2020年2月12日

2020年1月25日土曜日の午後12号館12101教室にて、永年にわたって文教大学での教育・研究に携わってこられた太田和敬先生と谷口清先生の最終講義が行われました。

太田 和敬先生の最終講義「文教大学の教育活動でめざしたこと」では、1985年の本学への赴任以来太田先生が講義で目指した「知的能力」の向上のための具体的な方法やその成果、また聴覚障害学生への教育の取り組みなどについてご教授をいただけました。聴講に訪れていた太田先生の教え子の方々は現在教職についている方が多く、講義後にはそれぞれの現状を踏まえた質問が多く寄せられました。「太田先生にはまだ教えていただきたいことがたくさんある」という学生や卒業生たちの気持ちが伝わるものでした。

谷口 清先生の最終講義「素朴心理学と科学的心理学-心理学の対象と方法を求めて-」では、谷口先生の卒業研究から現在に至るまでの生理心理学を中心に据えた実験心理学の研究業績をご教授いただきました。特に脳波研究に熱心に従事なされ、その研究活動は心理学の「対象と方法」を追い求める旅であったとのことです。「科学というのは本当に細やかな技術の積み重ねである」という先生のお言葉が大変印象的なご講義でした。

ご講義後には両先生にたくさんの花束が贈られ盛会となりました。


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