


学校教育課程では、小学校、中学校、高校の教員をめざします。10の専修に分かれ、それぞれの教科の知識や技能を修得します。また、自分の専修以外のすべての教科を学ぶ機会があり、深さだけでなく広がりのあるバランスの取れた知識技能が身につきます。専修ごとの担任制かつ少人数クラスとすることで、一人ひとりの可能性を伸ばすきめ細かい指導と、学生同士が自主的に学び合い、競い合いながら伸びていく環境が整えられています。
国語専修「ことば」とは何か?「ことば」はどんなルールに支えられているのか?人は「ことば」を使って何をしているのか?人は「ことば」を介して、どのように世界や人と関わっているのか?「ことば」によって成立している文化はどんな文化なのか?社会の形成と維持に「ことば」はどのように関わっているのだろうか?「ことば」そのものだけでなく、「ことば」を窓口にしてそこから見える人間や社会について、時間と空間を行ったり来たりしながら考えます。こうした学習を通して人が「ことば」を身につけることの重要性を知り、人が「ことば」を身につけることに学校教育はどのように関われるのかということを考えながら、その方法を実践的に学習します。

日本語学概論 日本文学概論 漢文学概論 日本語学演習Ⅰ〜Ⅲ 日本文学演習Ⅰ〜Ⅳ 漢文学演習Ⅰ〜Ⅱ 日本文学史Ⅰ〜Ⅱ 書写Ⅰ〜Ⅱ 書写・書道研究 漢文学購読 日本語学講義Ⅰ〜Ⅲ 日本文学購読Ⅰ〜Ⅱ 教科教育法「国語」Ⅰ〜Ⅳ
社会専修社会科は、一般的に地理学や歴史学、政治学などの知識や技能を学ぶ教科だと思われています。その通りですが、それだけではありません。たとえば、小学校の社会科では、自動車をつくっている人たちがどんな工夫や努力をして車をつくっているのか、その根底にどんな思いがあるのかなどを学びます。「社会科では地理学の知識を学ばせれば十分」、「それこそが社会科の使命」というのなら「なぜその地域で自動車工業が盛んなのか」を教えるはずです。社会科は地理学や歴史学の寄せ集めではないのです。では社会科における学びとは何なのか。社会専修では、こうしたことを深く考える機会を設けています。

日本史概説 日本政治史 世界史概説 人文地理学 地理学概説 法律学 地誌学 社会学 国際関係史 哲学 政治学 日本史演習Ⅰ・Ⅱ 経済学 日本史特別演習 倫理学 外国史演習Ⅰ・Ⅱ 教科教育法「社会・公民」Ⅰ・Ⅱ 外国史特別演習 教科教育法「社会・地歴」Ⅰ・Ⅱ 地理学演習Ⅰ・Ⅱ 日本経済史 地理学特別演習 日本法制史
数学専修数学は構造(パターン)の科学です。そして、科学の言葉であるともいわれます。数学は現実の現象からその特徴的な構造を取り出し、概念として抽象します。そして、抽象化された概念は、その抽象性ゆえに、さまざまな場面に適用可能なものになります。この抽象性が、数学が科学の言葉として用いられるゆえんです。そして、21世紀は知識基盤社会であるといわれています。人が働くことの意味が“もの”の生産から“知識”の生産へとシフトします。この21世紀を生きる若者がなぜ数学を学ばなければならないか知ることも大切な学習目標です。教育学部で学ぶことのできる数学は世の中で使われる数学のほんの一部にすぎませんが、数学が社会で果たしている役割を知るために欠かせないものばかりです。

数論 幾何学演習 幾何学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ 代数学 解析学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ 代数学演習 数学基礎Ⅰ・Ⅱ 解析学演習 コンピュータⅠ・Ⅱ 代数学特論 教科教育法「数学」 幾何学特論 確率論 解析学特論 数学研究 統計学 線形代数学 数学教育特論
理科専修辞書で「理」を検索すると、物事の筋道、法則、原理、道理などと示されています。また、理科は自然科学の学問とあり、自然の事物・現象を対象にして論理的に考え法則性を追究する学問といえます。研究の典型的方法は、仮説を立て、推論し、実験的または論理的に検証する過程を踏みます。そして対象とする自然現象の種類に応じて「物理学」「化学」「生物学」「地学」などに分類されます。理科専修のキーワードは「自然に対する科学的理解」と「自然を愛する心」です。科学を深く学ぶことによって、自然の中に多くの真理や私たちにとって大切なものが隠されていることを知ることができます。科学的に探究する能力と態度を育成し、自然をいつくしむ心情を育んでください。

