文教大学 情報学部・メディア表現学科/大学院・情報学研究科竹林紀雄 研究室

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プロフィール

プロフィール

 

竹林紀雄
Norio Takebayashi

文教大学情報学部 メディア表現学科 教授
文教大学大学院 情報学研究科 教授
映像作家 TVディレクター TVプロデューサー
文化庁芸術祭執行委員
日本映画監督協会 理事

 1958年(昭和33年)、小倉市(現・北九州市)生まれ。学生時代より8ミリ、16ミリフィルムの自主制作映画の制作に取り組む。さらに、イメージフォーラム映像研究所で、アートとしての映像表現や先端的な映像制作スキルを学ぶ。1984年4月、日経映画社(現・日経映像)に入社。以来24年間、日本経済新聞社のマルチメディア展開に伴い、テレビ大阪、テレビ東京、日本経済新聞社東京本社編集局、日経CNBCと、日経グループの映像メディアで、報道からエンターテインメントまで様々なジャンルのテレビ番組や映像作品の構成、演出、プロデュースに取り組んだ。30代は、プロ資格のダイバーであるという特技を生かし、海洋を舞台にしたドキュメンタリー番組の演出を数多く手がけている。40代を迎えようとする頃からは、『美の巨人たち』、『ドキュメンタリー人間劇場・母ちゃんになりたい』等、ノンフィクション、ドキュメンタリー番組で人の生きざまを描くことに軸足を移している。

 2001年4月からは、企業勤務と二足の草鞋で、東京造形大非常勤講師、そしてイメージフォーラム映像研究所講師等、映像表現の専門教育に携わる。2007年4月、文教大学に着任。映像メディアや映像表現の研究に取り組むと共に、次代の映像クリエイターの育成に取り組んでいる。その後も、『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ)、『アースダイアログ』(BSジャパン)、『Direct Talk』(NHK)、等、テレビ番組の構成、演出、プロデュースを行う。さらに、パリ(仏)で開催されたJapanEXPOの参加作品『青澄ASUMI』や映画誕生100年を記念して制作した『活動寫眞B-1』、『活動寫眞B-2』等のアート映像作品を発表するなど、映像表現の可能性を拓く創作活動や研究にも取り組んでいる。最近では、文化庁芸術祭、FNSドキュメンタリー大賞や山形国際ドキュメンタリー映画祭などの審査をつとめることも多い。日本アカデミー賞協会正会員。放送批評懇談会正会員。立教大学大学院博士前期課程修了。

研究のキーワード

  • 映像表現理論の系譜
  • 創成期のテレビメディア
  • ドキュメンタリーの発祥
  • ドラマとドキュメンタリーにおける虚構と現実の境界
  • 記憶と映像
  • 映像におけるアート表現の可能性
  • 次世代超高精細映像における臨場感や奥行き感が拓く可能性

主な執筆物

論文

  • 「コロナ禍とテレビメディアに関する一考察~感染拡大に備え、伝えるために~」、『湘南フォーラム』第25号・特集2新型コロナウイルスが変える世界The World The COVID-19 Changes、特集論文、2021年3月12日発行、P81-P90(森憲一と分担執筆)
  • 「りんけんバンド・照屋林賢と琉球語(ウチナーグチ)」、『湘南フォーラム』第24号・特集メディア表現の源流を探る、特集論文、2020年3月28日発行、P19-P29
  • 「創成期のテレビ・ドキュメンタリーにおける映像表現のルーツとは:テレビ・ドキュメンタリーの開拓者・鈴木久雄に聞く」、『湘南フォーラム』第23号・特集コンテンツ表現を考えるⅡ、巻頭論文、2019年3月28日発行、P3-P14
  • 「テレビディレクターの著作権意識についての報告(1)-テレビディレクター50人への調査結果から-」、『湘南フォーラム』第22号・特集コンテンツ表現を考える、巻頭論文、2018年3月19日発行、P3-P17

書籍

  • 「日本映画史叢書5 映画は世界を記録する~ドキュメンタリー再考~」森話社、2006年9月発行(共著)

新聞

出版・文字媒体

  • 『テレビを創作するものは誰なのか』日本映画監督協会、『映画監督』2022年4月号
  • 「7回目の山形は審査委員」日本映画監督協会、『映画監督』2019年11月号
  • 「テレビディレクターと著作権~テレビ番組を創作したのは誰なのか~」日本映画監督協会、『映画監督』2018年5月号
  • 「べスト&ワースト」放送批評懇談会『GALAC』2016年7月号
  • 「シリーズ こんな映画祭に行ってきました ~アジアフォーカス福岡国際映画祭~」日本映画監督協会、『映画監督』2014年12月号
  • 「テレビメディアの特性と可能性について」文教大学大学院情報学研究科、『IT News Letter 2010年春号』2010年2月発行
  • 「テレビ・ドキュメンタリーは何を描くのか」文教大学大学院情報学研究科、『IT News Letter 2013年夏号』2013年6月発行

