2019年度 事業計画の概要

1 : 事業計画概要

当研究所の活動は、人々の生活に関わるさまざまな事象や問題を学術的に研究及び教育することを通じて、人々の生活の向上及び地域社会の進歩発展に貢献しようとするものである。その具体化を図るために2019年度も引き続き研究紀要「生活科学研究」(第42集)の刊行、学内外の研究員の定期的研究会と研究報告会、公開講座の開催等を計画している。また、研究員及び客員研究員による共同研究プロジェクトを進める。今年度は、「高齢者の日常生活と認知に関する研究」(3年目)を継続実施する他、新規プロジェクトとして「若者の社会参加とボランティアの様相」を開始する。なお、当研究所のWeb上のホームページからの情報発信の一層の活発化を促進する他、研究所紀要投稿論文の中から引き続き「水島恵一賞」の選考を行う。

2:具体的な事業計画

① 生活科学研究所紀要「生活科学研究」第42集の刊行

生活科学をはじめその関連領域における研究成果である論文、研究ノート及び資料の掲載を予定している。紀要の項数200頁程度、発行部数500部を予定。

② 生活科学研究所運営、定例研究会及び研究報告会の計画・実施

学内の研究員を中心に毎月定例会を計画している。各研究員、客員研究員及び準研究員の研究経過報告を中心に行う。研究員の輪番で7,8回は研究の周辺について話題提供の時間を取り、所内の研究報告会も実施する。また共同研究プロジェクトごとの分科会も随時開催する予定である。
さらに例年通り、学内外の研究員等による研究成果公開の機会として、研究報告会を12月に開催する予定である。

③ 生活科学研究所ホームページ(以下、HP)の充実の計画

生活科学研究所のHPの現状は情報発信を充実し、HPのデザインの変更やの充実を図るとともに定期的な更新を行う。今年度はHPのデザイン等の改良を昨年度に継続して検討する。より機能的で見やすく、さらに充実した情報提供を目指す。あわせて研究所の研究・教育の状況を国内外に発信するように努める。

④ 研究員の受け入れ

2019年度も研究員、客員研究員等の受入を行う。いずれも生活科学研究所で関わった研究を中心に研究計画の提出、及び年度末に研究報告の提出を求める。

⑤ 公開講座の企画及び実施の計画

今年度も、市民一般を対象とする公開講座を計画・実施する予定である。公開講座のテーマは4月・5月の定例会で検討し、決定する計画である。なお、学内行事が重なる時期等の諸般の事情を勘案し、今年度の公開講座も昨年度に引き続き10月ないし、11月に1日の予定で実施を計画している。

⑥ 研究プロジェクト6「高齢者の日常生活と認知に関する研究」の実施計画(2017年度より3年目)

加齢に伴って認知機能が特徴的に変化する中で、心身の健康を維持し、自立して幸福な生活を送ることは、高齢者にとって重要な課題である。高齢者の心身ともに豊かな日常生活を的確にサポートするためには、高齢者の日常生活の特徴および認知的特徴の関連について明らかにする必要があると考えられる。本研究では、高齢者を対象としてインタビューや調査、実験等の心理学的な手法を用いて検討を行い、主として若年者と比較することで高齢者の認知的特徴を明らかにすることを目的としている。昨年度までにインタビュー調査や質問票による調査を行ったため、本年度は、その分析と、併せて昨年度実施できなかった実験研究を行う予定である。

⑦ 研究プロジェクト7「若者の社会参加とボランティアの様相」の実施計画(2019年度より1年目)

我が国では災害や大規模イベント等の場面において活躍するボランティアが注目されている。なかでも若者のボランティア参加は、社会の一員として自立し,権利と義務の行使により,社会に積極的に関わろうとする態度を身に付けるため,社会形成・社会参加に関する教育(シティズンシップ教育)の観点からも教育内容として注目されている。また、ヨーロッパの若者政策においても、能動的市民性(アクティブ・ シティズンシップ)の育成という観点からも着目されている。この研究では、若者のボランティア参加について、定量的定性的な調査を行い、社会参加の観点からその特徴を描き出すことを目的とする。

⑧ 「水島恵一賞」に係る選考、及び表彰

2016年度に設置をみた若手研究者の優れた研究成果(紀要論文に投稿された論文から選出)の中から、「文教大学生活科学研究所水島恵一賞」に該当する論文を選出し、表彰を行う。2017年度にはじめて第1回受賞者が選考された。今年度は引き続き、第2回受賞者の選考、及び表彰を行う予定である。

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