青山 鉄兵
専門領域
社会教育学、青少年教育論
自己紹介
私の名前は鉄「平」ではなく、鉄「兵」と書きます。両親が、一本足の「平」よりも二本足の「兵」の方がどっしりしていると思ってこちらの漢字を選んだそうです。両親の期待とは裏腹に不安定な研究者の道を歩んでしまいましたが、足の長さだけは「平」が「兵」になった効果が出てしまっているようです。 学生時代になんとなく手話サークルに入ったのがきっかけで、ろう児の学校外支援の活動をしたり、カルチャーセンターで手話を教えたり、テレビドラマの手話指導をしたりと、手話に関する活動に関わってきました。また、盲ろう者と呼ばれる、視覚と聴覚に障害をもつ人たちの支援も行なっています。
専門分野・研究のテーマ
学校以外の場所でのさまざまな教育活動及び、人々の生涯にわたる学習活動の支援が専門です。特に、青少年を対象とした体験活動に関する分野を中心に、小集団に働きかけるグループワークという援助技術や、さまざまな体験活動の舞台となる青少年教育施設・青少年教育団体の運営に関心を持ってきました。最近では、第二次世界大戦後の占領期において、日本の青少年教育にアメリカの理論が導入される過程について調べています。こうした背景には、組織キャンプを始めとする青少年教育活動に、学生時代からボランティアとして関わってきた経験があります。
学生諸君へのメッセージ
私が今も続けている、キャンプや手話の活動を始めたのは、どちらも大学生の時でした。大学生の4年間は、面白そうだと思ったことに自由にチャレンジすることができる時期です。大学生活には「就職の準備をするための時間」という側面もありますが、そればかりを考えて行動するのは非常にもったいないと思います。「将来に役立つか」はともかく、「自分が面白いと思えるか」が大事なモノサシになるはずです。オススメは「真面目なこと」と「不真面目なこと」を両方やること。しかもどっちも本気で。「二兎追わない者は二兎を得ず」ですから。
上ノ原 秀晃
専門領域
政治学(選挙研究、政治コミュニケーション)
自己紹介
1975年徳島県生まれ。生まれてすぐに福岡県に移り住み、大学進学で上京するまで福岡で過ごしました。冷戦の崩壊や民族紛争の噴出という世界史的なニュース(学生の皆さんにとっては歴史の教科書上の出来事でしょうか?)に同時代で接するなかで政治や社会の仕組みに興味を持ち、大学では法学部で政治と法律を勉強しました。卒業後は大学院で政治学を本格的に研究し、大学院修了後はいくつかの研究職を経て、2015年に文教大学に着任しました。趣味は、知らない街を歩くこと、ライブ鑑賞、落語鑑賞、世界中のいろいろなビールを飲むこと。
専門分野・研究のテーマ
専門分野は選挙・投票行動です。人々はどのように投票先を決めているのか、首相や党首の人気は投票行動にどう影響するのか、選挙制度を変えることで投票行動や選挙結果はどのように変わるのか、といったことを研究しています。とりわけ関心を持っているのが、選挙において政治家がどのようなメッセージを発信し、有権者がそれにどう反応しているのか、というテーマです。これを明らかにするために、フィールドワークを行って選挙運動を観察したり、インターネットの投稿内容を分析したりしています。
学生諸君へのメッセージ
大学というのは人と人が集い、対話し、知を高め合うための空間です。自分の殻の中に閉じこもらず、友人たちと大いに交流し、議論してください。授業やゼミでは、そのための場所やきっかけを提供したいと考えています。
大島 隆代
専門領域
社会福祉(特に、地域福祉、災害支援と福祉)
自己紹介
