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第1章 研究の概要
1.1 研究の背景と目的
 タバコはその存在がアメリカ大陸から伝わってから、現在まで「大人の嗜好品」として人々に愛されてきた。しかし最近になってタバコが体に及ぼす影響が明らかになり、禁煙を唱える声が高まっている。だが、実際に禁煙しようとしても、タバコには依存症状がありなかなかやめることができない。タバコを止められる人、止めたくても止められない人には何か違いがあるのだろうか。タバコの効果が禁煙しようとしている人にどれだけ影響しているのか検証したい。また禁煙しようと思っている人、思ってない人とではタバコに対する意識、健康への意識に差があるのではないか。またポイ捨て、歩きタバコなどの喫煙者のマナーが最近よくニュースで取り上げられ、問題になっている。実際の喫煙者、非喫煙者はタバコのマナーについてどのように感じているかを調査したい。

1. 2研究の方法
(1)進捗経緯
  ・ 6月:テーマ決定
  ・ 7月?9月:調査項目の検証と調査票作成
  ・ 10月:調査実施
  ・ 11月:単純集計結果報告
  ・ 12月:調査報告作成

(2)調査の概要
 調査の意図
  ・ 学生の喫煙状況
  ・ 喫煙者と非喫煙者のタバコに対する意識の違い
 調査対象者
  ・ 文教大学生(法学入門 114名)
 調査方法
  ・ 手渡しによるアンケート調査
 配布数と回収数
  ・ 配布数120
  ・ 回収数114
 主な質問項目
  ・ 喫煙者数、喫煙期間、1日に吸う本数。
  ・ 禁煙への意識、禁煙経験、禁煙した理由。
  ・ タバコのメリット、デメリット。
  ・ ニコチン依存度テスト(FAGERSTROME TEST)
  ・ 喫煙者/非喫煙者のマナー意識。

1.3 成果の概要
 

 タバコのニコチン依存度テストを調査し、その結果依存度が高いという結果になったのは約1割だった。タバコが吸いたくなるときを調査した結果、依存度が高い人と中くらいの人は、「食後」「暇なとき」など普段の習慣や、「起床時」などいわゆるヤニが切れたときと答えた人が多かった。一方、依存度が低い人は「休憩中」「イライラしているとき」「疲れているとき」など、外的要因で変化する状況のときと答えた人が多かった。

 また喫煙者、非喫煙者とも、タバコは迷惑であると答え、タバコに関するマナーをあまり守られていないという結果になった。「食後」「暇なとき」など普段の習慣や、「起床時」などいわゆるヤニが切れたときと答えた人が多かった。一方、依存度が低い人は「休憩中」「イライラしているとき」「疲れているとき」など、外的要因で変化する状況のときと答えた人が多かった。

 また喫煙者、非喫煙者とも、タバコは迷惑であると答え、タバコに関するマナーをあまり守られていないという結果になった。
 

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