2020年1月8日
人間科学部では、「人間科学の日常での学び:ビジュアル学習」を目指して、12号館2階ショーウインドー展示を行っています。2020年1月8日から2020年4月6日まで人間科学部人間科学科の宮地さつき先生にご担当いただき、「サードプレイスにおけるマルトリートメント予防を考える」を展示しています。

今回の展示では、宮地先生がソーシャルワーカーとして活動してきたご経験に基づき、「長期休業中の子どもの居場所づくり活動」や「ママカフェ@みずべのアトリエ」での活動の様子をご紹介くださっています。
タイトルにある「サードプレイス」とは、「とびきり居心地よい場所」であり、「インフォーマルな公共生活の中核的環境」(オルデンバーグ, 2013)つまり、「家庭と仕事の領域を超えた個々人の、定期的で自発的でインフォーマルな、お楽しみの集いのために場を提供する、さまざまな公共の場所の総称」を示すとのことです。

最近では「子どものサードプレイス」が注目されているようですが、当然のことながら子どもだけではなく大人にとってもサードプレイスは重要なのだそうです。心地よいサードプレイスがあるかどうかが、街の魅力にもかかわってくることでしょう。展示では、第一(家庭)、第二(学校や職場)があってこその第三の居場所であり、三脚のような関係性であることを教えてくれています。

この機会に、皆さまにご覧いただき、サードプレイスと心豊かな暮らしについて考える機会にしていただければ幸いです。


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