2024年3月13日
「発達臨床セッション」とは、発達障害のお子さんと保護者の方を大学にお呼びし、お子さんの発達や成長を助けるための療育プログラムを実践する活動です。

研究のデータ収集に協力して頂く代わりに、来談料はいただかずにお子さんにとって有用な支援や教材についての情報を提供するという「研究契約」を結んで行われています。専門の心理検査や保護者面談についても、教員が無償で行います。

 療育プログラムは、教員の助言・指導を受けたゼミ生が主体となって実践しています。今回参加しているゼミ生は、なんと3年生!ゼミに入って初めて発達障害のお子さんに関わりました。試行錯誤しながらの実践ではありますが、お子さんとのかかわりに癒されながら楽しく活動しています。

現在行っている療育プログラムは、①お金の使い方を学ぶ算数学習と、②試行錯誤しながら特定の物を探す探索活動です。教材は、教員の指導を受けながらゼミ生が作りました!

この活動で、学生は療育に関する実践力を磨くだけでなく、支援の経過と成果を卒業研究にまとめます。障害児・者心理学では、障害のある方や何かに困っている人への支援を実践した経過を緻密に分析し支援技術にまとめていく「実践研究」を重視しています。遠藤ゼミでは、書籍や論文だけで「障害」を理解するのではなく、当事者の人と関わりながら学びを頂き、人に役立つ研究を行うことを目指しています。


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