教育学研究科の概要

■教育・研究の概要

学校教育専攻では、さまざまな問題をかかえる学校教育に対して適切な対応が求められていることを念頭におき、人間や社会などに関する広い分野にわたって研究を進めます。具体的には、従来の心理学と教育学の学問的体系を基礎にして、地域社会と強く連携しつつ、学校教育にかかわる理論的かつ実践的な研究を行います。

■教育課程

基礎となる学部課程(教育学部学校教育課程・教育学部心理教育課程) の教育・研究の基礎のうえに本専攻を設置します。カリキュラムにおける学部課程との接続を重視し、一貫した教育・研究指導の態勢がつくられています。

本専攻では、学校心理士になるために必要な諸科目を配置しつつ、カリキュラムの中心を学校教育についての理論的研究と実践的研究におきます。具体的には、理論的研究として、学校教育学特論、教育社会学特論、教育心理学特論、学校経営学特論などの必修科目を配置します。また、実践的研究を行うためのものとして、総合学習特論などの選択科目に加えて、とりわけ地域社会と強く連携することに重点をおく必修科目として教育実践分析学特論/実習T・Uを配置します。なお、大学院入学者は、学部卒業者や現職教員等に及ぶことから、各自の目的が達成できる多様な履修を保証するため、選択科目は以下の4群を開設します。すなわち、学校教育の理論的・実践的領域に対して臨床・教育相談群と発達・評価群を、教科指導力領域に対して教科教育法群を、現代的な教育課題に対して教育課題群を、それぞれ開設します。

■修了要件及び履修方法

修了要件は、大学院に2年以上在学し、30単位以上を修得し、さらに、必要な研究指導を受けた上、修士論文の審査および最終試験に合格することです。授業科目の履修方法については、学生は指導教授の指導のもとに授業科目を選択し所定の単位を修得します。

  • 学生は原則として、自らの研究計画に基づき、専攻が指定する研究指導担当者の中から指導教授を選択できます。
  • 研究指導は、指導教授があらかじめ定めた時間に研究内容・経過等に関して個別に学生との対話などによって行われます。

■学位

本学大学院学校教育専攻修士課程を修了した者には、修士(学校教育)の学位が授与されます。学校教育専攻(修士課程)