2017年4月7日
人間科学部では、「人間科学の日常での学び:ビジュアル学習」を目指して、12号館2階ショーウインドー展示を行っています。2017年4月6日から9月中旬まで、人間科学部臨床心理学科の谷島弘仁先生にご担当いただき『教室の格差と貧困』をテーマに展示しています。

現在、生活が困窮し、給食費や学用品代などを、負担することが困難な状態にあると考えられる子どもは、子どもの約6人に1人にのぼるそうです。展示を見ると、困っている立場でありながら、他者や公的機関に援助を求めることも困難な状況にあることが分かります。
子どもは自分で貧困を克服することはできません。自分の置かれた立場を客観的に理解することも困難なので、貧困を自分の責任だと思い自尊感情を低下させる傾向があるのだそうです。
この展示が皆さんにとって、日本における子どもの貧困への考えを深めるための一つの機会として役に立つよう願います。


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