中学3年生が10月30日~11月2日に京都・奈良・広島へ修学旅行に行ってきました。
1日目:奈良公園での班別自主研修を行い、東大寺や春日大社を訪れました。
2日目:京都で伝統工芸体験を行い、職人の方のご指導のもと念珠や京扇子を作成しました。その後の班別タクシー研修では、清水寺や伏見稲荷大社を訪れ、外国人観光客の方々へのインタビューも行いました。
3日目:広島へ移動し、宮島を訪れました。あいにくの雨模様でしたが、厳島神社を参拝したり、お土産を購入したりと班ごとに楽しんだ様子でした。
4日目:平和記念公園にて平和祈念セレモニーを行い、学年全員で作成した千羽鶴を奉納する予定でしたが、悪天候のため宿泊先のホテルにて行いました。その後、原爆資料館を見学し、被爆者の方から当時のお話を伺いました。
今回の修学旅行では、仲間との楽しい思い出だけでなく、各地の歴史や文化を体験して学び、平和について改めて考える機会になったことと思います。
□生徒の感想
修学旅行を通して一つ感じたことがありました。それは人の残して伝えていこうとする思いです。 文化でも、ものでも、出来事でもそうです。大事に保存されている大仏や、伝統産業体験で語られた過去の話。 何度も復元され保存される厳島神社の鳥居。寄贈された原爆被害者の遺品が丁寧に展示されている原爆資料館。 のこされたものが忘れられて消えてなくなってしまうことのないよう、大事に大事に次の世代に伝えようとしているのだと強く感じました。 私も日本人の一人として、その思いを受け継ぎながら忘れられることのないよう次の世代に守り伝えていきたいです。
私が修学旅行を通して学んだことは校長先生のお言葉である「見えないものを見ようとする」ことです。修学旅行前日と当日の出発式で神戸校長がおっしゃっていた「見えないものを見ようとする」という言葉が印象に残り、最初この言葉を聞いたときは正直ピンときませんでしたが日にちがたつにつれて、ようやくその言葉の意味が見えてきました。見えないものを見ようとする力で、私たち中学生が楽しく修学旅行を行えるように準備してくださった旅行会社の方々、ホテル会社の方々、バスの運転手、添乗員の方々に心から感謝することができました。