小林 稔教授

専門領域

  • 体育科教育
  • 健康教育

自己紹介

大阪市生まれで根っからの関西人です。当然のことながら、関西弁をしゃべりますし、タイガースファンでもあります。これまでいろんなところに住んできたのがちょっとした自慢でして、1年間以上住んだ場所を挙げると、大阪、兵庫、長崎、新潟、千葉、東京、沖縄、マレーシアになります。特に沖縄にはトータルで17年間お世話になりましたので、公私にかかわらず何らかの情報を得たい場合には、お声かけください。ディープでお得な情報をお伝えすることができるかもしれません。また、クアラルンプール日本人学校に勤務していたとき、文教大学を卒業されてすぐの方が複数名おられまして、それが私と文教大学との初めての接点だったと記憶しています。一方、幼い頃から身体を動かすことが好きでしたから、その後の進路も自然と「運動・スポーツ系」になり、今に至っています。

研究テーマ・研究活動

専門分野は、体育科教育になります。大学院の頃所属していた研究室の影響と、これまで共同研究を一緒に行ってきた同僚の専門が「行動疫学」でしたので、体育授業の量的解析に興味を有しています。しかしながら、授業では子ども一人ひとりの変容を丁寧にみることもきわめて大事なので、最近では、質的な分析を交えたミックスドメソッド(混合研究法)にも関心があります。他方、学校体育の究極の目標は、「子どもが生涯にわたって身体活動を継続する態度を身につけること」ですので、現在、体育授業だけでなく幼少期にどういうライフスタイルであれば、より身体活動を継続させるのか!?といったテーマでいくつかの研究に取り組んでいます。

担当科目

  • 教科概説「体育」
  • 体育科教育法
  • 体育社会学
  • 小学校教育実地研究
  • 専門演習
  • 卒業研究
  • 保健体育科教育法特論Ⅰ(大学院)
  • 保健体育科教育法特論Ⅱ(大学院)

ゼミ紹介

卒業研究につながるゼミ活動を行っています。例えば、1つのテーマを決め、全員でそれに呼応する質問紙を作成し、手分けして200名くらいに回答をしてもらいます。回収したデータは、また皆で手分けしてエクセルに入力し、統計ソフトを用いて分析します。ここからは、個人の作業になり、結果をグラフにしたり、先行研究と結びつけたり、自分の考えを述べたりして、レポートを作成するといった感じです。さらに、現代ではプレゼンテーションがきわめて重要ですから、趣向を凝らして発表準備を行います。

卒業研究テーマ例

  • オリンピック・パラリンピック教育の普及に向けた現状と課題:開催都市東京の公立小学校における教育実践に着目して
  • 武道教育の歴史的変遷および教員認知と教育的価値との関連
  • 運動部活動意欲尺度(高等学校版)に関する信頼性と妥当性の検討
  • 運動能力の相対的効果(Relative Age Effect)は中学生段階までみられるか?
  • コロナ禍における大学生の自己抑制尺度に関する信頼性と妥当性の検討
  • 2020東京オリンピック男子バスケットボール日本代表のゲーム分析:オフェンススタイルに着目して
  • 小学校低学年における学級規模縮小効果に関する検討:「学力向上モデル事業」に取り組む沖縄県N村を対象にした質的分析から
  • 小学校運動会における組体操の課題と安全への配慮:埼玉県東部地区における小学校9校の教員を対象とした質問紙調査から

教員紹介