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Graduate student

修了生の声

大学院生活は自分の視野を大きく広げる

私は2021年に修了しました。所属していた黛研究室では、インドネシアバリ島でのアグロフォレストリー活動を中心に、農林業問題と貧しい収入構造を見直す課題を抱える地における、環境と経済の課題解決を目的とした研究を行っていました。ゼミナールではバリ島での活動が主であり、その自然環境、文化、生活慣習、貧困等の多く課題を現地で直接見て知り、観光者を増やすために、紙漉き活動と農村観光を育てています。私は、日中両国の比較として、農村観光における体験プログラムに関する研究を行いました。調査結果より、中国の農家楽の経営者と利用者において、日本の農村観光(グリーン・ツーリズム)で実施されている「体験プログラムを取り入れたい」「体験したい」という要望が明らかになりました。そして、本研究で整理された日本の体験プログラムは、中国の農家楽の経営者と利用者の双方で期待するプログラムに一致していたことが検証されました。最終的には、中国の農家楽に導入可能な体験プログラムの提案を行いました。本研究は黛先生の研究目的と同じく、農村地域の経済発展に繋がり、都市住民と農村住民の経済格差を減少する事について研究意義を見出すことができました。
「大学院生活は自分の視野を大きく広げる」
 私は、農村観光に興味を持ち、将来、中国の農村地域の貧困農民を助ける仕事に携わりたいと思うようになりました。そのため、大学院へ進学しました。 大学院では学部と比べて授業の数が少ないため、自分自身で多くの時間をかけて計画を立て、研究を進めることができます。授業では自らの考えを述べる機会が多く、より専門的知見を元に、皆でディスカッションすること、先生方による丁寧な指導によって、幅広い視野を身につけることができたと思います。また、年に2回の定期的な研究報告会があります。ここでは、一人ひとり研究分野が異なるため、「相手にわかりやすく、理解できるように伝える」ことを意識する必要があります。そのため、この報告会の存在によって、プレゼンテーション能力も培うことができました。同時に、院生と先生方で積極的に意見交換ができるフラットな環境に置かれているため、知識の幅をより広げる良い機会になっていました。更に、指導教員と共に学内研究費を獲得し、数種の現地調査が実施できました。先生と一緒に学会に参加し研究成果を発表する機会も持てます。また、私はロータリー米山記念奨学金も獲得することができました。学外でも様々な留学生との交流機会やロータリー関係の日本人の世話人の方々とも、今後の生涯につながるお付き合いを持つ貴重な機会を持つことができました。文教大学の国際学研究科の大学院での楽しさと充実感は、自分で努力をすることによって、自分の視野や選択肢を広げることができる有意義な時間を過ごせることにあったと思います。

大学院で培った新しい知識への理解力と学習能力

私は文教大学国際学研究科の2020年の修了生の王彤彤です。大学院で「地域の特色ある土産品開発の可能性についての研究」をテーマとして研究を行っていました。また、「サステナブルツーリズム特論」、「観光行動特論」、「社会調査法」、「ホスピタリティマネジメント」などの授業を受け、観光に関わる理論だけでなく、サービス業の仕組みや社会調査の方法も把握しました。今中国の日系会社で財務の仕事をしています。日本で留学したからこそ、実践的な日本語能力を伸ばし、日系会社に入社することができました。大学院の研究に関係ない仕事に就きましたが、大学院で培った新しい知識への理解力と学習能力があるからこそ、財務の仕事に挑戦する勇気がありました。そして、それを私の強みとして職場で自分をアピールしようと思っています。

語学力とともに、世界を伝えられる英語教師になる。

2018年に大学院を修了したのち、現在は英語教師として奮闘しています。
国際学研究科で過ごした2年間は、私にとって、様々な角度から「世界」について考えることができた2年間でした。英語教育の中でも大切とさせている「異文化理解」の側面について、多くの授業を参観したり、先生方とのディスカッションをしたりすることで考えを深めることができました。英語教育を軸と学びながら、様々な経験をされている先生方と一緒に世界や英語教育について考えることができる。これが国際学研究科で英語教育を学ぶ最大の魅力かなと思います。また、とてもアットホームで素敵な先生方が沢山いる環境もとても良く、国際学研究科で学べて本当に良かったです。「語学力とともに、世界を伝えられる英語教師になる。」大学院での学びを生かしながら、この目標に向かって頑張っています。

大学院で養った柔軟な思考

卒業後、公務員となりました。現在は、歴史や文書の関係に携わっています。
大学院では、「自然災害からの「復興」との関わりが若者のキャリアデザインに及ぼす影響に関する研究」というテーマで、学生が地域づくりに関わることで、学生にどのような影響があるのか、東日本大震災からの復興を題材に研究していました。今の仕事に直接的には関係はありませんが、多角的な視点、課題の解決に向けた柔軟な思考は大学院で養い、現在に活かされていると思います。

