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第2章 研究の成果

2.1 ストリーミング配信とインターネット
 
(1)インターネット利用頻度とストリーミング配信利用経験
 

  まず、「どのくらいの頻度でインターネットを利用していますか」という設問をおき、インターネット利用頻度を調査した。結果は図2-1-1のとおりである。
 
  グラフより、「一日に1回」と「一日に数回」を合わせると、約半数が毎日利用していることから、全体の傾向として、インターネットの利用頻度は非常に高いと言える。
 

 
 次に、「ストリーミング配信を利用したことがありますか」という設問をおき、ストリーミング配信を利用したことがあるか、調査した。結果は図2-1-2のとおりである。


 
  グラフより、「利用したことのある」人が61.5%と半数以上を占め、利用度はかなり高いことがわかる。以上のことから、認知度も高いと思われる。
 

 
 以上の結果を踏まえ、「インターネット利用頻度」と「ストリーミング配信利用の有無」の関係を調べるべく、クロス集計を行った。

  なお、インターネット利用頻度においては、
「一日に数回・一日に1回」→「毎日」
「週に数回・週に1回 →「週に1〜数回」
「月に数回・月に1回・めったに利用しない」→「時々」
の3グループに再定義した。その結果を、図2-1-3に示す。
 


 
 グラフより、インターネットの利用頻度が高いほど、ストリーミング配信を利用したことのある人が多い傾向が顕著である。
 
(2)ストリーミング配信利用頻度
 
  「どのくらいの頻度でストリーミング配信を利用していますか」という設問をおき、ストリーミング配信利用頻度を調査した。結果は図2-1-4のとおりである。

 
 グラフより、「週に数回」と「月に数回」ストリーミング配信を利用している人が多いことがわかる。「めったに利用しない」人も25.0%いたが、平均を求めると週1.5回程度となっている。


(3)閲覧コンテンツ時間
 

  「普段ストリーミング配信で、どのくらいの長さのコンテンツを最も多く閲覧していますか」という設問をおき、ストリーミング配信でよく閲覧しているコンテンツの時間について調査した。結果は図2-1-5のとおりである。

 
 グラフより、「1分以上5分未満」が最も多く、次いで「15秒以上1分未満」であることから、比較的短時間で閲覧できるコンテンツの人気が高いと言える。

 しかし、「30分以上1時間未満」や「1時間以上」と答えた人もいることから、利用する目的によって、かなり変わってくることがわかる。平均的な時間を求めると、6.6分である。
 
 
 
 

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