故郷は福島県会津若松市です。東日本大震災の後に、大河ドラマで新島八重(幕末の会津藩士の娘で同志社大学創設者である新島襄の妻)が取り上げられた時には嬉しく思いました。でも、幼い頃に曽祖父が唱えていた藩の訓示である「ならぬことはならぬのです」を聞くたびに、彼の後姿にあっかんべーをしていました。もちろん、曽祖父は藩士でもなんでもありません。マンガと映画とお笑いが好きです。以前、学生が笑ってくれるような教員を目指そうとして某劇場に通ってみましたが、自身が大笑いしてしまい、うまく技を修得できたかは分かりません。最近、ウクレレとヨガを習い始めました。
専門分野・研究のテーマ
実践を重んじる社会福祉の分野で、社会福祉学という「学問」が成り立つのか、大学院生の頃から考えてきました。でも、人を援助することとか、人が救われること、そして、それが場や地域のなかにおいてなされていくことには、何か本質的なものとか大切な要素があるのだろうということにも、まだ途上ではありますが少しずつ分かってきました。この、「分かる」ということをしていくにあたり、災害という事象を取り上げて、そこでのさまざまなテーマを見つけて、仏像を彫っていくみたいに「分かる」を形づくるという作業をしていきたいと思っています。
学生諸君へのメッセージ
大学時代に出会った他者も自分も、なぜかいつまでたってもキラキラと輝いている気がします。大学時代から遠のいた今が輝いていないのではなくて、輝きが「今」というところを通過して過去になっていったので、つまり、ずっと輝いているというわけです。そんな毎日を過ごしていただきたいと思います。それと、他者のなかにはヒトではないものも含まれています。そのひとつが「問い」です。いろいろな問いを探しに行くことが自由にできるのが大学時代なのだろうと思います。
大塚 明子
専門領域
社会学(特にジェンダー、大衆文化の領域)
自己紹介
埼玉県生まれ。都立高を経て大学まで東京で過ごす。幼少より熱心なマンガファンで、のちにサブカルチャーについて本を書いたので趣味が実益と一致しました。趣味は読書で、相当の活字中毒。インドアタイプなのであまり爽やかに汗を流したりはしません。でもオタクでは(多分)ありません。他には車と旅行と長電話が大好き。特に外国旅行に行き、スーパーで時間を過ごすのが楽しい。性格はごく普通ですが、標準よりかなり大雑把です。
専門分野・研究のテーマ
専攻は社会学。現在の日本社会はおそらく明治以来の転換期ですが、その中で、我々はいかなる世界観や倫理を創造しうるのだろうか――という問題が根本的なテーマです。このテーマを、近代日本社会における宗教・家族・マスメディアを含む大衆文化などを通じて研究していきたいと思っています。主な著書・論文は、「サブカルチャー神話解体~少女・音楽・マンガ・性の30年とコミュニケーションの現在~」(共著、パルコ出版)・「新語死語流行語」(注解、集英社新書)など。他に『ブリタニカ国際年鑑』の「世相」の欄を毎年執筆。
学生諸君へのメッセージ
日本では、おそらくほんの10年くらい前までは、まだ社会や世間が求める「~らしさ」に自分を当てはめて生きて行くことができました。でも、いい悪いは別にして、そうした時代はもう終わってしまったようです。一人一人が苦労して「自分らしさ」を見つけていかなければいけない時代――大変ですが、まあ焦らずにゆっくりといろいろな方向を模索してみてください。
金藤 ふゆ子
専門領域
社会教育学、教育社会学。研究室:12324
自己紹介
茨城県出身。幼稚園から大学院まで、ずっと茨城県内で学びました。その後、東京都立教育研究所社会教育学研究室に勤務した後、水戸市にある私立大学の勤務を経て、平成25年度より本学に着任しました。 子どもの頃は毎日、夕方暗くなるまで遊んだという記憶があります。木にのぼり、夏は川で毎日泳ぎました。現在も自然の中での遊びは大好きです。ここ10年強は、フライフィッシングという趣味に出会い、北海道や海外での大きな鱒釣りに興じています。自然の中で遊ぶことは、現在の私にリフレッシュの機会を与えてくれると共に、教育や研究への新たな関心・意欲を掻き立ててくれる源となっているような気がしています。