教育の場で途上国の現状を伝える

安藤由紀 さん

私は、大学卒業後に一度就職しています。大学卒業時の進路として、すぐに大学院へ進学することも考えましたが、自分自身の興味が定まっていなかったことや、一度社会に出て働く経験も必要であると考え、就職を選びました。しかし社会に出て働く中で、もう一度しっかりと勉強したいという気持ちが強くなり、2016年から大学院に進学しました。大学院では、日本の国際理解教育の新たな展開について、学校教育の枠組みにとらわれない場面での教育機会を中心に、研究を進めています。
国際学研究科は、様々な分野に関する教授が集まっていることが特徴的です。そのため、自分の研究に関する知識だけでなく、多角的な視野で対象を見る力が身に付きます。また、多方面からのアドバイスをもらうことができる点も魅力です。

居場所づくり活動の社会的意義

柴田 春菜 さん

私は、高齢者の居場所に焦点をあて、居場所づくり活動の社会的意義を研究しています。
進学のきっかけは、学部生の頃のゼミでの活動を通して、もっと学んでみたいと思ったことです。
大学4年生の夏に進学を考えたので、大学院の授業についていけるかなどの不安がありました。
しかし、授業が少人数ということもあり、授業内でも質問がしやすかったり、学生同士で授業内容について話し合ったりしていたので、難しいと感じる授業内容も自分なりに理解を深めることができました。
そうした環境で学べるので、先生との距離も学部生の頃より近くなり、気付いたころには、当初の不安は解消されていました。
研究についての指導も、自身のペースを理解して指導していただいているので、とてもいい環境で学べていると実感しています。

地域の文化を理解し、共感し、コミュニケーションをとる

大学院では、大学4年間で学んだ国際学、観光ビジネス、ホスピタリティ、交流文化などの学びを深めるとともに、旅先(特にリゾート) が提供する要素と旅行者の満足度および再来訪(リピート)に関する調査・研究をしました。
研究のためハワイに行き、日本人旅行者を対象にアンケート調査を実施したり、単位交換制度を利用し他大学のまちづくり関連の授業を受けたり、大学院での研究を学会で発表したりと、"外に出て経験する、体験する"ことに積極的に取り組んでいました。また、研究以外にも、茅ヶ崎市で開催されるイベント等にボランティアとして参加したりしました。このような経験から、地域の文化を理解し、共感し、コミュニケーションをとることが自然と身についていったと思います。
今携わっている地域づくり仕事は、現地に出向き、ヒアリングやワークショップを行うこともあり、まさにそれらの経験が活かされていると思っています。

生方や先輩・後輩、同期との議論の経験が今に通じている

大学院終了後、在外教育施設の日本人学校の教員やフィリピンの離島地域の人々を支援するNGOのスタッフなど、様々な地域・立場で教育に関わる活動をし、現在はNPO法人地球対話ラボの理事として日本とインドネシアの間の国際協働・交流プロジェクト等に携わっています。
プロジェクトでは、国籍、年齢、宗教、仕事など多様なバックグラウンドをもつ人々と活動を共にすることが多く、その過程で様々な考えや価値観に出会い、刺激的な毎日を送っています。
修士論文ではラオスをフィールドに日本の教育や国際教育協力の在り方についての研究をしていたのですが、実際現場に出てみると、大学院で知識として得たものだけでなく、先生方や先輩・後輩、同期との議論の経験が今に通じていると改めて思います。特に自分の研究とは異なる分野からの指摘や意見をもらえたことは、物事を多角的に見る、意見の異なる相手と対話をするときのベースとなっています!

近代化する社会における人と宗教とのかかわりのありようを探りたい

日岐 敏史 君

学部生のころに受講した講義や海外に行った経験から、世界には様々な価値観が存在し「現実」として考えているものが多元的であるということを知り、研究したいと思い、大学院へ進学しました。
近代化が進むと同時に世界各地で世俗化が進みます。そのなかで日本人の多くは無宗教であるといわれ、宗教的な世界・領域が否定されていますが、他の国々では必ずしもそういう訳ではありません。「現実」として考えているものが多元的であるということを前提にしながら、近代化の過程で人びとが宗教をどのように経験してきたのか・しているのか、ということについて研究していこうと考えています。
文教大学大学院は学生と教授陣との距離が近く、修士論文の指導や気軽にアドバイスをきくことができます。また、フィールド調査への旅費など全額ではないですが、大学から支援してもらえるのも大きいと思います。

中国農村部の中等教育とソーシャル・キャピタルの関係

王 磊 君

日本における社会学の研究アプローチや日本社会の事情を知りたいと思い、留学しました。中国のソーシャル・キャピタルの観点から、農村部の中等職業教育(人財育成)を事例に研究しています。
学生のケアが丁寧な大学だと指導教員から紹介されました。安心して真剣に勉強したい学生におすすめできる大学院です。

日本での研究から中国の高齢者介護のあり方を考える

タン ヨウ さん

私は、中国で大学を卒業してから文教大学大学院修士課程へ進学しました。国際協力研究科には、違う分野からのさまざまな年齢層の同じ夢を持つ先生と学生が集まっています。今まで体験しなかった異国の教育スタイルを味わい、エキサイティングな毎日を送っています。
高齢化が急速に進んでいる中国には、介護労働者は高齢化社会に欠かせない要素です。しかし彼らの介護技術の低水準、高い流動性と労働者数の不足などは見逃せない問題となっています。大学院生の2年間で瀋陽への現地調査を通して介護労働者の労働実態を解明し、中国介護福祉体制の形成と労働条件の改善を提言しようと思います。自分の手で困った人に何かしてあげたいという気持ちで、日々自分の研究に没頭しています。

多文化社会における市民参加手法の将来とは?

