図書館司書

文化の継承・社会の発展に寄与する図書館司書を目指す

文教大学文学部は、ことば(語学・文学)を通じて、日本・世界の文化をまなぶ学部です。ことばは人間にかけがえのないものですが、口にしたとたん消えてしまうはかない存在でもあります。そのことばをできる限り丁寧にうつしとり時間や空間を超えて届けてくれるのが文字であり、書物です。

図書館は、個人の生活を豊かにするだけでなく、文化の継承、社会の発展にも大きな役割を担っています。 文教大学では、司書課程を開設し、書物はもちろん、様々な情報メディアに関するスキルを通して知識・情報と人を結ぶ専門家〈図書館司書〉の養成を目指します。

図書館司書とは

公立、私立の図書館や大学・研究所の図書館等で、多種多様な資料の選択、発注、受入から、分類、目録作成、利用者サービス、読書案内等を行う専門的職員です。インターネットや人工知能の発達によって、膨大な情報源から信頼性の高い情報を迅速に探索、評価、整理して、管理、保存するための能力を身につけることはますます難しくなっています。司書課程で得られる情報のスペシャリストとしての知識や技術は、大学での学びや図書館以外の職種においても大いに役立ちます。
公立の図書館で司書として活躍するには、各自治体の採用試験を受けて図書館に配属される必要があります。文教大学文学部では、キャリアデザイン論、キャリアリテラシーなどの学部共通科目をカリキュラムに組み込んで、公務員養成にも力を入れていきます。

資格の詳細

対象学部学科 文学部全学科 人間科学部全学科
定員 1学年60名(文学部40名、人間科学部20名)
※希望者が定員を超えた場合、1年春学期の成績にもとづいて選抜を行います。
履修すべき科目・単位数 15科目(必修13科目 選択開設4科目中2科目)26単位
履修年次 2~4年
その他 教職課程と司書課程の両方を履修することはできません。

司書課程授業科目

授業科目 単位 年次 履修方法 備考
必修 選択
生涯学習学概論 2 2 2   合計22単位必修
図書館概論 2 2 2  
図書館制度・経営論 2 3 2  
図書館情報技術論 2 2 2  
図書館サービス概論 2 2 2  
情報サービス論 2 2 2  
児童サービス論 2 2 2  
情報サービス演習Ⅰ 1 3 1  
情報サービス演習Ⅱ 1 3 1  
図書館情報資源概論 2 2 2  
情報資源組織論 2 3 2  
情報資源組織演習Ⅰ 1 3 1  
情報資源組織演習Ⅱ 1 3 1  
情報社会論 2 2   2 2科目4単位以上
子ども文化論 2 3   2
編集出版の基礎 2 3   2
卒業研究Ⅱ-(1) 2 4   2

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