Short-Term Study Abroad and
Study Tour Programs

短期留学・海外研修

2023年度ニューヨーク研修

9月5日(火)~12日(火)に、国際学部では3年ぶりに現地でのニューヨーク国連研修が実施され、国際学部の学生22名が参加、生田祐子教授と渡邉暁子准教授が学生たちのサポートのため同行しました。

 今回の研修では、12回の講義セッション(ブリーフィング・体験ワークショップ)を通して、現場で活躍する国連職員から、今、世界が直面している様々な問題に対する国連の取り組みを聞き、質問や意見交換をしました。また、Virtual Realityのゴーグルを使用して、コンゴ民主共和国でのPKOの活動や気候変動の深刻な現状を、実際に体験する機会もありました。国連日本政府代表部では、安全保障理事会で活躍される志野光子国連次席大使を表敬訪問し、大使は学生たち個々の意見に耳を傾け、全ての質問に丁寧に答えていただきました。

 週末は、自由の女神、グランド・ゼロ、コロンビア大学、メトロポリタン美術館へのグループ観光を楽しんだ後、ハーレムコミュニティでニューヨークの多文化社会やゴスペル音楽の背景についての講義を受けました。講義を担当してくださったのは、ゴスペル音楽プロデューサーの打木希瑶子さんです。

 この研修は、学生たちにとって、将来の進路選択を考える上でも価値ある経験となりました。
 以下は、参加した学生の感想です。


  •  この研修を通じて、私の中で大きな変化が生まれました。卒業後の進路を真剣に考えるようになった今、国連の実際の業務を近くで知ることができるこの機会は非常に貴重でした。国連やその関連機関の職員は、高度な教養や多言語スキルを持つ方々ばかりで、初めはその実力の前に圧倒されました。しかし、研修を終えて感じたのは、彼らの存在が私のモチベーションとなったことです。研修前は進路に対する不安や迷いがありましたが、研修を終えた今、明確な方向性を持って進んでいけると感じています。(国際理解学科3年 橋場悠樹)
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  •  私はこれまで、日本の発達した医療や生活の豊かさを当たり前として受け止め、日本を一つの大国と感じていました。しかし、ニューヨークでの経験を通して、自分の視野がどれほど狭かったかを痛感しました。国連での講義やゲストスピーカーとして登壇された日本人は、日本国内で生活する多くの日本人とは一線を画すような、溌剌とした姿勢や自信に満ちた様子を持っていました。彼らは、明確な目的ややりがいを追求し、その道を進んでいるからこそ、そのような姿勢を持てるのだと感じました。私自身、将来を考える際に「海外の人々との繋がりを持つこと」を希望していましたが、研修を通して、その繋がりを持つための多様な分野や選択肢を学ぶことができました。この経験から、自分自身の価値観や、自分を支える根本的な考えを見つけることができたように思います。さらに、自分がこれから成長すべき点や課題も明確になりました。(国際理解学科2年 中村めい)

国連日本政府代表部訪問の様子は、以下よりご覧いただけます。
■文教大学国際学部による志野大使への表敬訪問・志野大使によるブリーフィング
https://www.un.emb-japan.go.jp/itpr_ja/events_090823.html(国際連合日本政府代表部HP)



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