◎「生活に満足」7割
内閣府の発表した「国民生活に関する世論調査」によると、現在の生活に「満足」「まあ満足」と感じている人の
割合は、合計71.0%(前年比3.7ポイント増)で過去2番目に高くなった。
項目別に見ると、「所得・収入」は47.9%で前年比3.7ポイント増、「資産・貯蓄」は42.5%で同5.1ポイント増だった。
調査は1958年からほぼ毎年実施されており、今回は今年6月に20歳以上の男女1万人を対象に実施された。
回収率は60.8%だった。
(『読売新聞』2013年8月11日付け)
◎英語学ぶと右脳が大きく
英語を学ぶと脳の右前頭葉の容積が増えることを国立精神・神経医療研究センターの花川隆部長と国際電気通信
基礎技術研究所の細田千尋研究員らが突き止めた。英語学習によって脳が変化することを裏付ける成果だという。
言語習得のメカニズムの解明や失語症のリハビリなどに役立つ可能性がある。
日本の大学生24人に4か月、英語学習プログラムを受けてもらった。その結果、プログラムを受けた学生は
受けていない学生に比べた、右前頭葉の一部の容積が平均約6%増えた。
(『日本経済新聞』2013年8月21日付け)
◎就活繰り下げ 学生7割反対
就職情報サービスの日経HRは、経団連が就職活動の解禁時期の3か月繰り下げを決めたことに対して、
大学生と教職員への意識調査をまとめた。
大学生の7割が反対する一方、教職員の6割が賛成した。就活の日程変更は学生の学業優先がねらいだったが、
学生と教職員で意見が分かれた。
(『日本経済新聞』2013年7月11日付け)
◎喫煙で死亡 年600万人
世界保健機関(WHO)は、喫煙による死者が世界で年間600万人に上り、対策が強化されなければ
2030年までに年間死者が800万人に達する可能性があるとの統計を発表した。
たばこは肺がんや心臓血管の疾患などの原因になるとされる。
(『日本経済新聞』2013年7月11日付け)
◎赤ちゃん 金色が好き
中央大学の山口真美教授らの研究グループは、生後7〜8か月の赤ちゃんがほかの色に比べて金色を
好むことを実験で突き止めた。大人と同じように、金色を色として認識しており、特別視する傾向があるという。
光沢を付けた緑色と黄色の物体が並んだ画像を15秒間見せ、それぞれじっと見つめている時間を比べ、
時間が長いほど興味を持っているという前提で実験した。
赤ちゃんが金色を見ている時間の割合は全体の約55%で、緑色を見ている時間よりも10ポイント高かった。
(『日本経済新聞』2013年6月27日付け)
◎園児・児童のなりたい職業 「警察官」「看護師」2位に浮上
第一生命が7/5に発表した保育園・幼稚園児と小学生(1100人)を対象とした調査によると、「大人になったらなりたい
職業」は、男子が3年連続で「サッカー選手」、女子が16年連続で「食べ物屋さん」がトップだった。
以下、5位までの調査結果を示す。カッコは前回の順位
<男子>
1.サッカー選手(1位)
2.学者・博士(3位)
2.警察官・刑事(6位)
4.野球選手(2位)
5.テレビ・アニメ系キャラクター(14位)
<女子>
1.食べ物屋さん(1位)
2.看護師さん(5位)
3.保育園・幼稚園の先生(2位)
4.お医者さん(12位)
5.お花屋さん(6位)
5.学校・習い事の先生(3位)
(『読売新聞』2013年7月6日付け)
◎大学選び「地元志向」強まる
今春、大学に進学した新入生の48%が志望校の選択時に「地元に残りたい」と希望していたことが、
リールートマーケティングパートナーズの調査で分かった。
調査は今年3月に高校を卒業した全国の男女を対象に3256人が回答した結果である。
志望校選びで重視した点を尋ねる質問では、「学びたい学部・学科・コースがある」(74.8%)、「校風や雰囲気が良い」
(47.5%)、「自宅から通える」(40.7%)などが上位に入った。
(『読売新聞』2013年7月5日付け)
◎寝る前スマホ 眠りに悪い
夜に寝床でスマートフォンをよく使う学生は、大学の講義中に居眠りをしやすい、という研究結果を、
大阪バイオメディカル専門学校の吉村道孝講師(臨床心理学)が日本睡眠学会で発表した。
研究は大学生337人を対象に、消灯後にスマホを使う頻度と睡眠の内容を尋ねたものである。
(『読売新聞』2013年7月1日付け)
◎中高生2割 授業居眠り
厚生労働省研究班が中高生約9万6千人を対象にした全国調査で、中学、高校生の2割以上が授業中に
居眠りしていることがわかった。
居眠りについて、過去30日間に「まったくしなかった」「めったにしない」「時々した」「しばしばした」「常にした」
の5段階で聞き、「しばしば」と「常に」の合計を居眠りとした。
居眠りは中1では8.5%だったのが、中2,中3で14%に増え、高1で29%、高2で32%、高3で31%となった。
男子は25%、女子は22%だった。
就寝時刻が遅くなり、睡眠の質が低下するのが一因としている。
(『読売新聞』2013年6月21日付け)
◎甘いワナ 食わぬゴキブリ
米ノースカロライナ州立大学の勝又綾子主任研究員らが、サイエンス誌に発表したところによると、
甘い物好きのゴキブリの中には甘みを苦いと感じて食べないタイプがいるという。
駆除剤による絶滅を逃れるための生存戦略と見られ、こうしたゴキブリに対する駆除剤を改良しなければ
ならないかもしれない。
勝又研究員らは、7000匹以上のゴキブリにブドウ糖や塩などを与えて神経経路の反応を調べた結果、
一部のゴキブリは苦みの神経回路が働くことがわかった。
(『読売新聞』2013年5月27日付け)