卒業したら何になる? 会計のプロになる

石川 厚(あずさ監査法人)富沢 武士(PwCあらた有限責任監査法人)山中 恭平(君和田昭一事務所)相澤 優(新日本監査法人)新城 紗希遠藤 昭洋(税理士法人 川原経営)野中 亮汰(優成監査法人)

公認会計士や税理士は「なりたい」と心の底から強く思わない限りなれない難関資格です。
困難な道に挑戦した(している)先輩たちのメッセージです。

石川 厚(あずさ監査法人)

あずさ監査法人
石川 厚(2008年3月石田ゼミ卒業 公認会計士)

目標を達成できるように工夫して、正しい努力をする

私が後輩の皆さんに最も強く伝えたいことは「目標を達成できるように工夫して、正しい努力をすること」です。
私は、「これから努力して身を立ててやろう」という意気込みで大学生活をスタートさせました。入学当初の目標は「早いうちに十分な単位や資格を取って3年生の時に余裕を作る」ことでした。
そのため大学の図書館や学食を大いに利用して勉強をしました。その結果、大学3年次には卒業に必要な単位をほとんど取り終えることができました。そして、いよいよ就職活動を開始するという時期に悩んだ末、公認会計士試験に挑戦することを決意しました。しかし公認会計士試験の勉強は、長期戦のため色々な事を犠牲にしたり、努力が直ぐに成果に結びつかずとても苦労しました。しかしながら、学習の仕方を工夫し続けた結果、日商簿記1級、公認会計士短答式試験、公認会計士論文式試験と段階を踏みながら合格することができました。私は、公認会計士試験に合格するまでの経験を通じ「正しい努力になるよう工夫する姿勢が必要であること」を学びました。なにごとも最初から上手にできるとは限りません。しかし、自分の取組みに改善を加え続けていけば正しい努力につながると思います。公認会計士論文式試験の受験勉強の際は、私は常に本試験の「記述」を意識して勉強しました。本試験で問われたらどう対処しようか、どのように記述すれば得点できるだろうかと考えながら勉強しました。私は、文教大学の良い所は自由な事と良い人たちがいる事だと思います。大学の施設は、自分のやる気と工夫次第で思う存分、活用することができます。また、良い仲間や教育熱心な先生方に自分からあたっていけば良いアドバイスや良い刺激を受けることができます。皆さんも自分なりの目標を大切にして学生生活を充実させて下さい。満足のいく学生生活は後で必ず良い思い出になりますよ!

富沢 武士(PwCあらた有限責任監査法人)

PwCあらた有限責任監査法人
富沢 武士(2013年3月石田ゼミ卒業 公認会計士試験合格者)
早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了(MBA:ファイナンス修士)

公認会計士として日本経済の活性化に貢献したい

私は、PwCあらた有限責任監査法人に勤務しながら早稲田大学大学院ファイナンス研究科で金融工学を研究しました。大学では石田ゼミに所属し、財務会計の基礎を学ぶと同時に公認会計士試験合格に向けダブルスクールに取り組みました。同じ目標に向かう仲間との時間はとても有意義で、一生の友人を見つけることもできました。また、大学3年次には世界最大級の会計事務所PwCでのインターンシップに参加することで将来への具体的なイメージを掴むことができ、より高度な金融工学や会計学の知識を深めたいと強く思い、大学院への進学を決意しました。大学院での勉強は学部以上にディープな考察が要求されますが、文教大学で基礎を学び、また将来について具体的なイメージを抱けたからこそ、今まで以上に学ぶことに貪欲になれています。
今後は、金融の実情に精通した公認会計士として、日本経済を担うプロフェッショナルになりたいと考えています。皆さんも大学時代を自己の成長を実感できる最高の機会にしてください。

山中 恭平(君和田昭一事務所)

君和田昭一事務所
山中 恭平(2011年3月石田ゼミ卒業 税理士試験4科目合格者)