横野 拓也 君

これからの多文化社会では、どのような社会決定の方法が望ましいのか―。文教大学国際学部で学んだことを通してさらに考えを深めたいと思い、大学院に進学しました。学部時代からお世話になっていた茅ヶ崎市市役所と本学、茅ヶ崎青年会議所との市民討議会の取り組みをもとに、市民参加手法としての市民討議会の意義を明らかにしたいと考えています。
文教大学国際学研究科は、多様な分野が集まった研究科です。ですから、あらゆる角度(環境・社会・観光・協力)から市民参加の現状を見ることができます。大学院での学びを通して、市民参加が重要であると再認識すると同時に、自分の今まで持っていた市民参加の視点が、とても狭いものであったと知ることができました。

女性の就業環境を保障する社会をつくるにはどうすればよいのか?

水島 なほみ さん

私は今、62歳。40歳ごろから将来大学院で学びたいと思い、社会人で一般受験しました。国際間のことや日本の事など知らないことが一杯です。研究タイトルは『大卒女性の就業継続を支える育児保障法の現状と問題―ノルウェーと日本の国際比較より』。ノルウェーをフィールドに選び、スタヴァンゲル大学と調査研究を進めています。日本では、就業した女性のうち出産により退職する人が7割という現状があります。この問題を女性の保障や活躍度の高いノルウェーと比較研究することにより、現状においてどのような意識や認識が足りないかを考察します。卒業後は、20~30歳代の女性を支えるNPOを作ることが出来たらと考えています。

国際協力における教育協力の望ましいあり方とは?

中川 真規子 さん

現在、様々な貧困などの社会・経済・環境問題が取り上げられる中、教育協力はそれらを解決する一分野として、世界中が力を入れ取り組んでいます。その取り組みについて、どのように教育協力を行うのか、何を重視するのかという国際教育協力の在り方についてラオスをフィールドに研究しています。学部のときに訪れた途上国と呼ばれる国で、「豊かになるとは、どういうことか。答えがあるのか。」を考えたのが、大学院に行こうと決めたきっかけです。将来は、教育協力に関わる分野、NGOなどに進みたいと考えています。
大学院には院生用の研究室があります。そこでは仲間と刺激し合うことができ、教授との距離も近くて研究はもちろん日常の事まで話せる空気があります。とても研究しやすい環境です。

自然保護地域と観光業、観光者の望ましい関係とは?

野澤 優介 君

学部生の時にオーストラリアに短期留学したことをきっかけに「エコツーリズム」について知り、興味を持ちエコツアーへの参加を通して、地域と観光産業の関わり合いがいかに難しいのかという事を学びました。それが私がこの大学院を選んだ理由です。現在、日本の国立公園の持続的な利用と順応的な管理の方法について研究をしています。特に、小笠原国立公園を題材にとっています。
文教大学大学院では国際協力という角度から観光を見ることにより、学部生の時に抱いていた観光産業のイメージとは違った解釈を持つことができました。例えば、人間の安全保障という側面から観光をとらえることにより観光産業が持つ経済的魅力やそれに伴う危険性などが明らかになります。本学ではそういった多種多様な視野を持つことが魅力の一つだと思います。

貧困諸国の社会・経済発展に貢献できている

大学院での研究は、タンザニア農村部の経済的貧困削減をテーマとし、ミクロレベルでの貧困要因について現地でのヒヤリング調査をベースに検証し、支援政策が現地でのニーズと合致したものなのか、また効果的に作用しているのかといった点を研究していました。現在のタンザニアの経済発展には驚かされるとともに、長きにわたる彼らの努力と継続した開発支援の効果が出始めていることに、若干の不安も残しつつも嬉しく思っています。
修了後は大手物流企業に就職し、入社以来海運部門に所属しています。現在は外航船の入出港手配や手続きを行う船舶代理店業務に従事しています。一見大学院での研究とかけ離れているように感じられますが、貿易の根幹を成す海運業界に携わることで間接的ではあるものの、貧困諸国の社会・経済発展に貢献できていると感じています。
大学院で研究を通じて多様な視点や考え方を学びましたが、研究を進める中で意識し続けた「問題を発見し仮説を立て、科学的客観性を持って検証し結論を導き、十分な評価を行う」という思考を身に着けたことこそ、研究を通じて得た最大の学びだったと感じています。