物理学概論Ⅰ・Ⅱ 物理学実験Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ 物理学A・B 化学概論Ⅰ・Ⅱ 化学実験Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ 化学A・B 生物学概論Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ 生物学実験Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ 宇宙地球科学Ⅰ・Ⅱ 地学実験Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ 天文学概論 教科教育法「理科」Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ
音楽専修学校教育で音楽を教えることは、音による子どものコミュニケーション能力や創造力を育てるとともに、人間が守り育ててきた音楽文化を伝え、広め、発展させる基礎となる意義ある仕事です。音楽専修においては、音楽を理論的に深めるとともに創造的な表現力や聴取力も磨きます。また音楽教育に関する指導力を身につけます。そのため下記に示すような科目、すなわち①音楽の理解②音楽表現方法(作曲・編曲や演奏技術)③音楽教育という3つの分野について学びます。これらをバランスよく身につけ、日本の音楽文化を支える優れた聴衆の育成と自分の成長のために、意欲と好奇心をもって、創造的に未来につながる音楽および音楽教育を追究しましょう。

ソルフェージュⅠ・Ⅱ・Ⅲ 合唱Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ 声楽Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ・Ⅵ 日本伝統音楽演習Ⅰ・Ⅱ ピアノⅠ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ・Ⅵ 音楽史総合 (日本の伝統・諸民族音楽を含む)アンサンブルスタディⅠ~Ⅳ ピアノ伴奏法 音楽理論Ⅰ・Ⅱ 指揮法Ⅰ・Ⅱ 作曲Ⅰ・Ⅱ(編曲法を含む)・Ⅲ 声楽作品研究Ⅰ・Ⅱ 西洋音楽史 ピアノ作品研究Ⅰ・Ⅱ 教科教育法「音楽」Ⅰ~Ⅳ 作曲法研究Ⅰ・Ⅱ
美術専修美術における「ものつくり」の活動は、自らの内的なイメージを豊かに膨らませるための想像力と、その自分の内的なイメージを視覚化された「かたち」に表現していく創造力が必要とされています。また美術では「ものつくり」の活動を通して、表現する喜びを味わうとともに、美術文化を敬い、継承していこうとする意欲や態度も重要です。そこで美術専修の授業は実践的な美術表現の活動を通して、個人と社会と美術の関わりを考えるとともに、表現する喜びを味わい、造形的な美的感覚(感性)や技術、知識を習得することをねらいとしています。現在、学校教育における美術教育は危機的な状況にありますが、日本の美術教育の抱える諸問題について考え、よりよい美術教育を追究しましょう。

絵画Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ 教科教育法「美術」Ⅰ・Ⅱ 彫刻Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ・Ⅵ 美術史Ⅰ・Ⅱ デザインⅠ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ・Ⅵ 総合造形Ⅰ・Ⅱ 工芸Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ 造形原理 美術理論Ⅰ・Ⅱ
体育専修体育はただ体を動かすだけではありません。まず、実技を通して、各運動の特性や技能の要点を理解し、チームワークの大切さや特性を踏まえた効果的な指導法などを学びます。理論面では、発育途上にある子どもたちの身体のしくみなどを学び、健康とは何かという保健・衛生などの知識を学びます。また、中学校で必修になった武道やダンスも学びます。授業以外では運動の技能向上と親睦を図るサッカー・バレーボールの学年対抗戦(体Pリーグ)の他に、卒論発表会、創作ダンス発表会など専修独自の行事もあります。また、地域との連携では先生の体育指導アシスタントとして、実践的な体験も重ねています。体育授業の実践力を身につけ、自分や他人の心身を大切にし、仲間と協力しあえる子どもを育てる教師をめざしましょう。

器械体操Ⅰ・Ⅱ 球技Ⅰ~Ⅶ 陸上競技Ⅰ・Ⅱ ダンスⅠ・Ⅱ 体育原理 体育心理学 体育運動学 野外活動Ⅰ・Ⅱ 衛生学 (公衆衛生学を含む) 武道 水泳 体育社会学 運動生理学 体育測定評価 体育学特論 体育経営管理学 教科教育法「保健体育」Ⅰ~Ⅳ 体育学演習 学校保健
家庭専修家庭科は、自分の日常生活を改めて見つめ、チェックし、よりよくしていく心と能力を育てる教科です。現在、食生活の乱れ、時間やお金の偏った使い方、家族や地域の人々とのコミュニケーション不足など、日常生活に生じている問題が注目されています。大学では、こうした家族・地域や衣・食・住の問題を専門的・科学的視点から、より明確に理解できるための知識や技術を習得します。私たちはみな、お互いに影響し合って生きています。自分が身につけた知識や技術は周囲の人々との関係の中で活かすことができます。ボランティアや地域活動を通じて、大学生ならではのスキルを活用する体験学習の場もあります。