専門分野・研究のテーマ
現在、関心を持って取り組んでいる研究テーマは、教育社会学・社会教育学の分野の中でも、一つは学校・家庭・地域の連携による教育の推進であり、そのためのしくみづくりに関心があります。もう一つは国際バカロレア資格のカリキュラム、特にCASという学校外活動の内容やその効果の分析です。 2つのテーマ共に、欧米先進国や韓国や日本などで取り組まれる児童・生徒のための学習・体験活動の支援や、カリキュラムの実態とその効果の分析を、調査研究に基づきながら実証的に明らかにすることを目的としています。
学生諸君へのメッセージ
大学時代は、それまでの学校教育の期間とは異なり、学んだことのない学問分野や多様な体験に触れることのできる大切な時期だと思います。みなさんもそれぞれに関心のあるテーマを見つけることができれば、迷わずその関連する事項に何事もチャレンジして欲しいと思います。
関井 友子
専門領域
社会学(ジェンダー論、家族社会学)
自己紹介
生まれは札幌で、近くには羊ケ丘展望台があります。牧歌的環境で実にのんびりと育ちました。大学・大学院と京都・大阪の関西地域で過ごし、本学赴任で関東に移り住みました。様々な地域での生活は様々な出会いをもたらしてくれます。「住めば都」といいますが、その土地が好きになるかどうかは、よい人間関係を築けるかどうかということだと思います。
専門分野・研究のテーマ
研究テーマは「ジェンダー論」です。ジェンダー規範が、社会の様々な領域、例えば家族、職場、学校、地域社会等々に、どの様に浸透し、影響しているのかを調査分析する実証研究を行っています。最近は特に男性をジェンダーの視点で捉える試みを行っています。アルコール依存症者の男性を対象に「男らしさ」と飲酒の関係や依存症男性と妻の関係等を探っています。「女らしさ」「男らしさ」ヘの疑問や、それらの拘束からもたらされるストレス、あるいは自分のセクシュアリティの違和感、これらが個人的な問題としてではなく、社会的問題として捉える視点をもっていきたいと思います。
学生諸君へのメッセージ
大学時代は熱心に勉学に励んだ、とはとてもいえず、そのため大学院生時代は苦労しました、いえ、現在も苦労しています。しかし、大学時代に夢中になった様々な活動や経験が現在の問題意識の礎となっています。その時の友人、師は今でも大切な絆です。大学生活で何か自分の打ち込めるもの、夢中になれるもの、自分をアイデンティファイできるものをみつけてください。
中村 博一
専門領域
文化人類学、日本研究、西アフリカ研究
自己紹介
埼玉大学卒、東京都立大学大学院修了。ナイジェリア国立ソッコト大学留学。主な論文:「ハウサのイスコーキー祭祀」「江戸行きをめぐる語りの世界」他
専門分野・研究のテーマ
中部地方の山村でフィールドワークをおこなってきました。むらの若者の《移動》の記憶について研究しています。また、自治消防のフィールドワークも実施しています。
学生諸君へのメッセージ
観察やフィールドワークという側面から皆さんの研究をお手伝いしたいと思います。
二宮 雅也
専門領域
健康社会学、スポーツ社会学、健康・スポーツ産業論
自己紹介
1977年宮崎県生まれ。高校まで宮崎で過ごしましたが、大学は北海道の地を選び、その後は茨城、大阪、東京、埼玉、北海道と様々な土地で学び暮らし、2010年4月に文教大学に赴任しました。 いままでたくさんの人と出会い、別れ、また出会い・・・ 時には苦しみや悲しみに遭遇することもありますが、それを助けてくれるのが人であり、出会いであります。私は人に助けられて成長してきたと思います。 みなさんと文教大学で出会えたことは、単なる偶然ではなく、必然、つまり出会うべきして出会ったと思いたいです。