【FD・SD研修会報告】 特別な状況下での本学の授業及び教育活動について考える(2020年10月14日開催)

2020年10月14日(水)、授業の運営方法や学生対応等における現状の課題を共有し、本学におけるオンライン授業の今後の有効な活用方法について考えるため、ZOOMによるオンラインでのFD・SD研修会「特別な状況下での本学の授業及び教育活動について考える」を開催しました。

 

授業対応特別委員会による、オンライン授業に関するアンケートの分析結果について

まず、春学期に行われた授業対応特別委員会による、オンライン授業に関するアンケートの分析結果について、文学部芦田川教授より報告・解説がなされました。アンケートに寄せられた学生の生の声に改めて耳を傾けることにより、本学でのオンライン授業の現状と今後の課題及び改善が求められる点が確認・共有されました。

 

「文教大学におけるオンライン授業」に関するアンケートの分析結果について

次に、教育研究推進センターが実施した、「文教大学におけるオンライン授業」に関するアンケートの分析結果について、健康栄養学部太田教授、人間科学部上ノ原准教授より報告・解説がなされました。急遽実施されたオンライン授業に対しての、授業満足度の顕著な低下の状況や授業に対する不安・不満の他、生活面での不安の実態等のアンケート結果を踏まえて、授業方法及び学生対応における工夫・改善に向けてのポイントについて確認・共有されました。

 

授業実践紹介

引き続き、春学期授業において学生からの評価が高かった授業として、教育学部桑原専任講師、情報学部大橋専任講師より、授業方法及び学生対応等に関して工夫している点を中心に授業実践をご報告いただきました。

桑原専任講師からは、「①授業の特徴を考える」、「②学修ペースを考える」、「③相互作用を考える」の三つの工夫の観点に基づいて、具体的な実践上の工夫について報告・解説がなされました。大橋専任講師からは、動画投稿型の授業について、好評であった点の解説の他、学修環境を整えたり学修時間を確保したりする上での学生側の課題、そこでの教員側の工夫や配慮、1年生特有の学修上の課題等について具体的に報告・解説がなされました。

 

 

最後に、本研修会での報告・解説を踏まえて、オンライン授業における効果的な授業方法等に関して、参加者による協議・意見交換を行いました。

 

本研修会で報告しましたアンケートの集計結果は、以下をご覧ください。

オンライン授業に関するアンケート(2020年6月実施・文教大学授業対応特別委員会)

2020年度春学期「文教大学におけるオンライン授業」に関するアンケート(2020年8月実施・文教大学教育研究推進センター)