家庭経営学 住居学演習 被服学 住居設計・製図 食物学 生活環境学 住居学 生活福祉論 被服構成学実習 調理実習 被服製作演習 栄養学 調理学演習 教科教育法「家庭」Ⅰ~Ⅳ 調理科学実習 保育学 実践栄養学 家庭電気・機械 食育教育学 調理学 食育教育学演習 食生活論 食品加工学 住生活論 食品学演習 家庭経済学 調理科学 家族関係学 住居学演習 被服製作実習 情報処理 家庭看護学 食品学実験
英語専修指導者に求められる英語技能の統合的な向上に加え、英語科教育、英語学、英米文学、英語コミュニケーション、異文化理解の各分野にわたって専門的に学びます。互恵的な学び合いの英語授業を通して、多元的価値観に基づく、豊かな言語感・人間観・文化観・世界観を身につけるとともに、小・中・高を通じて一貫性のある新しい英語教育を推進する実践的指導力を育みます。最終的には、小学校教員免許とともに、中学・高校の英語教員免許を取得できるようになります。

英語学概論 英語学演習Ⅰ〜Ⅱ 英米文学概論 英米文学演習Ⅰ〜Ⅱ Communicative EnglishⅠ〜Ⅳ 英語ライティング演習Ⅰ〜Ⅳ 英語リーディング演習Ⅰ〜Ⅱ 英語発声演習 異文化理解概論 英米文化演習Ⅰ〜Ⅱ 教科教育法「英語」Ⅰ〜Ⅳ
特別支援教育専修障害のある子どもたちが学ぶ特別支援学校の教師や、障害に関する知識を十分に身につけた教師の養成をめざします。障害のある子どもたちに関する教育の歴史(教育学)、心理や行動の特性(心理学)、それらの背景にある心身の病気・病態(生理・病理学)、社会における彼らの位置や在り方・就労への課題(保健社会学)という4つの領域から教育実践に向けた研究的なアプローチがなされます。これら4つの領域が統合されることによって、これからの「子ども観」や「障害児・者観」・「障害観」がクローズアップされます。これらの学習・研究を通して、優れた批判力を身につけ、「理論」と「実践」を兼ね備えた教師をめざします。

障害児教育総論 障害児教育実習 知的障害児の心理と行動 精神医学Ⅰ・Ⅱ 障害児の心理と発達 障害児支援概論 病弱児の生理と病理 障害児教育の歴史 知的障害児の行動理解 小児保健学 肢体不自由児の病理 行動科学基礎論 発達障害児の心理臨床Ⅰ・Ⅱ 障害児教育思想史 視覚障害時の指導 障害児福祉学Ⅰ・Ⅱ 障害児教育方法 心理検査法 病弱・重複障害児の指導 障害児教育社会学 肢体不自由児の心理と指導 障害児教育学演習 聴覚障害児の指導 障害児の個別指導計画 障害児教育実地研究


心理教育課程では、保育士や幼稚園・小学校の教員をめざします。心理学、教育学、保育学の3領域を土台として、教育者・保育者としての実践力を培います。心理学では、子どもを深く理解し、支援できる力を、教育学では、子どもの学びについての理念や学習を指導する方法を学びます。幅広い学びを通して、教育や保育の領域を超えて「心の教育」を実践できる総合力と専門性が身につきます。
児童心理教育コース児童の「心の教育」を担うことをめざします。幼児教育と初等教育の連続性を視野に入れ、心理学と教育学の知見を基礎に実践力を磨きます。子どもは多様な他者との関わりの中で学びを深めます。それを支えるのは、学校教育と家庭や地域社会との連携や、学級における教師の的確な児童理解です。カウンセリング能力を身につけ、地域との関わりを大切にし、子どもの興味を引きつける授業を実践できる力を育てます。特定の教科の専門に偏ることなく、子どもの発達や教育の本質を踏まえ、小学校や幼稚園、家庭、地域社会などの現状と課題を総合的に学び、さらに学生が自らの興味関心に基づいて科目を選択し、各自のめざす教師像に応じて専門性を高めていくことができます。

