2023年10月3日

心理学科の3年生8名と大学院人間科学専攻修士課程1年生1名が、9月11日から15日まで、日本の最先端医療の発信地である東京大学医科学研究所附属病院において「心理実習Ⅰ」に参加しました。

この実習には、内科診察法の実習、病棟回診の見学、内視鏡・MRI・腹部エコーの体験、検査部・輸血部・手術室・中央材料部・薬剤部・バイオバンク・栄養管理室など多数の施設・設備の見学、看護実習、薬剤実習、患者さんのインタビュー、高度な内容の医学講義など、決して他では経験することのできない貴重で専門的な内容が多数盛り込まれています。

参加した学生たちは、回診の見学での医師の言葉かけや診察の温かさに、高度な専門性はもちろんのこと、「病気ではなく病人を診る」という医療の本質を実感していました。また、医療機器を自ら操作する実習を通して、医師の高度な技術に感嘆したり、最先端の施設の見学から将来の医療の発展に想像を膨らませたりしていました。看護実習では、一見簡単そうに見える種々の行動に隠されていた看護師の専門性の高さを実感していました。

さらに東京大学医科学研究所附属病院ならではの研究と臨床の橋渡しの実際を学ぶなど、日頃決して経験することのできない数多くの実習をさせていただきました。何より実習全体を通して、患者さんの健康回復のために、医師・看護師など日頃自分たちが病院で出会う方々だけでなく、いかに多くの専門職が「チーム」として活動しているかということを実感できたことが、最も大きな収穫だったと言えるでしょう。


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