大学時代を充実させよう!

大学卒業者のうち最も多い就職先は民間企業。民間企業と一口に言っても会社により、業種によりその仕事内容はさまざまです。ほんの一部ですが先輩からのメッセージです。

畠澤 敬子

経営と情報を学んだことで、
社会に踏み出す自信が生まれた

(株)小松製作所

畠澤 敬子

2012年3月志村ゼミ卒業

高校生のときに事務のアルバイトをしていたのですが、パソコンと会計の知識がなかったためになかなか上手く仕事ができなくて。2つのスキルの重要性を知って、大学では「管理会計」と「パソコン」の両方を学びたいと思うようになりました。大学に入ってからは簿記やビジネス会計の資格にも挑戦。ファイナンシャル・プランナーの勉強も行いました。経営情報学科は会計や金融だけでなく、情報技術についても学べるので興味がどんどん広がっていきました。

最初はワードやエクセルのスキルを身につけたいと思っていたのですが、次第にインターネットがどういう仕組みで成り立っているのかなどの専門的な知識も自分から勉強するようになっていったんです。幅広い分野の知識、そして社会に役立つスキルや資格を学んだことで、企業のなかでプロとして活躍する自信も生まれました。

就職活動では、人事の方にも経営と情報の両方の知識を持っていることが高く評価されて。取得した資格についてもたくさんの質問を受けました。経営情報学科の授業には、実践的で社会に役立つ内容のものが多い。ここでの学びは、私の大きな財産になりました。

塚田 悠太

問題解決・政策立案コンテストに挑戦しました

(株)日本郵便輸送

塚田 悠太

2016年3月根本ゼミ卒業

2013年「神奈川産学チャレンジプログラム」で最優秀賞を頂戴し、2014年には茅ヶ崎市主催『未来茅ヶ崎市』政策コンテストで最優秀賞に選んで頂きました。2つのコンテストで最優秀賞を受賞できたことは、とても嬉しく、また大きな自信を得ることができました。ゼミは「オペレーションズ・リサーチ」という分野で、世の中に存在する様々な問題・課題を工学的に解くための基礎を学んでいます。そのため、今まで勉強してきたことを実践で試すため、さらにもっと伸ばすために2つのコンテストに参加しました。『未来茅ヶ崎市』政策コンテストの課題は、30年後の茅ヶ崎市を想像し、市長になったつもりで政策を立案することでした。私は今21歳です。30年後というと生きてきた人生より長い期間のことになるのでなかなか想像しにくく最初は抵抗がありましたが、『つなげ、茅ヶ崎』というビジョンの下「駅と街をつなぐ」、「人と人をつなぐ」、「今と未来をつなぐ」の3つの観点から具体的な政策を提案しました。このコンテストでは、全く知らない他の個人応募の方とのグループ活動だったので、スカイプを使って意見をまとめるなど大変ながらも貴重な体験をすることができました。また、コンテストを通して、政策を提案する難しさや実際に市民の方に納得してもらうプレゼンテーションの重要性を学びました。今後は政策を人任せにするのではなく、自ら興味を持って選挙などに参加することで意思表示をしていこうと思っています。さらに、情報を要約する力や相手に伝える力をもっと伸ばしていきたいと考えています。

吉野 勝

常に目的意識を持とう

(株)島忠

吉野 勝

2014年3月金ゼミ卒業

私は吹奏楽部活動などをとおし良き友人に恵まれ、充実した大学生活を過ごすことができました。吹奏楽部ではサックスを担当し、3年次にはパート・リーダーを務めました。定期演奏会の直前はほぼ毎日練習があるハードなサークル活動でしたが、吹奏楽コンクール東関東大会に2回出場するなど努力が報われ、仲間とともに大きな達成感を味わうことができました。

大学4年間で最も大きな出来事は、やはり東日本大震災です。自動車学校を卒業し運転免許証を手にした日に大震災にあい、2時間歩いて自宅に帰りました。その後の一連の様々な出来事をとおし、今まで自分が親に甘えて何もしてこなかったことを強く自覚し反省しました。そこで、「これからは少しでも自立したい」と思い、その年の夏からホームセンターでアルバイトを始めました。