まず、心理学と教育学を基礎からじっくりと学び、現代の教育や子どもの問題を深く理解していきます。心理学では、知覚・学習・発達・社会・臨床などの基礎理論を、教育学では、教育の理念と歴史、教育方法や教育課程などの基本概念を学びます。さらに「カウンセリング演習」や「心理アセスメント実習」などの科目で児童理解の能力を高め、「子ども教育連携論」「学習指導論」「デジタル教材論」および「小学校免許科目」などで教師としての実践的な技能を培います。幼児教育・保育の分野も必修で学ぶことにより、幼児期から児童期への発達を連続的に捉え、子どもの興味関心を大切にする教育を実践できる資質能力を育成します。
幼児心理教育コース乳幼児期の「心の教育」や、保護者の子育て支援を担うことをめざします。現在、子どもの育つ状況や、子育てをめぐるさまざまな問題が指摘されています。社会や地域の実態を踏まえて、学校教育とのつながりも視野に入れた幅広い知識と実践力を持つ保育士や幼稚園教諭が求められているのです。そのため、保育実践力の向上にとどまらず、保護者支援のために必要なカウンセリング・マインド能力を身につけられるカリキュラムを用意しています。まずは子どもの発達と教育の本質を踏まえ、保育所や幼稚園、家庭、地域社会などの現状と課題を総合的に学び、さらに学生が自らの興味関心に基づいて科目を選択し、各自のめざす保育者像に応じて専門性を高めていくことができます。

まず、心理学と教育学を基礎からじっくりと学び、現代の教育や子どもの問題を深く理解していきます。心理学では、知覚・学習・発達・社会・臨床などの基礎理論を、教育学では、教育の理念や歴史などの基本概念を学びます。同時に、「保育原理」や「保育内容」などの科目を必修で学びます。さらに「カウンセリング演習」や「心理アセスメント実習」などの科目で幼児理解と保護者支援の能力を高め、「器楽表現基礎」や「パフォーマンス」などの科目で保育実践の技能を伸ばします。こうした幅広い学びと教育・保育現場での実習を通して、幼児教育・保育および子育て支援の実践的な専門家を養成します。
人間力を広げ、教育力を高め・深め・みがくカリキュラム








特別支援学校の先生は、障害のある子どもたちが学習を進めたり生活したりするうえでの困難を克服し、自立していくための指導を行っています。以前は、障害のある子どもたちのための学校は、盲学校、聾学校、養護学校などのように障害の種別によって区別されていました。けれども、障害の種別や有無に関わらず、社会全体で子どもたちを育てるという考えを受け、2007年から「特別支援学校」として一本化されました。特別支援学校の先生には、通常の教育に関する専門性と、障害について深い知識を持ったうえで、視覚障害や聴覚障害、知的障害、肢体不自由など、さまざまな障害のある子どもたちに対して、個々の子どもの状況を把握したうえで対応していくことが求められています。
幼稚園の先生も保育士も、ともに就学前の子どもを保育し、人間形成の基礎を培う大切な仕事です。幼稚園は文部科学省管轄で1日4時間の保育(3歳から小学校就学まで)、保育所は厚生労働省管轄で1日8時間保育(0歳から小学校就学まで)といった違いはありますが、最近は幼稚園も時間外に預かり保育をするところも多くなってきています。子どもたち一人ひとりと信頼関係を築きながら、遊びや生活を通して、心と体のバランスのとれた発達の基礎をつくります。人との関わりの中で社会性を育てること、言葉や身体を使っての表現力を身につけさせること、豊かな感性や創造性を育むことなどが、幼稚園の先生や保育士には求められています。
確かな学力・豊かな心・健やかな体をバランスよく育てることは現代社会の教育目標。子ども逹に変化の激しい社会を生き抜くための力をつけさせます。
生命の大切にする心や他者を思いやる心、善悪の判断等の規範意識を自覚し、自分の生き方について考えを深めます。家庭や地域でも活用できる「道徳的実践力」を育成します。
知的活動とコミュニケーション能力や感性・情緒の基盤となる言語能力を向上させ、思考力、判断力、表現力そして他者を理解し協同的に議論する力を充実させます。
小学校5・6年で行われている「外国語活動」は平成30年から3・4年生に移行、5・6年生では教科として「英語」の導入が計画されています。先生は異文化コミュニケーションの基本的な能力を持つ必要があります。
グローバル化の中、異文化理解を深めると同時に、自分の住む地域や国の伝統文化を見つめなおし、自分のアイデンティティをより深く理解することが課題となります。授業や部活動、行事などを通して、日本固有の考え方や行動様式を考えます。
学習内容をよりよく理解させ、また子どもたちの学習意欲や学力を高めるため、効果的なICT(情報通信技術の略称)の活用促進が図られています。先生たちは常に新しい指導方法の研究・改善を行っています。
一人ひとりの社会的・職業的な自立に向けて、ルールやマナーを学び、他者と協力して問題を解決する能力等を養うキャリア教育が推進されています。職場体験等を通じて、将来の夢や就きたい仕事について主体的に学び、社会的役割獲得への意欲形成に向けた指導が行われています。

