金融の道に進もう!
金融機関は余裕のある人から資金を預かり必要とする人へ貸し出すことで、社会をより豊かにする役割を持っています。
そんな金融のプロになった先輩からのメッセージです。
主体的に物事に取り組み、人間力を高めよう!
就職活動では「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」を必ず問われます。大学2年生までは新型コロナウイルスの影響でオンライン授業が多く、就活で活かせるエピソードはカフェのアルバイト経験しかありませんでした。しかし、新井先生に出会って大きく変わりました。3年次のオリエンテーションで「私の授業でガクチカを作りなさい」という新井先生の言葉に惹かれ、1グループ3名で足立区の課題解決案を区長に提案する「公共経営実地演習」授業を履修しました。
区長・区民からの課題提示を受け、解決案を考えるために区役所職員の方々や地元企業に自ら連絡し聞き取り調査を行いました。特に大変だったことは、提案内容を決めるにあたりグループメンバーと意見が割れたことと、発表案を区役所職員の方に提示した際に得た多くのフィードバックを最終案にうまく反映させることでした。多岐にわたる意見をまとめるために夜遅くまでメンバーと議論し、皆で協力して提案資料を作成しました。その結果、最終発表では区長から好意的な評価を得ることができ、授業を通じて主体的に行動する力や周りとの調整力が身に付いたと実感しました。
就職活動においても、主体性や調整力(地域との関りや自ら考える力)を評価していただき、第一志望だったりそな銀行から内定を得ることができました。りそな銀行では、中小企業で働く人々に寄り添い、地域の課題解決に尽力したいと思っています。
貴重な大学4年間、ぜひ何かに熱中し人間力を高めてほしいと思います。
株式会社りそな銀行
伊藤 拓哉
2024年3月卒(浅川ゼミ)
学びの中で自己を知り、選択する
私は最初、大学で何を学びたいのか、明確な目的がありませんでした。そのため、1、2年生の時には、少しでも興味のある講義があれば1人でも履修することを心がけていました。様々な学問を知ることで、「お金について興味があり、会計学を学びたい」と気づくことができました。首藤ゼミに入り、財務会計をテーマに学生主体で学ぶ中、公認会計士の外部講師講演を聴講する機会を得て、日中韓合同プレゼンセミナーなどを経験することができました。ゼミでは、会計知識の習得だけでなく、多くのプレゼンやディスカッション経験を通して、何事にも自分の意見を持ち、発信する思考力や発言力が養われたと思います。
就職活動はキャリア支援課の方と相談をしながら準備を進めました。ひとりで悩み抱え込むのではなく、誰かに頼ることも大切です。しかしながら、いくつもの選択肢がある中で、最後に決断をするのは自分自身です。私は自己分析を行うことで軸が明確になり、自分に合った選択を見つけることができたと感じています。現在は、信用金庫で融資業務の内部事務を担当しています。信用金庫の職員として社会に貢献できるよう、職場の研修だけでなく、資格の勉強など、日々自己研鑽に努めています。
最後に、時間の使い方は自由に選ぶことができます。みなさんには、漫然と日々を過ごすのではなく、大学生活を楽しみながらも、後悔のないように将来を見据えて計画的に行動して欲しいと思います。
かながわ信用金庫
新倉 空
2023年3月卒(首藤ゼミ)
人と人とのつながりを大切に
私は、文教大学で金融ゼミナールに所属していたことが今の仕事に就いたきっ かけとなりました。ゼミナールではファイナンスの本場アメリカのテキストを用いて 本格的な知識を身に付けることができました。また、夏には山形県最上町という自然豊かな地域で 生産者の方々と懇親し、農業体験を通して金融と農業の関係や現代の日本の課題点などを知るこ とができました。この様な学びを通して、金融機関で働きたいという思いが強まったのですが、一方 で具体的な進路を決める際には不安もありました。しかし、その不安はキャリア支援課やゼミの先 生に相談することで払拭され、その後は積極的に金融機関や企業のインターンシップに参加するな ど、自信を深めることができました。さらに、私の長所であるコミュニケーション力を生かして、お客 様との信頼関係が基礎となる地域金融に貢献するという目標も定まりました。
信用組合への入組後は融資業務だけでなく資産運用などお客さまの抱える悩みに寄り添い、地 域とのふれあいを大切にしながらFace to Faceで日々の業務に取り組んでいます。
私は大学生活で「人と人は支え合って生きている」と学んだこと、そして、ゼミナールで学んだファ イナンスに関する専門的な知識を基礎に充実した金融マンとしての生活を送っています。今後もますます、地元の方や企業を支える存在と なるために全力を尽くしていきたいと願っています。
第一勧業信用組合
林 和樹
2021年3月卒(鈴木ゼミ)
金融を通して地域に貢献したい
現在、お客様のライフステージに応じた資産形成・資産運用・資産承継・相続対 策などのご提案や行員向けのコンサルティング営業に関するアドバイスや人材育 成が主な仕事です。社会情勢が変化する中で、お客様がより豊かな生活を送るための良い提案がで きるよう、担当エリアの支店を中心にフォローアップしています。
学生時代に経営、会計、ITなどの基礎的な分野を学ぶことで社会人として必要な知識が幅広く身 につきました。多岐に渡る銀行業務では営業・事務問わず、すぐに知識を生かすことができたと実感 しています。また、ゼミで金融について深く学習した経験は、銀行員を目指すきっかけとなり「お客様 の金融リテラシーを高め、充実した生活をサポートしたい」と考える基礎となりました。卒業した当 時と経済情勢は大きく変化していますが、文教大学で身に着けた金融、経済学や経営学を基礎に、 必要とされる知識を積み上げて信頼される銀行員となれるように日々努力を重ねています。
今、進路を検討されている皆さんは将来どのように社会に関わっていくか不安だと思います。し かしながら、文教大学で学ぶことで不安は払しょくされることでしょう。人生の中で大切な学生生 活を送る皆さんには、素晴らしい環境が整っている文教大学で輝かしい未来を切り開いてほしいと願っています。
株式会社東邦銀行
伊藤 沙耶佳
2014年3月卒(鈴木ゼミ)