生産管理論

経営情報学科 専門科目・2年生以上対象
6105教室
担当:根本 俊男
(研究室:3号館2階3209研究室)

お知らせ 受講生の皆さんへ

 
     
  生産管理論は秋学期開始です

講義の連絡等はこの掲示板を用いて行います.定期的にチェックしてください.

 
     


講義内容 (シラバス)

講義概要

生産管理論においては,生産工程において必要なオペレーションズ・リサーチ(以下「OR」)の手法を習得する.

具体的には,主に,生産予測,スケジューリング,在庫管理が主な内容になる.いずれの題材も実際に生産現場においてスタッフとなった場合に必要不可欠な技術である.また,経営情報学科卒業者が当然身につけているIT(情報技術)として企業が期待している中核技術のひとつでもある.経営情報学科が経営学科ではないことを考えれば経営情報学科におけるORの重要性は容易に理解できるであろう.経営情報を学ぶ者にとって大変重要な知識であるORの基礎的な部分は第3セメスタに行われる「OR」の講義において学び,この講義では生産管理の現場において重要な知識を集中して習得する.そのために,第3セメスタにおいて「OR」の単位を修得し,基礎的な部分を固めた上でこの科目を履修することが強く望まれる.第3セメスタで「OR」を履修することなく,いきなり「生産管理論」を履修することは土台のしっかりしない地盤にビル建設をはじめるようなものである.講義科目の順序性をしっかり認識し自らのカリキュラムを考えてほしい.

また,OR系の科目としては第5セメスタに「数理計画」,第6セメスタには「経営シミュレーション」と「意思決定論」が配置されている.これらの科目の基礎部分に生産管理論がなっていることも認識してほしい.ORを修得するには多くの問題例に取り組む必要がある.そのために,講義時間だけでは足りないので相当量の課題を毎回課す予定である。受講者は実習・課題に取り組む十分な時間を確保しておいて欲しい。 

本講義は根本ゼミナールを希望する場合の履修条件に指定される予定である.

講義計画

生産管理に必要な知識や学んで欲しい素材はたくさんありとてもすべては教えきれません.他大学の講義内容を見るとなるべく基礎的な内容をまんべんなく教えるようになっています.しかし,ORが重要な学習科目の一つとなっている文教大学経営情報学科では週2回という比較的多くの時間が割り当てられていることを活かして広く基礎的な部分はもちろん、理解が表面的なもので終わらないように,取り上げるテーマによっては,深い部分にも取り組んでいきたいと考えています。

秋学期


教科書・参考書

 

講義をしながら、受講生の様子を見て内容の難易度を変化させていくので、特に教科書と俗に認識される本は使用しないつもりです。
講義内容を補完するために自学を進める本として以下の参考図書を推薦しておきます。(私も講義内容の参考に使っています.)多くの本を紹介しますが自分に合う本を見つけて読み切るのが良いと思います.以下に紹介した本はほとんど図書館にそろえてあります.

OR全般の初心者向き入門書

オペレーションズ・リサーチ全般

Excelなどを用いてのORへのアプローチ

参照 「OR」での図書紹介 「数理計画」での図書紹介


評価方法

評価は2回(中間・期末試験)行うテスト結果により行う。

ただし,試験の点数(100点分)に,日頃の講義への積極性や毎回課す課題等の状況もプラス点として考慮する場合もある。

 


更新日時: 2003年9月25日