特別支援教育の背景には、「障害の有無に関わらず、すべての子どもたちを分け隔てなく教育する」という考えがあります。そのため、今まで以上に、各学校や関係機関、保護者の連携が求められています。この連携を調整したり、専門家としてサポート提供するのが特別支援教育コーディネーター。社会全体で障害のある子を育てるために、重要な役割を果たしています。
障害の診断名は同じでも、子どもの実態は一人ひとり異なります。そのため、特別支援学校における指導は、それぞれの子どもの実態を的確に把握し、その子にあった目標を設定したうえで計画を立てて進めていくことになります。近年、子どもたちの障害が重度化・多様化しています。そのため、個々の子どもたちのニーズを把握し、きめ細かな指導を行うことが必要なのです。
障害のある人のADL(食事・更衣・移動・入浴等の日常生活活動)や精神面での自立に向けた支援の現場の中でも、学校ではハイテク化を背景に学習環境のバリアフリー化やユニバーサルデザインの導入が進展しつつあります。自立支援には障害のある子どもの主体性や能力、意向を尊重することも含まれます。被援助者が自ら実現しようとする暮らしの目標像をしっかりと把握しなければならない先生の責任は大きいです。

働く女性の増加など、小さな子どもの保育に関するニーズが高まってきています。そのため、幼稚園と保育所を一体化した認定こども園を広めようとする動きがあります。認定こども園は、就学前の子どもに幼児教育と保育を提供するもので、地域の子育ての柱となっています。このこともあり、「幼稚園教諭」と「保育士」の両方の免許・資格を持つ人材が望まれています。
少子化や核家族化、遊び場の減少、地域の人間関係の希薄化などから、子どもたちが友だちや地域の人とふれあう機会が減っています。そのため、人との深い関わりの中で得られる信頼感や社会性、思いやりの気持ち、社会のルールに対する意識を育てる「心の教育」が重要になります。幼稚園や保育所などでは「心の教育」を実践できる教育者・保育者が求められています。
教員になるためには、教科に関する科目だけではなく、教育学や教育心理学等に関する科目を履修し、教員免許を取得しなければなりません。教職課程研究室には、これらの科目を担当する教員が所属しています。教育哲学、教育史、比較国際教育学、教育社会学、学習心理学、認知心理学等、「良い先生」になるためにとても重要な領域を担っています。「教育とは何か」広い視野から考えられる先生になれるよう、サポートしています。

教職概論 教育原理 教育の歴史 道徳教育の理論と方法 生徒指導の研究 学級経営 生徒指導・教育相談・進路指導 特別活動 進路指導の研究 教育社会学 学校教育と家庭・地域社会 国際理解教育の研究 教育制度(比較教育を含む) 教育行財政(教育法規を含む) 教育心理学 児童心理学 青年心理学 学習心理学 教育相談の理論と方法 教育測定及び評価 学級集団心理学 教育実地研究(初等・中等) 教育実習(初等・中等) 教育と情報Ⅰ・Ⅱ 等



アメリカ合衆国メリーランド州で、約2週間、研修を行います。現地の小学校・中学校で「日本の文化紹介」という授業をしたり、メリーランド州立大学の学生との交流を通し、アメリカ合衆国の学校教育制度を学習します。この研修により、日本の学校・教育文化のよさと課題とを発見し「グローバルな視野を持つ教員」の第一歩を踏み出します。

