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研究課題


学習計画を重視する予備登録方法の提案

研究概要


 学期始め、各自が学修計画に基づいて、その学期の授業を受けて単位を修得するために授業計画をたて、履修する科目をあらかじめ登録する手続きがあります。 この手続きの主な流れは予備登録、予備登録結果発表、履修登録となっています。本研究では文教大学の講義履修の際に行われる 予備登録制度について考えるものです。

1.予備登録制度とは:
 演習科目などの受講人数を制限する科目については、予備登録を行います。その科目を予備登録科目といいます。予備登録科目の履修を希望する場合、指定された期間に「予備登録マークシート」を提出して履修許可を得てください。受講希望者が多数の場合は抽選となります。登録をしないと授業を受けることはもちろん、試験を受けることもできなくなり、単位も認定されません。

2.予備登録制度の仕組:
 a.履修登録の前に行われる受講人数を制限する科目については予備登録を行います。
 b.予備登録対象科目の履修を希望する場合、指定された期間に「予備登録マークシート」を提出します。
 c.マークミスの修正はできません。
 d.予備登録結果発表によって、許可を得た科目は履修しなければなりません。
 e.希望者多数の場合、抽選で決めるという仕組となっていま

3.予備登録制度の問題点:
 (1)予備登録のプロセスが不適切
 (2)計画通りに履修することの難しさ
 (3)長期的な履修計画への困難
 (4)系統的な履修の難しさ
 (5)予備登録会場の混乱
 (6)予備登録期間の無駄な経費(アルバイト料)
 (7)予備登録のために、学校への無駄な往復
 (8)人数制限があるので、希望する授業が取れるとは限らない
 (9)予備登録の結果による学生のストレスになると考えられる
 (10)教務課の二倍仕事量

5.問題の解決案:
 (a)大学においての学習:
大学においての学習は単位を取得し、学位を得て、卒業することで完了します。なので、各自の学習目的に応じて系統的に履修することが重要です。また、将来に携わりたい仕事や進路を順調に進めるために計画性が問われます。また、大学は学生の特長を重視し、将来に社会でその特長を十分生かせる道を導くことが教育方針の一つです。このように系統的な学習するために計画性が重要となります。
 (b)学習計画を重視する予備登録:
 特徴は現行予備登録に影響されず、計画通りに履修できる方法です。その対象は学習計画を持っている学生となります。 しかし、ここで問題となるのは、計画を持っている学生の判別方法に対して、明確な基準作りが困難であることです。

研究動機


 文教大学では履修制限を行うために、予備登録制度を取り入れています。この制度は一見に全員平等のように見えますが、実際には学生の意欲が反映されない制度なのです。文教大学平成16年度学友会アンケートによると、予備登録制度についての質問に対して、回答者のうちに80%以上が「改善してほしい」と答えています。予備登録期間の混雑、面倒な手続などは事実なのですが、しかしながら、学生が予備登録に対して本当の不満はこのような問題なのかという疑問を感じました。そこで、学生の不満の原因を辿り、予備登録制度を改善できないかと考えました。

 

研究意義

大学における学修は、卒業所得単位を修得し、学位を得て、卒業することで完了します。しかし、 明確な学修目的を持たず、ただ決められた単位数を数字の上で揃えるだけのような履修計画では、たとえ4年間で卒業できたとしても、 大学の卒業生にふさわしい能力と見識を持つことはできませんカリキュラムに設けられた授業科目は、特に選択科目においてはさまざま な領域に及ぶため、全般的な知識を修得するのか、特定分野についての深い知識を修得するのか、特定の資格の取得を目指すのか等 、各自の学修目的に応じて系統的に履修することが重要です。
本研究では現行文教大学の予備登録制度の検討することによって、問題を分析し原因を指摘、改善方法を求められることを目指します。 その結果によって、学生は外部の影響に左右されない長期的な履修計画ができます。更に、卒業後の将来像を実現するた めに、自由に計画的な履修登録の設計までサポートを目指します。

研究計画


2004年   5月、6月   勉強
        7月、8月   中間発表準備
        9月      中間発表(夏合宿)
        10月     勉強
        11月     論文初校提出
        12月     最終発表
       

2005年   1月      卒業論文提出
        2月      卒業論文一般公開

 

 

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