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海外日本語教育実習(シドニー研修)

2014-08-22 (金) | 日本語教員養成コース

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日本語教員養成コースでは、オーストラリアのシドニー大学で約2週間の日本語教育研修を行っています。この研修は、シドニー大学で、日本語を履修している学生に実際に日本語を教える研修です。現地の一般家庭にホームステイをし、大学での時間以外はホストファミリーと過ごすことで、オーストラリアの文化体験、生活体験ができるのも特徴のひとつです。今回までは3月に実施していましたが、2014年度からは夏休み(8月22日から9月4日まで)の実施となりました。
 実習生は、春学期1学期間をかけて、オーストラリアの歴史や地理、教育制度、文化などについて学ぶとともに、シドニー大学で使用されている日本語テキスト『げんき』という教科書を分析し、模擬授業を行いました。模擬授業ではお互いの授業を見て長所、改善点を指摘し合って修正を重ねました。授業期間が終わった夏休みの間も模擬授業を行いました。

8月22日(土)にシドニーへ出発。あいにく到着時シドニーは雨がぱらつく天気でしたが、おかげでオペラハウスから虹をみることができました。初日は、シドニー大学見学の後、ホストファミリーとご対面し、それぞれの週末をすごしました。

そして、いよいよシドニー大での研修の始まりです。1週目は日本語授業を見学し、自分が担当する授業の学生、教室の構造や設備を確認して授業のイメージを膨らませました。さらにシドニー大学の学生により適した内容にするため、シドニー大学の先生に教案の最終チェックをしていただきました。実習生同士なんども教案を検討し、よりよい授業実施のために一丸となって頑張りました。

2週目は半年間の準備と練習の成果を試す時です。各実習生の中で細かな反省はあったと思いますが、みなやりきったという達成感を味わったようです。研修の最後にはお礼のパーティーを開き、シドニー大学から修了書をいただきました。先生方や学生さんがたくさん参加してくださり、とても楽しい時間となりました。

今回は、8月実施ということで、初めて冬のシドニーを体験することになりました。研修期間中、雨の日が多く寒さに震える時もありました。しかし、いったん太陽がでると半袖でもいいほど暖かかったりもしました。天候だけでなく、多くの異文化を肌で感じた研修となったと思います。

シドニー大学の先生方、ヘルパーさん(研修を手助けしてくれるシドニー大学の学生)、ホームステイ先のご家族のみなさん、多くの方のサポートのおかげで何物にも代え難い貴重な経験をさせていただきました。今後も、さらに充実した研修となるようにしていきたいと考えています。

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