心理学科の3つの方針

学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

心理学科は、人のこころのはたらきを理解することにより、自分自身で判断し行動できる科学的態度や、さまざまな場面で実践的に活用できる、幅広い教養と心理学的知識、技術を身に付け、学科の教育課程に定める単位を修め、次の資質能力を備えた学生に卒業を認定し、学士の学位を授与します。


修得させるべき能力

1.さまざまな場面で活用できる実践的な心理学的知識と技能。

2.自分自身で判断し行動できる科学的態度。

3.協働性を実現しうる対人関係能力。

4.汎用性の高い問題解決能力(ジェネリックスキル)。


その達成水準

1.人のこころと行動を科学的に理解できる。

2.心理学の実用的な応用ができる。

3.人を尊重し、人からも信頼される人間関係を構築できる。上記を各科目のシラバスに明示された到達目標に照らして総合的、客観的に達成度を確認、評価します。4年間の学修の集大成として、全体の教員や学生に開かれた卒業研究の「発表会」を行い、科学的態度と対人関係能力を確認します。


教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

人間科学の基礎の上に、心理学に関する理論的、実践的知識と技術を身につけさせるために、次の方針によりカリキュラムを構成します。


1.基本的なこころと行動を科学的に理解するために、基礎心理学科目を基盤に置き、加えて研究法、実験、統計法などの科目を系統的に配列する。

2.実用的な応用が身につくように、応用領域の心理学科目および実習科目を開講し、アクティブラーニングと学修成果のフィードバックを通じて知的修練と相互信頼、相互啓発の基礎を築けるような良好な就学環境を維持する。

3.幅広い教養を身につけ、人のこころと行動を総合的に理解できる深い洞察力をもった人材育成のためのカリキュラム構成とする。

4.課題発見や問題解決のための方法を自ら実践できるように演習科目を系統的に配列する。進路につながるようなキャリア教育、キャリア形成の科目を配置する。前述1および2を合わせて、公認心理師等の資格取得に対応した科目構成とする。


入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)

求める学生像

1.高校等で継続的に修学努力を重ね、一定の基礎的・基本的な知識・技術を身につけた人

2.心理学に対する関心と主体的に学習に取り組む姿勢を持つ人

3.人の幅広い側面に興味を持ち、実際の生活を通して人間社会への関心とコミュニケーションを図ろうとする意欲のある人


学んできてほしい内容

1.科学的態度を習得する上で必要となる国語、英語、数学、理科、社会など学科における学修の基礎となる科目の一定水準以上の基礎学力が必要です。

2.その他の教科についても、論理的思考力、豊かな表現力、現実を的確にとらえた実践力などを涵養する観点から、幅広く学習していることが望まれます。


入学者選抜の基本方針(入試種別とその評価方法)

  • 学校推薦型選抜
    高等学校長の推薦を前提とし、本学科が求める学生像を理解し、学びへの志向と熱意を持つ入学者を選抜することを目的とします。出願書類および小論文、面接によって、大学教育を受けるために必要な学力の3要素(「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」)を総合的に評価します。具体的には、基礎的な学力、論理的思考力、主体的に学ぶ態度、志望動機、学修意欲、将来のビジョン、高校での学習・諸活動の状況、社会の諸問題に対する関心などを評価します。

  • 一般選抜
    本学科での教育を受けるための基礎学力を有しているかどうかを評価します。一般選抜では本学の個別学力試験によって、大学入学共通テスト利用入試では大学入学共通テストで実施している教科・科目の試験の得点をもとに、基礎学力を評価します。



Copyrightc Bunkyo University Faculty of Human Sciences. Allrights Reserved.