会計のプロになろう！

目標を持って、有意義な大学生活を

皆さんは何か目標を持っていますか。私にとっての目標は「公認会計士」になることでした。

大学入学時に私は「卒業後は会社でサラリーマンとして勤めるのではなく、何か専門的な資格を活かした仕事をしたい」と思っていました。そして、1年次に簿記の講義を通して公認会計士の存在を知ったことをきっかけに、公認会計士を志すようになりました。

大学2年次に大学授業と並行して受験専門予備校に通い（経営学部からキャリアアップ奨励金を受給）、公認会計士試験の勉強を始めました。大学3年次からは石田ゼミに所属し、予備校での学習とは別に会計関連の知識を身に付けるとともに勉強のアドバイスを得ました。また、ゼミには私以外にも公認会計士を志す友達が複数人いたので、一緒に切磋琢磨できたことも良いモチベーションになりました。

大学4年次に公認会計士短答式試験に合格、卒業後に論文式試験に合格し、監査法人での実務経験、修了考査の合格等を経て、2023年に晴れて「公認会計士」になることができました。

達成したい目標がある方は、友達と切磋琢磨したり、ゼミの先生にサポートやアドバイスをもらったり、自分のためになることは積極的に活用していきましょう。 目標は、すぐに叶うものとは限りません。継続して努力したとしても達成できるとも限りません。それでも、努力すればきっと叶うと思います。皆さんにとって、大学生活が有意義なものになることを心から願っています。

あきらめなかったからこそ！

私は、大学入学時には、自分の将来の方向性を明確に持っていませんでした。しかし、大学授業で簿記に出会い面白さを感じ、他の会計分野の講義を通し、経済や企業の仕組みを理解し数字の裏側にあるストーリーを読み解くことができる会計の魅力に強く惹かれました。自分が本気で打ち込める分野を見つけたと思い、公認会計士を目指すことにしました。3年次から受験専門学校に通い公認会計士試験の勉強を始めました。自分なりに頑張ったつもりでしたが甘かったのでしょう。在学中の合格はかないませんでした。卒業後も勉強を続けましたが、なかなか集中できず「もうやめよう」と思っていた時に、あることがきっかけで「大切な人を裏切ってしまった」と目が覚めました。それからは遊びなどの退路を完全に絶ち、1日12時間以上受験勉強を続け、1年後に公認会計士短答式試験に合格しました。その後、論文式試験の全国模試で1位を獲得し論文式試験にも合格し、現在は、監査法人に勤務しています。

経済の発展に貢献する仕事に携わり、日々新たな知識と経験を積むことができ、忙しいながら密度濃く働いています。公認会計士は、監査法人で勤務するだけで無く、独立開業やコンサルタント、企業のCFO等、多彩な活躍の場があり、自分の将来にワクワクしています。あの時、あきらめなかった自分を褒めるとともにサポートしてくれた全ての方に感謝しています。

大学3年次に税理士試験科目「財務諸表論」に合格！

私は、大学1年生の時に授業で初めて簿記の勉強をしました。それまでは簿記という存在自体さえ知りませんでしたが、勉強を続けるうちに面白くなり、簿記に関係する職業に就きたいと考えるようになりました。私は昔から、裏方ではなく、直接人の役に立てる職業に就きたいと考えていました。そのため、簿記・会計の知識を活かし、中小企業経営者に経営のアドバイスをしたり、税の相談にのるなど直接人の役に立てる税理士は自分にピッタリの職業だと思いました。

私は大学2年生後半に学部のキャリアアップ奨励金に応募し、受験専門学校の授業料の補助を得て、税理士試験の勉強を始めました。周囲の人に支えられながら3年次の8月に税理士試験科目「財務諸表論」に合格することが出来ました。税理士試験は11科目中5科目に合格する必要があり、私が合格したのは1科目ですが、税理士になるための確実な一歩を踏み出すことができたと感じています。4年次には「簿記論」「法人税法」の受験を予定しており、大学卒業後は、「相続税法」「消費税法」に合格し税理士になる予定です。

大学では、様々なことを学ぶことが出来ます。まず、1年生の時は幅広く授業を履修することをお勧めします。中には面白くない授業もあるかもしれませんが、自分の将来を決定づける授業に出会えるかもしれません。ちなみに私が税理士を目指すきっかけになったのは、必修科目です。皆さんも是非、やりたいことを決めて充実した大学生活を送ってください。