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最適化モデル分析 |
経営学部 専門科目・3年生以上対象 担当:根本 俊男 (研究室:東京あだちキャンパス 教育研究棟4階3422研究室) |
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講義で必要なもの:赤ペン、電卓、A4レポート用紙 最適化モデル分析は春学期開講です。 |
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この「最適化モデル分析」においては, 様々な問題の問題解決の糸口を掴む際に大きな役割を果たすことの多いオペレーションズ・リサーチ(OR)の代表的な手法のひとつである「数理モデル」の手法について主に扱う.物事を数理的に捉えることで,適切な分析が可能となり,問題解決に取り組む際の代表的なツールとなっている.数理モデルを自由自在に操るには様々な知見が必要となるが,ここでは基礎的なツールである線形計画法を中心に数理モデルを操る手法を習得する.
具体的には, 問題を数理モデルとして表現する方法,表現した問題に対する様々な解法, そして得られたソリューションを適切に提案に結び付ける技法を主に学ぶ. いずれの題材も企業や自治体などの戦略・戦術立案など様々な場面で利用される必要不可欠な技術である.そのため,経営を学ぶ学生が当然身につけているIT(情報技術)として企業が期待している中核技術の一つでもある.
経営を学ぶ者にとって大変重要な知識である経営科学またはオペレーションズ・リサーチ(OR)の個別の話題は「問題解決技法入門」や「スケジューリング」などの経営科学系の講義において学んだが, この講義では様々な問題に強力に利用できる汎用的なツールを習得する.そのために,第3・4セメスタにおいて経営科学系の多くの講義を履修済みで,より汎用性の高いツールの重要性を理解した上でこの科目を履修することが望まれる.具体的には,「問題解決技法入門」,「スケジューリング」,「ネットワークモデル分析A/B」の修得後に本科目を履修することが望ましい.もちろん初めて経営科学系の科目を受講する者でもしっかり理解できるように講義は構成されるが,講義科目の順序性をしっかり認識し受講することで学習効果を高めることができる.また,経営科学系の科目としては第6セメスタには「問題解決技法演習」や「意思決定科学」が配置されている.これらの科目にも本講義での内容が関連することも認識してほしい.
最適化に関する手法を修得するには多くの問題例に取り組む必要がある.
そのために,講義時間だけでは足りないので相当量の課題を毎回課す予定である.
受講者は実習・課題に取り組む十分な時間を確保しておいて欲しい.
最適化モデルにおいて必要な知識や学んで欲しい素材はたくさんあります.他大学の類似の講義内容を見ると基礎的な内容をまんべんなく教えるように構成されているようです.しかし,オペレーションズ・リサーチが重要な学習科目の一つとなっている文教大学経営学部では週2回という比較的多くの時間が「最適化モデル分析」に割り当てられていることを活かして,広く基礎的な部分を網羅的に学習するのはもちろん,理解が表面的なもので終わらないよう手と頭の両方を動かしながら深い理解に繋がる学習にも取り組んでいきます.
講義をしながら、受講生の様子を見て内容の難易度を変化させていくので、特に教科書と俗に認識される本は使用しないつもりです。
講義内容を補完するために自学を進める本として以下の参考図書を推薦しておきます。(私も講義内容の参考に使っています.)
多くの本を紹介しますが自分に合う本を見つけて読み切るのが良いと思います.
以下に紹介した本はほとんど図書館にそろえてあります.根本研究室にも配架してあります.
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シラバス参照のこと. (参考)評価は学期中に2回実施する小テスト(100点分)の結果をベースに,日頃の講義への積極性や毎回課す課題等の状況もプラス点として考慮する. |
更新日時: 2025年4月8日