教員を目指し、英語力と異文化理解を深める

英米語英米文学科 大塚　昴さん

英米語英米文学科に入学したきっかけ…

私は、文学部英米語英米文学科に多くの教員を希望する学生が在籍することを聞き、入学を決意しました。一年次に履修した英語教育入門、二年次での英語教育学では、他の学生の教員になることへの熱量を鮮明に覚えています。これらは自身の教員になりたい意志をより強固にしたのと同時に、どのような教員になりたいのかを考える機会を与えてくれました。

英語運用能力を伸ばすための決断と成長の実感…

英語の学習に特化した学科に身を置くことで、自身の英語力の向上を感じていましたが、魅力的な教員になるために、より英語力を伸ばすとともに、また世界の異文化を学びたいと考え、２年次に休学をし、ワーキングホリデーを利用して、カナダに留学をしました。カナダでの最初の生活は初めての一人暮らしや孤独感から大いに苦労しました。しかし、現地で様々な国から来た人々との交流を通して、そのような気持ちは消え、日本のように、世界にもこんなにいい人たちがいるのだと感銘を受けました。カナダではボランティアをしたり、カフェでバリスタとして働いたりしました。英語での履歴書作成、面接等はなかなか大変でしたが、分かりやすい文章を書く上で、二年次に履修したAcademic Writingで学んだことが生き、面接官からもわかりやすい文章だと評価していただけました。長いようであっという間であった一年間の留学で、英語力のみならず、人間として成長することができました。また、現地の友達と今も続いている交流は、日本では得ることができなかったかけがえのない宝物です。

将来の夢に向けた学びの日々…

復学した今は、夢である教員になるべく学習に取り組んでいます。より専門的な学習が増えた三年次では、模擬授業を中心に展開される英語科教育法を履修しています。この授業では、授業に使うことができるテクニックや知識を学ぶことができるだけでなく、他の受講生の模擬授業からも良い点を学ぶことができ、相互に良い刺激があり、各週の授業がとても充実しています。

カナダでの経験、そして文教大学文学部英米語英米文学科で学んだことを生かして、学習者にとって良い英語教員となれるように、これからも英米語英米文学科で学びを深めようと思います。