2年次に越谷市内の小学校で「先生の助手」を体験します。「先生の仕事」には、生徒であった皆さんが知らないことがたくさんあります。この体験を通し「先生の仕事」と「学校という職場」を先生目線で知ることになります。そして「先生の仕事」の「大変さ」や「忙しさ」を知るとともに、真の「楽しさ」に気づきます。初めて、子どもから「先生!」と呼ばれた体験は「ぜったい先生になる」というあなたの気持ちをより強いものとします。

学内で学生ボランティアを募り、小学校等に派遣して指導補助をしたり、土曜スクールなどでの補助などの活動を行っています。教員の高齢化が進んでいるなかで、これらの活動を通して児童らが若い「先生」と触れ合うことで、校内が活性化するとともに、学生もこれらの教育体験を通して将来教諭になったときの見通しをもつことができたり、大学で学習した理論を実際の現場で確認することができるなど効果が期待できます。

教員採用試験受験者を対象として、各種ガイダンス、「教員採用試験対策講座」、「模擬試験」、「教員採用試験論作文ゼミ」、「教員採用試験合宿ゼミ」などの支援行事のほか、個別相談等も行っており、個人にあった支援をしています。文教大学ならではの学生への手厚いサポートは本学の教員採用率の高さが証明しています。


蕨市立第二中学校教諭
松山 詠美子
学校教育課程 体育専修 2011年卒業
吉川市立美南小学校教諭
白谷 健
学校教育課程 理科専修 2013年卒業
台東区立根岸幼稚園教諭
坂田 千佳
心理教育課程 幼児心理教育コース 2013年卒業
埼玉県立浦和特別支援学校教諭
福井 由紀子
学校教育課程 特別支援教育専修 2013年卒業

蕨市立第二中学校教諭
松山 詠美子
学校教育課程 体育専修 2011年卒業
大学時代は中学生から続けていた剣道部に所属し、いい仲間に恵まれ沢山の稽古をすることができました。専修、学部を越えて、たくさんの仲間との交流がありました。体育専修の仲間も先生方も温かい人たちばかりでした。大学時代は楽しい想い出ばかりです。教員をめざして勉強をすることはとても大切ですが、「人と人とのつながり」の重要性をこの大学時代に学べたことが今に活きていると思います。

吉川市立美南小学校教諭
白谷 健
学校教育課程 理科専修 2013年卒業
「先生の授業楽しい」「逆上がりできるようになった」という声が、また次の活力になります。教材研究や生徒指導は大変ですが、子どもたちの笑顔を思い浮かべると、疲れもどこかへ行ってしまいます。毎日が学びの連続で、子どもたちから学び、先生方から学び、学びにあふれる学校という職場は楽しい限りです。学び続ける姿勢を忘れずに、子どもたちの成長のために、これからも努力していきます。

台東区立根岸幼稚園教諭
坂田 千佳
心理教育課程 幼児心理教育コース 2013年卒業
幼稚園教諭として社会に出て、これまで味わったことのない”感覚”をたくさん感じています。子どもたちが”遊び”を通してさまざまな”体験”をし、学び、”心”に残る経験とするために、自分ができることは何か。日々考えて保育をしています。

埼玉県立浦和特別支援学校教諭
福井 由紀子
学校教育課程 特別支援教育専修 2013年卒業
大学では障害児教育の歴史、子どもの発達段階、それぞれの障害の特徴や支援方法等を学びました。その基礎知識を活かして、今は一人ひとりの子どもにあったアプローチの仕方や成長の手助けを工夫しています。教師になり、一人の子どもと長く接することができるので、じっくり寄り添い、観察することもできます。そうすることによって、子どもが確実に成長したと感じられる場面があると、とても感動します。子どもとともに「できたね」と喜びあえるのは教師の醍醐味だと感じています。



文教大学教育学部は1969年に設置されて48年目を迎えています。
これまでに、1万人ほどの卒業生を教育界に送り出してきました。
現在の教育学部には、学校教育課程と心理教育課程を設けています。
学校教育課程には10専修が、心理教育課程には2コースがあります。
それぞれの専修・コースにおいて教育者としての専門性を磨くことが出来ます。そして、小学校教諭や中学校教諭、高等学校教諭、特別支援学校教諭、幼稚園教諭の免許状や保育士資格が取得できる充実したカリキュラムが用意されています。
教育学部は、教育や保育のプロを目指すあなたの夢の実現をサポートします。
教育学部長 出井 雅彦