そして、その出会いを大切にしたいと思います。 出会いとは人だけではありません。様々な文化との出会いは、生活を豊かにしてくれます。最近は、小説との出会いが楽しみの1つです。小説に描かれる人間模様は、フィクションとは言え、人生の苦しみや悲しみ、そして、喜びや幸せを描いています。想像力を膨らませながら読み進める小説は、まるで自分が主人公になった気分へと導いてくれます。 また、スポーツ(ゴルフやスキー)における新しい身体感覚との出会いは、人間の限界や可能性を感じさせてくれます。自分を意識し自分と出会うことは、真のリアリティを味わう絶好の機会です。 これからも新しい出会いを楽しみ、人生を謳歌したいと思います。
専門分野・研究のテーマ
健康社会学(健康と身体の関係性)
スポーツ社会学(スポーツ文化の発展と政治・経済の関係性)
健康・スポーツ産業論(健康のまちづくりとソーシャル・キャピタル)
学生諸君へのメッセージ
教員になるまでは、シンクタンクの研究員として民間の研究機関で働いていました。そこでは主に、行政のコンサルティング業務や、まちづくりにおける具体的な実践を行っていました。今ではそうした経験が、研究の面でも教育の面でも大きな糧となっています。微力ではありますが、その経験を活かし、より実践的な教育を行いたいと考えています。 ゼミ活動や部活、サークル活動を通じて、みなさんも色々な経験を積んでください。学生生活の経験が、きっとみなさんの大きなエネルギー源になることと思います。私もみなさんに負けない様に、これからも積極的に様々な経験を積みたいと思います。
星野 晴彦
専門領域
社会福祉 特に障害者福祉
自己紹介
大学で社会福祉を学び、その後横浜市の福祉職に就職しました。その間に、知的障害者の入所更生施設、障害者更生相談所、福祉事務所でソーシャル・ワーカーとして勤務しました。その後、上智社会福祉専門学校で教員として勤務しました。以上の経過がありましたが、自分は社会福祉についてまだまだ分かっていないことが多いと実感しています。人が人を支援することは、とても意義深いことでしょうが、同時に奥が深くまた難しいものだと思っています。
専門分野・研究のテーマ
社会福祉の、とりわけ障害者福祉が専門領域です。 目下、社会福祉サービスに対する苦情について考えています。これからは、当事者の権利を保障するためにも、同時に支援者も過剰な心身の負担にならないように適切な対応方法を学んでおく必要があると思われるためです。
学生諸君へのメッセージ
4年間の学生生活の中で、何かひとつでも自分自身が本気で打ち込んだと思うものを作ってください。
堀口 久五郎
専門領域
社会福祉学
自己紹介
幼少の頃は、自己紹介が苦手でした。なぜかというと、名前を言うと周囲から笑われることが多かったからですが、少し変わりものであったためか、それで注目を浴びること自体はそれほど嫌であったわけではありません。ただ、今も、授業で知識面について語るときはだいじょうぶなのですが、自己紹介や自分の意見、感情などを表現しようとするときには、必要以上に緊張してしまう傾向が残っています。アルコールにかなり弱い体質です。ワインなど香りだけで頭がクラクラすぐほどで、酒席が苦手です。
専門分野・研究のテーマ
社会福祉学、精神保健福祉、人間科学という総合学の成り立ちについて、あれこれ考えています。偉大なる先駆者の著作などをじっくり読みながら遅々たる歩で進めています。本学人間科学部で1998年に社会福祉コースが設置されて赴任して以降、社会福祉教育および福祉士養成等に従事しています。
学生諸君へのメッセージ
私には、学生時代から、社会福祉学、文化人類学、精神医学の3人の恩師が同じ時期にいたため、常に他の学問分野との関係を意識する癖がついてしまい、その影響からなのか、人間科学というものに対して大変魅力を感じていました。入学した皆さんは、この学部の実態・現実をどう思われるのでしょうか。是非、意見など聞かせてください。