大学ではマーケティングのゼミに所属し、ゼミ活動の一環として文化際でチヂミを販売しました。自分達で予算やメニューを決め、客層や売れ筋商品のチェック等を行いながらの販売活動を通し、今まで学んできた理論を肌感覚で理解することができました。さらにホームセンターのアルルバイトで経験した仕入・販売・接客は、難しさとともに人と接する楽しさを学ぶことができました。このアルバイトがきっかけで小売業への就職を強く意識するようになり、ホームセンター業界に的を絞った就職活動を行いました。その結果、東京証券取引所一部上場の数社から内定を頂くことができました。就職活動は「早くから準備をすること」が大切です。業界研究や就職試験(SPI)対策など早く着手することをお勧めします。4年間は長いようで短いものです。なにごとにたいしても常に目的意識を持つことを心がけ、自分の進むべき道をじっくり考えてください。そして、余裕をもって希望通りの道へ進めるよう頑張ってください。

松澤 大介

金融で地元企業を支えたい

(株)北越銀行

松澤 大介

2013年3月石田ゼミ卒業

文教大学では、"簿記"という分野を学んだことで、入学前にやりたいことがなかった私に自分の進みたい道が見つかりました。簿記を学んだことが、会計学、経営学に興味を持つきっかけになりました。その後、日商簿記3級、2級を取得し、ゼミナールで企業会計基準について学び、会計の側面から経営に関わる職に就きたいという思いが強くなりました。多くの企業の経営に関われる金融機関への就職を目指し、3年生からは金融について学び、業界についての知識を深めました。多くの先生方やキャリア支援課の方などの支えもあり就職活動も順調に進むことができました。その結果、地元新潟の銀行から内定を頂くことができました。このことから人との縁の大切さを知ることができ、何気ない出会いが意外なところで役に立つことを教えられました。多くの人に支えられ私もスタートラインに立つことができました。これからは私が地元新潟の企業を支えることができる存在になれるよう全力を尽くしたいです。

木元 一哉

自分の力が信じられるまで努力し続けること

明治安田生命保険(相)

木元 一哉

2019年3月 鈴木ゼミ卒業

私は文教大学に入学当時から、漠然と金融業界で働きたいと思っていました。先輩に相談すると、金融業界の内定者を数々輩出している鈴木ゼミが良いと勧められました。そこから、積極的に鈴木先生が担当している授業を受け、ゼミ選択では迷わず金融(鈴木ゼミ)を選択しました。3・4年生のゼミでは、英語で書かれたファイナンスのテキストを輪読するといった座学や地域経済の活性化を目的とした山形県・高知県での実践的なゼミ合宿を通して、ファイナンスに関して幅広く学修する機会がありました。

私が就活を本格的に意識し始めたのは、大学3年生の夏頃です。大学の主催する就活講座やゼミでのSPI(筆記試験)対策など手厚いサポートがありましたが、それだけでは対策は圧倒的に足りないと感じたので、企業のインターンシップに40社ほど応募し参加しました。ただし、早い段階から就活を行っている他大学の学生を目の当たりにして、なお努力不足を思い知らされました。この経験を通して、自分の力を信じられるようになるまで、努力し続けることが大切であると気付きました。最終的には、上場企業を含め計5社から内定をいただき、就活を終えることができました。

今、希望した金融業界で働くことが出来るのは、文教大学の手厚いサポートのおかげと言っても過言ではありません。みなさんも夢を叶えるために、努力してみませんか。

中根 大貴

大学の学びで世界が変わりました

TIS(株)

中根 大貴

2015年3月根本ゼミ卒業

私は大学で「オペレーションズ・リサーチ(OR)」と出会い、世界が変わりました。あまり勉強が好きでなかったタイプの私が、この学問を通し学ぶことの楽しさ・面白さを実感しました。ORは問題解決を支援する学問です。世の中の諸問題を数理的に捉え、適切な手法を適用し解決策を提案していくものです。私はこのORを学ぶ根本研究室に所属しました。3年時には課題解決型ビジネスコンテストに挑戦し、物流会社の営業所の配置を数理的に見直し最適な配置を導出し提案しました。この提案はプレゼンや論文が高く評価され、最優秀賞を受賞することができました。また4年時には選挙において地域のつながりに着目した投票区割の導出法と評価法をテーマにした卒業論文を完成させました。私はこうした実務的な研究に取り組みながら問題解決の魅力や面白さを感じとることができました。その延長線上で、広く社会にソリューションを提案提供するIT業界への就職を決意しました。文教大学には多くの学問が準備されています。ぜひその中から自分の興味のある学問を見つけ出し、学ぶことの楽しさを感じてください。経営学部は「人間尊重の経営」を目指しています。そのためには多くの知識や考え方が必要です。大学4年間というのは長いようであっという間です。自分の狭い世界に引きこもらず、アンテナを高く張り外に目を向けて、多くの価値観を共有してください。

