資料の種類・特徴

資料の種類・特徴

図書

いわゆる「本」です。図書館蔵書の大部分にあたります。
図書は、その本の内容(主題)によって分類し、分類ごとに書架に並んでいます。
分類から本を探す
基本的に1冊(もしくは上下・複数冊からなる1セット)で完結します。
紙の図書(冊子)のほか、電子書籍も利用できます。

参考図書

「辞典(辞書)」や「事典」など、特定のことばや事柄の意味・概略などを調べるため図書の一種です。「図鑑」「年表」「文献目録」なども参考図書に含まれます。
通常の図書が1ページ目から文章を読むのと異なり、参考図書は必要な箇所を調べて読むという使い方をします。
一部の参考図書と同内容の辞書・事典データベースも利用できます。

新書

特定のテーマや話題について、比較的わかりやすい文章・内容で解説した図書のひとつの形態で、高さ18センチ程度のサイズです。
教養書などが多く、高度に専門的な内容のものは多くないので、特にレポートの参考資料として特に役立ちます。
「新しい本(図書館で最近利用できるようになった本)」という意味ではありません。
新書の置き場所は、館によって異なります。

文庫

ポケットサイズで刊行された図書のひとつの形態で、高さ15センチ程度のサイズです。
小説など文学作品が大部分ですが、それ以外の分野でも新書と同様に、教養書や一部の専門書が文庫として刊行されることがあります。
大きさが決まっているため、一般の図書書架と異なる書架に置いています。

学位論文

本学大学院生(博士・修士課程)の修了者が提出した論文です。
学位論文は館外貸出ができません。
著者の意向により、複写ができないものもあります。
※ 学部生が提出する「卒業論文」は、図書館では取り扱っていません。

雑誌

雑誌は、定期的に発行される資料です(週刊、月刊、年4回刊など)。
発行された時期を特定するために「巻(Volume)」や「号(Number、Issue)」という単位で順序づけされており、過去の巻号のことを「バックナンバー」といいます。
ほとんどの雑誌にはなんらかの決まったテーマがあり、その内容に関する記事や論文が載っています。
それぞれの記事は1~数ページ程度、論文は数ページ~数十ページ程度です。
特定の話題に対する記事や論文を集めた「特集」が組まれることがあります。
大学で「雑誌」といったとき、大きく2種類あります。

学術・専門雑誌

研究論文や報告記事が中心です。
その雑誌の分野に関する新刊図書の情報・書評や、学会などの情報が掲載されることもあります。
また、大学や研究機関が発行する「紀要」もこれに含まれます。

紀要とは

一般雑誌

その分野に関する新しい話題を紹介する記事が中心です。
週刊誌・情報誌、スポーツ雑誌・ファッション雑誌など、大部分は市販されているものです。
紙の雑誌のほか、電子ジャーナルもあります。

紀要

大学や研究機関が定期的に発行している雑誌の一種です。
研究論文が中心です。同一著者による複数年にわたった研究が掲載されることもあります。
近年のものは、電子的に公開されるものが増えています。

統計・白書・年鑑

省庁や民間団体が発行する、特定分野の概況を文章・図表などによりまとめた資料です。
参考図書の一種ですが、発行が定期的に連続しているもの(毎年刊行されるもの)は、OPACでは雑誌として扱っています。
政府発行のものなど、データベースで検索・閲覧することができるものもあります。

新聞

日本国内および外国の日刊新聞および、テーマごとに定期的(週刊・月刊など)に発行される資料です。
過去の新聞は記事データベースや、冊子に製本された「縮刷版」で調べることができます。また、一部の新聞バックナンバーはマイクロ資料としても所蔵しています。

視聴覚資料

DVDやCDなどの映像・録音資料です。カウンターで手続きのうえ、館内の指定場所の機器で利用できます。
映像資料(DVDなど)は館外貸出できません。
(教員向け:授業での利用についてはカウンターにご相談ください)