宮田 浩二
専門領域
スポーツ心理学、生涯スポーツ論
自己紹介
さて、私は、1962年、水の都、島根県松江市で生まれ、育ちました。小学校2年生から剣道をやっており、最近は、生涯スポーツとして、テニス、スキー、スクーバダイビング等に凝っています。本学では、サッカー部の顧問です。
専門分野・研究のテーマ
大学院在学中から現在に至るまで「スポーツ心理学」および「生涯スポーツ」を専門分野として学校体育、競技スポーツ、商業スポーツ施設や地域社会における人々を対象にスポーツ心理学の観点から情緒的健康、心理面について研究を進めています。また、スポーツカウンセラーとして、競技選手に対しメンタルサポートをすると共に、競技力向上について研究を進めています。 今後は、従来の研究を継続し、健康・スポーツ心理学的な観点からウエルネスの研究・開発に携わっていきたいと考えています。例えば、音はなぜ人を癒せるか等について心理的な研究を進めていくことにより、免疫力が人体にどのような影響を及ぼすかについてさらに研究を進めてきたいと考えています。
学生諸君へのメッセージ
単に結果や成果だけを求めるような近視眼的で受け身な考えではなく、生涯にわたって、より充実した人生を送るために、必要なものはなんだろうかと探究し、学ぶと共に、たくさんの友達をつくって下さい。大学時代の友達は、これからの人生でかけがえのない財産になっていくことでしょう。ウエルネスな楽しい学生生活を私と一緒に送っていきましょう。
宮地 さつき
専門領域
児童家庭福祉、特に教育福祉、学校福祉
自己紹介
私は「人と関わる仕事がしたい」と、本学の人間科学部臨床心理学科で大学4年間を過ごしました。児童福祉にも関心があったことから、学科を超えて社会福祉士の指定科目を学ぶことができました。大学時代に出逢った、「スクールソーシャルワーク」という領域、社会福祉士実習での経験、何事にも一生懸命に取り組む学部や体育会の仲間・先輩・後輩、そしてゼミの先生など、すべての出逢いが今の私を形作っています。大学院修士課程修了後、福島県でスクールソーシャルワーカーとして約7年間の実践を積んだのち、他大学にて社会福祉士等の実習指導に関わる機会を経て、今に至ります。 小学校時代は吹奏楽とバスケット、中学・高校時代はコーラス部、大学時代は弓道部に所属し、福島時代はフラダンスをかじっていました。どれも上手ではありませんが、それぞれの仲間と過ごした時間はかけがえのないものになっています。
専門分野・研究のテーマ
児童家庭福祉、特に教育福祉、学校福祉を専門としています。これまで学校は教育のフィールドとして捉えられてきましたが、そこで過ごす子どもたちは、大なり小なり様々な生活上の不安や困難さをカバンに詰め込んで学校に通ってきます。学校福祉とは、学校や教職員とともに子どもたちの発達や学習などを含めた生活や福祉(well-being)をいかに保障していくかを実践し、探究する領域です。現在は、就学移行期におけるマルトリートメント(大人の子どもに対する不適切な関わり)への予防的介入に着目して研究を行っています。またその関連として、子どもの居場所づくりや特別支援教育などにも関心を持っています。
学生諸君へのメッセージ
私は大学4年間で人生が変わる出逢いをたくさんすることができました。この経験は文教大学で過ごしたからこそだと、自信をもって言えます。皆さんにも、失敗を恐れず様々なことにチャレンジし、今、ここにいるからこそできる経験をたくさんしてほしいと願っていますし、そんな皆さんを私も全力で応援していきたいと思います。
村上 純一
専門領域
教育学、教育政策研究、現代教育論
自己紹介