平山 友梨香

組織や人に合ったシステムを作りたい

(株)AGS

平山 友梨香

2013年3月根本ゼミ卒業

大学卒業後に就職する際には、企業経営とIT技術は切り離せないものとなっていると考え、高校生のときからITと経営を学びたいと思っていました。そのため大学ではITに関する講義を中心に経営について学びました。数多く受けた講義の中でオペレーションズ・リサーチという技法が、幅広く私たちの生活の見えないところに浸透していると知って興味を持ち、関連している講義を多く受け3年次にオペレーションズ・リサーチに関するゼミを選択しました。進路を考える上で、モノづくりがしたいという強い思いがあり、Webサイト制作などをしている企業に3年次に約6ヶ月間のインターンシップを行うなどして卒業後の進路について深く考えました。インターンシップの体験から、利用者はITでこんなことがしたいという思いがあっても、具体的・技術的にどうしたらいいのか分からないのではないか、ならば私がそれを実現できるモノを作っていきたいと思い、システムエンジニアという職業を選びました。今後はただシステムを作るだけでなく、組織や人に合ったシステムを提案して作れるようになりたいと考えています。そのため常に勉強し続け、深い知識を得ていきたいと考えています。

林 和樹

人と人とのつながりを大切に

第一勧業信用組合

林 和樹

2021年3月鈴木ゼミ卒業

私は、文教大学で金融ゼミナールに所属していたことが今の仕事に就いたきっかけとなりました。ゼミナールではファイナスの本場アメリカのテキストを用いて本格的な知識を身に付けることができました。また、夏には山形県最上町という自然豊かな地域で生産者の方々と懇親し、農業体験を通して金融と農業の関係や現代の日本の課題点などを知ることができました。この様な学びを通して、金融機関で働きたいという思いが強まったのですが、一方で具体的な進路を決める際には不安もありました。しかし、その不安はキャリア支援課やゼミの先生に相談することで払拭され、その後は積極的に金融機関や企業のインターンシップに参加するなど、自信を深めることができました。さらに、私の長所であるコミュニケーション力を生かして、お客様との信頼関係が基礎となる地域金融に貢献するという目標も定まりました。

信用組合への入組後は融資業務だけでなく資産運用などお客さまの抱える悩みに寄り添い、地域とのふれあいを大切にしながらFace to Faceで日々の業務に取り組んでいます。

私は大学生活で「人と人は支え合って生きている」と学んだこと、そして、ゼミナールで学んだファイナンスに関する専門的な知識を基礎に充実した金融マンとしての生活を送っています。今後もますます、地元の方や企業を支える存在となるために全力を尽くしていきたいと願っています。

佐藤 沙耶佳

金融を通して地域に貢献したい

(株)東邦銀行 個人コンサルティング部 金融商品営業課 マネーアドバイザー

佐藤 沙耶佳

2014年3月鈴木ゼミ卒業

現在、お客様のライフステージに応じた資産形成・資産運用・資産承継・相続対策などのご提案や行員向けのコンサルティング営業に関するアドバイスや人材育成が主な仕事です。社会情勢が変化する中で、お客様がより豊かな生活を送るための良い提案ができるよう、担当エリアの支店を中心にフォローアップしています。

学生時代に経営、会計、ITなどの基礎的な分野を学ぶことで社会人として必要な知識が幅広く身につきました。多岐に渡る銀行業務では営業・事務問わず、すぐに知識を生かすことができたと実感しています。また、ゼミで金融について深く学習した経験は、銀行員を目指すきっかけとなり「お客様の金融リテラシーを高め、充実した生活をサポートしたい」と考える基礎となりました。卒業した当時と経済情勢は大きく変化していますが、文教大学で身に着けた金融、経済学や経営学を基礎に、必要とされる知識を積み上げて信頼される銀行員となれるように日々努力を重ねています。

今、進路を検討されている皆さんは将来どのように社会に関わっていくか不安だと思います。しかしながら、文教大学で学ぶことで不安は払しょくされることでしょう。人生の中で大切な学生生活を送る皆さんには、素晴らしい環境が整っている文教大学で輝かしい未来を切り開いてほしいと願っています。