2-2: 現状
履修登録の方法
履修登録を行う際に必要な書類として、履修のてびき・授業概要・授業時間割表・ 履修科目届・履修登録表マークシートの5つの書類がある。これらの書類のうち、 履修のてびきは入学時のみ、授業概要・授業時間割表は各学年度の始めに、履修科 目届・履修登録用マークシートは各セメスターの始めにそれぞれ配布される。学生 は、履修のてびき・授業概要・授業時間割表を参考にして履修計画を作成する。作 成した履修計画は、履修科目届・履修登録用マークシートに記入し教務課に提出す る。ここでは、履修登録に必要な履修科目届・履修登録用マークシートについて詳 しく説明する。
(1)履修科目届
この用紙は文教大学所定の様式で2枚複写になっており,1枚目は教務課提出用、2 枚目は学生控え用となっている。
記入内容としては、時間割コード、科目名、クラス、単位、履修区分、担当教員名 、総履修単位数、学生基本データがある。
履修登録の際には、この履修科目届の項目である科目名が最も重視される。もし学 生の意思とは異なる科目が登録された場合には、学生控え用に書かれている科目に 変更する事ができる。ただし、学生控え用に書かれていない科目の変更・追加・削 除を行う事はできない。
再履修を行う際には、再履修する科目を赤枠で囲まなければならない。
(2)履修登録用マークシート
このマークシートは,履修科目届に記入した授業科目などをコンピュータで処理す るために記入事項を記号化して提出する書類である。ここで記入した時間割コード が、後に教務課が発行する履修登録表として配布される。そのため、履修科目届に 記入した通りの時間割コードを記入しないと履修登録エラーとして表示される結果 となる。
履修登録エラー内容
実際に教務課発行の履修登録表に表示されるエラーとして、以下のものがあげられ る。
エラー種別 エラーコメント 存在しない時間割コード 登録された時間割コードが授業時間割表に存在しない場合。 同一時限の二重登録 同一時限に二重登録した場合。 同一科目の二重登録 同一科目を2つ以上登録した場合。 連結科目の片方のみの登録 一週間に2回の授業がある科目で、片方しか登録されていない場合。又は2時限連続科目で、片方しか登録していない場合。 受講対象科目以外 当該学生が受講できない科目を登録した場合。 対象カリキュラム以外 当該学生がカリキュラムに無い科目を登録した場合。 開設セメスターが上の科目 当該学生のセメスターよりも開設セメスターが上の科目を登録した場合。 既得科目の履修登録 既に単位を取得した科目を登録した場合。 必修科目不足 今回の履修登録までで、登録していない必修科目が残っている場合。 登録単位数超過 1年間の履修単位22単位を超えた場合。(前学期の成績でAA及びA評価を18単位以上 修得した場合、その学期に限り26単位まで履修可能)
※このエラーの中の必修科目不足は、履修登録に直接関わるエラーではない。このエ ラーが出たからといって、再び履修登録をして追加することができない。登録におけ る警告として履修登録表に表示されただけである。
この表は大きく3つに分けて表示することができる。1つめは、履修登録制度を理解し ていないがために発生するエラーで制度エラーとする。2つめは、学生が履修計画の 作成する際に発生するエラーで学生エラーとする。3つめは、履修科目届・履修登録 用マークシートに記入する際に発生するエラーでマークエラーとし、以上3つのエラ ー区別で表示する。
- <制度エラー>
- 同一時限の二重登録・受講対象科目以外・開設セメスターが上の科目・登録単位数超過
- <学生エラー>
- 同一科目の二重登録・対象カリキュラム以外・既得科目の履修登録・必修科目不足
- <マークミス>
- 存在しない時間割コード・連結科目の片方のみの登録
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