2023年11月11日
人間科学部では、「人間科学の日常での学び:ビジュアル学習」を目指して、12号館2階ショーウインドー展示を行っています。

2023年11月11日から2023年12月26日まで、人間科学部臨床心理学科の遠藤愛先生にご担当いただき、『発達障がいを理解するための親しみやすい作品紹介』を展示しています。

この展示で遠藤先生は、ご専門の障害児・者心理学や臨床心理学者としての立場から、あらゆる多様性を認め、すべての人が公正に暮らすことのできる「インクルーシブ社会」の実現に向けて、一般的に「ふつう」「正常」と呼ばれる人たちが、様々な障がいや個性について理解を深め、それらを自然に受け入れていく姿勢が大事になることを指摘しています。そして、「様々な障がいについて知ること」は、この世界にある様々な価値観に触れることであり、自分や社会のことをもっと深く理解するためのきっかけを得ることだといいます。

今回の展示では、発達障がいに関する本や漫画やドラマなど、学生にとっても親しみやすい作品をたくさん紹介してくださっています。彼らがどんなことに困っているのか、家族をはじめとする周りの人々がどんなふうに感じているのか、、、。授業で学ぶ理論だけではなく物語としてみなさんが体験することで、新たな気づきを得られるかもしれません。自分と共通すること、似ているところを発見して、「発達障がい」がもっと身近な存在になることもあるでしょう。

形式ばらずリラックスした気持ちで「発達障がい」に触れられる、明るくて優しい展示にしてくださっています。真っ白なクリスマスツリーとともに、今回の展示をどうぞお楽しみください。




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