1983(昭和58)年5月生まれ、埼玉県浦和市(現:さいたま市浦和区)の出身です。浦和のまちに生まれ、浦和のまちで育った、生粋の「浦和っ子」です。学校は中学校から都内の私立中高一貫校に通い、中高6年間、下町風情漂う男子校で学校行事の裏方として走り回っていました。その後、予備校1年、学部5年(!)、大学院7年(修士課程2年、博士課程5年)という長~い学生生活を経て、2015年度から文教大学でお世話になっています。 趣味は鉄道旅行(いわゆる「乗り鉄」)です。またスポーツ観戦も大好きで(特に野球とサッカー)、好きなチームは野球では埼玉西武ライオンズ、サッカーは浦和レッズと、ここでも「地元愛」を貫いています。この数年、どちらも淋しいシーズンオフが続いているので、今年はそろそろ贔屓チームの優勝パレードを見に行きたいなと願っているところです。
専門分野・研究のテーマ
大学院の修士課程から、主にキャリア教育の政策過程を研究してきました。教育学を専門としたのは大学院に入ってからで、学部は法学部に在籍して主に行政学・公共政策学を学んでいましたので、政策過程の視点から研究をしているのはその流れでもあります。はじめは「学校教育と職業生活との接続」として捉えていたキャリア教育ですが、研究をしているうちに興味関心はどんどん広がり、今では「大人になったときに役立つ経験は全部キャリア教育だ」と(半ば無理矢理に?)理解して研究をしています。その広がりの中で「学校と地域との連携・協働」や、ここ数年は東北地方を中心に「教育と震災復興」についても研究を行っています。
学生諸君へのメッセージ
出逢いの数だけ、学びがある。人は人と出逢い、人の思考と触れ合う中で学び、成長していく生き物です。一期一会を大切に、「昨日よりひと回り大きくなった自分」を実感できる毎日を積み重ねていってほしいと思います。私も皆さんとの出逢いを通じて、自分自身が日々成長していけることを楽しみにしています。
山本 琢俟
専門領域
教育心理学、青年心理学
自己紹介
「心理学概論」や「教育心理学」などの授業を担当する山本琢俟です。夏休みの宿題は最初に計画を立てますが計画通りに進まないタイプでした。気を抜くとダラけてしまいがちで、何か考えているようで何も考えていないことが多いです。ジュースよりもお茶が好きです。 元々は小学校の先生になるつもりで大学に進学したので、当時は大学の先生という職に就くことを想像もしていませんでした。そもそも大学の先生にどうやってなるのか知りませんでした。学部3年生の時にゼミの先輩が卒論を書いている姿を見て、なんて楽しそうなことをやっているんだと研究活動に魅力を感じ、大学院に進学を決め修士課程と博士課程を経たわけです。そのあと助教を経験し、素晴らしいご縁をいただきまして2024年4月より文教大学人間科学部のメンバーに加えていただきました。研究をすることが楽しいと思える生活を送ることが理想です。
専門分野・研究のテーマ
専門は教育心理学です。主に小学生から中学生を対象として、向社会的行動やその動機づけについて検討してきました。「良い」と考えられている行動ってホントに良いのか?という疑問を始発として、現在の研究テーマを扱っています。良いと言われる所以は社会的な規範だったりするわけですが、子どもにとっての規範となり得る親や教師からの指導や教育が子どもの向社会的行動やその効果にどう影響しているのかという点に興味を持っています。
学生諸君へのメッセージ
何よりも大切なのは、食事と睡眠です。大学入学に伴ってこれらは疎かになりがちですが、身体が資本です。心身ともに健康な状態で、授業や部活・サークルやバイトや遊びなどを経験してもらえればと思います。ぜひ皆さんが経験したことや学んだことについて教えてもらえると嬉しいです。


Copyrightc Bunkyo University Faculty of Human Sciences. Allrights Reserved.