研究発表・講演等

学会発表

  • 「TVディレクターの著作権意識についての一考察~テレビ番組を創作したのは誰なのか~」日本映像学会第45回全国大会/山形大学・東北芸術工科大学、2019年6月
  • 「テレビメディアの映像表現における一考察」日本映像学会第37回全国大会/京都精華大学、2011年5月
  • 「テレビ・ドキュメンタリーの課題と可能性 テレビ番組の映像表現における「虚構」と「現実」についての一考察」日本映像学会第34回全国大会/北海道大学、2008年6月

講演・シンポジウム等

  • フォーラム「邦画の匠たち~映画作りを語る~」文教大学湘南総合研究所主催 湘南文化フォーラム2019/文教大学湘南校舎、2020年1月/司会・進行 講師:崔洋一(映画監督、日本映画監督協会理事長)、根岸吉太郎(映画監督、東北芸術工科大学理事長)、平山秀幸(映画監督)
  • シンポジウム「スクリーンの修辞学」日本映像学会主催ISMIE2016/日本大学江古田校舎、2016年12月
  • シンポジウム「現在の映像教育とその表現を巡って」日本映像学会主催ISMIE2013/新宿三井ビル、2013年10月
  • シンポジウム「学生映像作品にみる映像表現諸問題」日本映像学会主催ISMIE2011/東京オペラシティ、2011年11月
  • シンポジウム「メディアと映像表現」日本映像学会主催ISMIE2010/東京オペラシティ、2010年11月
  • シンポジウム「実写か!アニメーションか!-Part2-」日本映像学会主催ISMIE2009/東京オペラシティ、2009年11月
  • 基調講演「映像表現教育における理念と具体的展開について」第一回デジタルコンテンツフォーラム基調講演(藤沢市)、2010年3月

主な映像作品

放送

  • 「Direct Talk/Reviving a Theme Park(よみがえったテーマパーク)ハウステンボス社長、HIS会長/澤田秀雄 編」NHK、2017年3月6日※世界同時放送、企画、取材、構成、演出、編集
  • 「Direct Talk/Sharing the delicious ramen bowl(ラーメンの美味さを伝えたい)力の源カンパニー社長/清宮俊之 編」NHK、2017年2月13日※世界同時放送、企画、取材、構成、演出、編集
  • 「ザ・ノンフィクション/夢を追う男、ついてゆく女」フジテレビ系列各局/BSフジ/フジテレビONE TWO NEXT、2016年8月21日、企画、構成、演出、撮影
  • 「ザ・ノンフィクション/せいらの結婚」フジテレビ系列各局/BSフジ/フジテレビONE TWO NEXT、2016年3月13日、企画、構成、演出、撮影、プロデューサー
  • 「特別番組/相武紗季 アース・ダイアログ ~世界遺産からのメッセージ~ 世界最大の滝 イグアス」BSジャパン、2012年10月4日、構成
  • 「特別番組/相武紗季 アース・ダイアログ ~世界遺産からのメッセージ~ 天空の都市・マチュピチュの謎」BSジャパン、2012年7月7日、構成

上映

  • 「活動寫眞B-1」多摩美術大学共同研究「映像表現の源流を検証する」、2015年7月、企画、構成、演出、撮影、編集、プロデューサー
  • 「活動寫眞B-2」多摩美術大学共同研究「映像表現の源流を検証する」、2015年7月、企画、構成、演出、撮影、編集、プロデューサー
  • 「青澄ASUMI」JapanEXPO(仏、パリ市)、2014年7月、企画、構成、演出、撮影、編集、プロデューサー

所属学会

  • 日本映像学会(2002年4月~現在に至る)
  • 日本アニメーション学会(2007年6月~現在に至る)
  • 日本バーチャルリアリティー学会 (2007年6月~2015年12月)
  • 日本マス・コミュニケーション学会(2013年4月~現在に至る)

所属団体

  • 日本映画監督協会 (2003年12月~現在に至る)
  • 日本アカデミー賞協会 (2006年11月~現在に至る)
  • 映像三団体連絡会(2004年1月~現在に至る)
  • 放送批評懇談会(2010年4月~現在に至る)

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