事業計画の概要

当研究所の活動は、人々の生活に関わるさまざまな事象や問題を学術的に研究及び教育することを通じて、人々の生活の向上及び地域社会の進歩発展に貢献しようとするものである。その具体化を図るために平成29年度も引き続き研究紀要「生活科学研究」(第40集)の刊行、学内外の研究員の定期的研究会と研究報告会、公開講座の開催等を計画している。また、研究員及び客員研究員による共同研究プロジェクトを進める。今年度は、新たに「高齢者の日常生活と認知に関する研究」を立ち上げる。なお、当研究所のWeb上のホームページからの情報発信の一層の活発化に取り組む他、昨年度は該当者なしとなった水島恵一賞の選考を行う。

具体的な事業計画(収支計画を含む)

  • 生活科学研究所紀要「生活科学研究」 第40集の刊行
    生活科学をはじめその関連領域における研究成果である論文、研究ノート及び資料の掲載を予定している。
    紀要の項数200頁程度、発行部数500部を予定。
  • 生活科学研究所運営、定例研究会及び研究報告会の計画・実施
    学内の研究員を中心に毎月定例会を計画している。各研究員、客員研究員及び準研究員の研究経過報告を中心に行う。研究員の輪番で7,8回は研究の周辺について話題提供の時間を取り、所内の研究報告会も実施する。また共同研究プロジェクトごとの分科会も随時開催する予定である。
    さらに例年通り、公開の研究報告会を12月に開催する予定である。
  • 生活科学研究所ホームページ(以下、HP)の充実の計画
    生活科学研究所のHPの現状は情報発信を充実し、HPのデザインの変更やの充実を図るとともに定期的な更新を行う。今年度はHPの新規デザイン等の改良を昨年度に継続して検討し、より機能的で見易く、さらに充実した情報提供を目指す。
  • 研究員の受け入れ
    平成29年度も研究員、客員研究員等の受入を行う。いずれも生活科学研究所で関わった研究を中心に研究計画の提出、及び年度末に研究報告の提出を求める。
  • 公開講座の企画及び実施の計画
    従来通り、90分の2講座を2週にわたって実施する予定である。
    2017年度の生活科学研究所の公開講座は、特別公開講座としてタイトルを『学校法人 文教大学学園 創立90周年記念事業:2017年度文教大学生活科学研究所 特別公開講座 ―地域に伝わる伝統芸能・神楽の魅力と課題― 』とし、神事芸能的性格に加えて、庶民娯楽として発展してきた里神楽に着目する。その成立過程や特徴について専門的見地から講義を行うと共に、実際に演じ手をお招きして里神楽の実演を鑑賞頂き、地域の伝統芸能への理解を深めあわせてその課題を検討する。
    なお、講座参加者に高齢者が多いことや、学内行事が重なる時期等の諸般の事情を勘案し、現段階は10月14日(土)・ 10月21日(土)を実施予定とした。
  • 研究プロジェクト6「高齢者の日常生活と認知に関する研究」の実施計画(2017年度より新規 1年目)
    加齢に伴って認知機能が特徴的に変化する中で、心身の健康を維持し、自立して幸福な生活を送ることは、高齢者にとって重要な課題である。高齢者の心身ともに豊かな日常生活を的確にサポートするためには、高齢者の日常生活の特徴および認知的特徴の関連について明らかにする必要があると考えられる。本研究では、高齢者を対象としてインタビューや調査、実験等の心理学的な手法を用いて検討を行い、主として若年者と比較することで高齢者の認知的特徴を明らかにすることを目的とする。
    3年計画を基準として、1年目は文献調査や研究計画の策定、研究材料の作成、および実験・調査等の施行、2年目は実験・調査等の施行、3年目は研究のまとめを行う予定である。研究参加者は以下の計6名で実施する予定。※︎鎌田晶子(人間科学部 教授: 研究員),秋山美栄子(人間科学部 教授: 研究員(新規),増田知尋(人間科学部 准教授: 研究員),田中真理(鹿児島県立短期大学 准教授: 客員研究員),新井哲也(人間科学部 非常勤: 客員研究員),草野勉(人間科学部 非常勤: 客員研究員)。
  • 研究所ホームページの改善、及び情報提供
    昨年度に引き続き、研究所ホームページの改善と情報提供を進める。より見やすく、かつ研究所の研究・教育の状況を国内外に発信するよう努める。
  • 「水島恵一賞」に絡む選考、及び表彰
    昨年度に設置をみた若手研究者の優れた研究成果(紀要論文に投稿された論文から選出)の中から、「水島恵一賞」に該当する論文を選出し、表彰を行う。

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