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取り組み事例

2025.04.01

教育学部 金森強ゼミナールと情報学部 奥村真司ゼミナールの学生がメタバースによる小学校英語授業に参加しました

  • 4.質の高い教育をみんなに
  • # 教育
  • # 課外活動

3月6日(木)、本学の共同研究(教育学部:金森、福田、土肥、情報学部:奥村)の一環として、教育学部 金森強ゼミナールの学生と情報学部 奥村真司ゼミナールの学生が、静岡県浜松市立西小学校・髙井季代子先生が指導する児童とメタバースにおける言語活動に参加ました。

「中日新聞」の子ども用サイト「ちゅーすく」(3月7日)でも記事として取り上げられ、子ども達からは、メタバース空間での大学生との交流で「会話をするのは難しかったけれど、英語を思い出しながら楽しく話せた」「相手がアバターで現実の顔が見えなかったので、緊張せずに質問できた」等の声が掲載されました。また、高井教諭からは、「多くの子どもたちは大学生の支えにより、コミュニケーションを楽しんでいたようでした。思ったより話せたと笑顔で報告してくれました。〇〇さんは優しいよ、など、大学生、さすがだなと思いました。」と言う感想を頂きました。

メタバースを用いた英語による言語活動の取り組みは、沖縄県名護市教育委員会の協力を得て、昨年11月に小学校・中学校合わせた5クラスで実施してきており、教育学部の金森ゼミナールと福田ゼミナールの学生が2回にわたり参加しています。

仮想空間の中でのアバター同士の英語による言語活動を成功させるには、小学生に対する効果的なフィードバックが重要であり、ICTを用いた指導の進め方に関して多くを学ぶ機会になっているようで、フィードバックやリキャストの在り方等の重要性に気づく機会となったと学生からの振り返りが多く聞かれました。

今後、多様な学習形態を保障する方法の一つとしてメタバースを用いた教育実践の可能性が考えられます。教職課程を履修している学生、教育学部の学生にとっては、児童・生徒と触れ合いながら、指導者としての資質能力の向上を目指す良き機会として考えられるところです。日本、世界の様々な学校間の交流にも用いることができるメタバースを用いた授業実践の可能性について、研究を継続することが考えられています。


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メタバース空間における言語活動

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