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取り組み事例

2025.11.17

経営学部 田中克昌ゼミナールが能登半島震災復興支援「丸箸プロジェクト」を華叉祭で実施しました

  • Goal.全目標達成
  • # 研究
  • # 社会貢献

経営学部 田中克昌ゼミナールが、2025年11月8日(土)に開催された文教大学東京あだちキャンパス「華叉祭」において、能登半島地震の復興支援を目的とした特製箸「丸箸(まるばし)」の販売を行いました。

本プロジェクトは、丸亀製麺(株式会社トリドールホールディングス)、輪島塗箸の老舗‧岩多箸店(石川県輪島市)、そして同ゼミナールが協働して開発したものです。売上金の全額を能登半島震災復興支援のために寄付いたします。
さらに華叉祭では、トリドールHD主催「持続可能ビジネスコンテスト」の優勝賞品として丸亀製麺のキッチンカーが来訪し、無料で200食の天ぷらうどんが振る舞われました。来場者はできたてのうどんを味わいながら、学生たちと対話し、社会貢献活動を直接応援する機会となりました。

【プロジェクトの背景】
2024年1月1日に発生した石川県能登半島地震は、輪島市をはじめとする地域に甚大な被害をもたらしました。特に、重要無形文化財「輪島塗」の生産地では、多くの工房が倒壊‧焼失し、職人の流出や後継者不足が深刻な課題となっています。田中ゼミナールでは、伝統技術の承継と被災地復興の両立をテーマに、2024年度第4回トリドール持続可能ビジネスコンテストにおいて最優秀賞を獲得しました。今回の「丸箸プロジェクト」は、その優勝企画をもとに、学生たちが社会実装を目指して実現したものです。

【PBL(課題解決型学修)としての取り組み】
本プロジェクトは、文教大学経営学部で実践しているPBL(Project-Based Learning:課題解決型学習)の一環として実施されました。田中ゼミナールでは、学生が自ら社会課題を発見し、企業や地域と連携して企画‧実行‧検証までを一貫して行う実践的な学びを重視しています。今回の活動を通じて、学生たちは被災地支援と伝統工芸の価値継承という二重の課題に挑み、学びを社会貢献へとつなげました。

【丸箸(まるばし)の特徴】
「丸箸」は、香川県丸亀市にちなんだモチーフと、石川県輪島市の伝統技術が融合した特別仕様の塗箸です。
・木地:軽く丈夫なヒバ材
・意匠:香川県の瀬戸内海をイメージした「青海波」文様。丸亀うちわをあしらった縁起の良いデザイン。
・製作:岩多箸店(石川県輪島市)
この箸は、漆の堅牢性と美しさを兼ね備えるとともに、「末広がりの幸運」や「続く幸せ」を象徴するデザインが施されています。

【今後の展開】
「丸箸」は、華叉祭での販売に続き、11月21日(金)・22日(土)開催の「丸亀うどん祭り2025」(主催:丸亀市、トリドールHD、丸亀製麺)でも販売される予定です。田中ゼミナールでは、学生が中心となって被災地支援と伝統工芸の価値発信に取り組み、今後も「持続可能な共創型ビジネスモデル」の実践研究を進めてまいります。

【関連情報】
・イベント名:文教大学東京あだちキャンパス 華叉祭
・日程:2025年11月8日(土)
・場所:文教大学東京あだちキャンパス
・販売商品:丸亀製麺 漆塗箸「丸箸」
・協働企業・団体:株式会社トリドールホールディングス、岩多箸店(石川県輪島市)、文教大学経営学部田中克昌ゼミナール

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