学ぶこと自体の意義を実感できる授業の構築を目指している。また、これからの学習評価の在り方の研究にも取り組んでいる。数学科における指導と評価の一体化という視点から、継続的に実践可能で指導の改善に役立つ目標に準拠した観点別学習状況の評価の実現を目指している。

准教授

中本 敬子

専門領域

教育心理学 認知心理学 認知科学

研究内容

 教授・学習過程、学習評価を中心とした教育心理学的研究を指導領域とする。特に、協同的な課題解決型学習を通した概念獲得、ピア学習を通した学習方略の獲得、形成的評価とフィードバックに関心がある。手法としては、実験や準実験、質問紙調査、観察と発話データの分析等による心理学的手法が中心となる。修士論文では、教育心理学、認知心理学の基礎的知識を習得した上で、学生の興味・関心に合わせて先行研究を網羅した上で課題を設定し、実際にデータを収集し様々な分析手法を用いて検討していけるよう指導を行う。

教授

成田 奈緒子

専門領域

小児医学 神経発達障害の病理 小児精神心理学

研究内容

 犯罪の低年齢化、学力低下、心理疾患の増加など、子どもをめぐる問題には枚挙に暇がなく、今や教育、保育、医学や福祉が独立していては解決は不可能な時代になっている。このような背景を十分に考慮し、これらの問題について、生活習慣や心理背景、身体的・脳科学的な発達、生理・生化学的な変化など多角的側面から把握することを目指したクロスオーバー研究を行う。臨床症例の検討、医学的な身体データ測定、画像を用いた脳科学的機能測定法、保育所や学校や保健所をフィールドとする発達調査などの様々な手法を利用して、論理的に研究テーマを解析し考察を加えて論文を作成していくことで、人間を包括的に見ていける専門家の育成を目標とする。

教授

葉養 正明

専門領域

教育行財政 教育政策論 地域教育計画

研究内容

 最近の研究活動は、人口減少や震災などとの関係で調査研究を進め、理論形成を図るという点に力点を置いてきました。今後もそれは続ける予定ですが、現在始めようとしている新たなテーマは、「インナーシティーの小中学校教育の改善、開発研究一教育格差の視点とも絡ませながら」です。東京周辺部を取り上げ、実態調査などを基礎にしながら、学校教育の改善、開発の方途を探る、というのがねらいです。

准教授

船山 智代

専門領域

化学 生命科学

研究内容

 私は、生命現象に関わる分子を見出し、分子の挙動や機能を定量的に解析することにより、生命現象を化学の言葉で表し、その本質を理解することを目指している。具体的には、眼科疾患を対象とし、加齢に伴う疾患の発症と進行に関連すると考えられた分子に着目して研究を進めている。大学院生には、別途、生命現象と分子の関連について、抗酸化の観点から物理化学的手法を用いて研究指導を行う。その他、児童・生徒の科学的・論理的思考力を育む為の教材の選定や作成も研究対象として挙げられる。修士論文の研究指導を希望する者は、専門性について考慮する必要がある為、出願前に必ず船山まで相談すること。

教授

八藤後 忠夫

専門領域

保健社会学 障害児・者とその周辺問題

研究内容

 原則として「障害児教育」に関するテーマを扱う。
障害児本人とその保護者・地域等をフィールドとし、その支援のあり方を社会疫学的な手法により解明を目指す。具体的な方法は、1)フィールドワーク、2)質問紙法、3)尺度測定、の3点である。得られた情報(データ)は、質的な解析と量的な解析によって結果を導きその結果を考察し、論文にまとめる。特に量的な研究においては基礎統計学を用いる。

教授

柳田 孝義

専門領域

作曲法 音楽理論

研究内容

 西洋音楽の作曲法は「対位法」「和声法」を基幹科目として、さらに「管弦楽法」「編曲法」「旋律論」「楽式論」が含まれる。今日ではさらに「音響学」「電子音楽」その他の芸術(例えば映像、演劇、詩など)との総合的表現方法にまで研究枠を広げることが多い。
 この20年余り管弦楽作品を中心に創作してきた過程で、近年は特に言語の音響的効果から生まれる新しい美とのコラボレーションを探求している。また電子楽器とアコースティツク楽器の表現効果の盖異についても研究課題である。電子楽器の可能性については欧米の文献もかなり多くなり、創作過程で有効性について研究を進めながら作品化を図っていくことを目標としている。

教授

山縣 朋彦

専門領域

天文学

研究内容

 天文学で扱うデータは、時間的空間的に日常とかけ離れたスケールを扱うことが多い。そのデータの取得方法や、扱い方、解析方法について、自然科学の基礎を確認しつつ、大量データの統計的な取り扱いと論理性を考えていきたい。既存のアーカイブデータやオリジナルデータにより、銀河をはじめとする天体の構造や進化の解析、観測システムの開発などを進めたい。なお、修士論文の研究指導を希望する場合は、専門性について十分に考慮する必要があるので、出願前に事前相談をすることが必須である。

准教授

山下 直

専門領域

国語教育

 研究内容

 学習指導要領における〔知識及び技能〕〔思考力・判断力・表現力等〕の事項および、「話すこと・聞くこと」「書くこと」「読むこと」のそれぞれの領域に関わる学習指導のあり方をはじめ、教材論、指導論、授業論など国語科教育研究がこれまで対象としてきた内容全般に対応する。
 言語活動を通して言葉の力をいかに育成するか、学習者の言語運用力をいかに育成するか、他教科との関わりを視野に入れた言葉の力の育成とはいかにあるべきかといった視点から、これからの国語科の学習指導のあり方を考える指導をしていきたい。

教授

吉田 正生

専門領域

社会系教科教育学(社会科教育学)

研究内容

 内外の社会系教科(英国のシチズンシップ、アメリカのソーシャル・スタディズなど)の研究と我が国の小・中学校の社会科教科書の分析を行って来た。
 1年程前から、これまでとは大きくパラダイムの異なる社会科授業モデルとその教材開発に取り組んでいる。「社会参画学習」と名づけた。平成20年版学習指導要領から強調されるようになった「社会参画」を社会科授業として、個々の教師に負担をかけすぎることなく、どう具現化すべきかを追求しようとするものである。
 モデルの実践可能性を模擬授業―実際の授業というステップで検証していくことも、現在の研究課題としている。歴史分野で授業開発しようと思い、明治国家体制のもと、日本画という制度や観念が形成されてゆく過程についての美術史の成果を調べている。今、唱歌など音楽方面にも目を向けはじめた。

准教授

六本木 健志

専門領域

地理歴史科教育 日本社会史

研究内容

 日本の村落を中心とした社会史に関して、文献史料だけでなく、民俗学・地理学・社会学などの手法を用いて、現在を生きている私たちが歴史をいかに読み直していくかという視座から研究を進めている。地域の個別具体的な事象から歴史の全体像に迫る手法で、開発による村落形成および農民の生活史について究明し、その成果を社会科・地歴科教育において、地域学習や身近な地域の教材化として活用するための授業研究にも取り組んでいる。