大学在学中に税理士試験2科目に合格しました

税理士になるためには、11科目中5科目の試験を突破する必要があります。私は大学在学中に「簿記論」「財務諸表論」の2科目に挑戦。先生の励ましと大学からキャリアアップ奨励金の給付を受け、無事に合格することができました。
さらに大学卒業後「法人税法」と「所得税法」に合格。現在は、税理士事務所で正社員として実務経験を積みながら残り1科目の合格を目指し勉強しています。私が税理士を目指そうと思ったのは高校生のとき。そのときは漠然と「おもしろそうだなあ」と思っていただけでした。その後、大学に入学し簿記の授業や、自分で簿記検定の勉強をしていくうちに会計がどんどん面白くなっていき、これを仕事にしたいと強く思うようになりました。税理士は独立開業できる資格なので独立して自分の事務所を持ちたいという夢と、何か自分に専門的な力が欲しいという理由で「絶対税理士になってやろう」と決意し、3年次の9月から税理士試験の勉強を始めました。現場で仕事をするようになってから、「お客さまあっての税理士である」ということを改めて実感しています。企業の方が税理士に相談するのは、何かしらの悩みを抱えているから。その問題を解決できなければ、プロに依頼する意味がなくなってしまう。そう感じるようになって、以前にも増して“合格のための勉強”ではなく、“実務に役立てる勉強”に力を注ぐようになりました。ゆくゆくは自分の事務所を開けるような会計のプロになっていきたいと考えています。

相澤 優

新日本監査法人
相澤 優(2009年3月金ゼミ卒業 公認会計士試験合格者)

勉強でも遊びでも、
やると決めたら死に物狂いで続けてみる

私は大学卒業後に起業しようと考えていましたが、経営学に関する科目を履修するうちに、より専門的な勉強をしたいと思うようになりました。その頃、大学の先生から「物事を多様な視点(perspective)で捉える」という言葉を聞きました。それをきっかけに、特定の分野でプロフェッショナルとして独立・活躍する道もまた起業であると考え、特に興味のあった会計領域を学ぶことにしました。そして、4年生の9月から税理士試験科目の「簿記論」と「財務諸表論」の勉強を始めました。試験勉強は長期間にわたる為、モチベーションの維持がとても大変でした。けれど、大学卒業後も先生から試験前にお守りをもらったり、親身に相談にのっていただき勉強を続けた結果、公認会計士短答式試験に合格することができました。
大学卒業後、法政大学会計専門職大学院に進学しました。現在は同大学院の計算対策講座の講師をしながら、公認会計士論文式試験合格を目指しています。試験合格後は、経営コンサルタントとしてキャリアを積み、世界で活躍できる人材になることが目標です。
また、学業以外では、3年次にフットボールサークルを設立しました。設立当初は何度も挫けそうになりましたが「死に物狂いでやってこそ結果がついてくる」と強い信念を持って代表を務め、後輩へ繋いでいくことができました。今では、とても大きなサークルになっています。
私は大学入学当初、将来の目標の為この学生生活を絶対に無駄にしないと心に決めていました。
これから大学生活を始めるみなさんの4年間を決めるのは、みなさん自身です。勉強でも遊びでも、やると決めたら死に物狂いで続けてみてください。大学時代で得たものがきっと人生の宝物になると信じています。

新城 紗希

新城 紗希(2013年3月石田ゼミ卒業)

税理士を目指して

「いつか経営者になりたい!」という漠然とした理由から経営を学ぶために大学に入学しました。経営学入門や経営組織論など入学前から関心があった科目は、期待通り充実した内容でしたが、1年生で履修した「簿記」授業がなぜかとても楽しく、ハマってしまいました。もともと高校も理数科出身で英文法より数字に触れる時間が多かったためか、仕組みさえ理解すれば正解が導き出せることに楽しさを覚えたのだと思います。
また、「経営する」ためには、会計の知識も持ち合わせていなければならないと感じ、簿記や原価情報、管理会計など会計の基礎となる授業を積極的に履修しました。そのうち税理士という仕事に憧れを持ちました。受験資格をクリアすれば、大学3年の夏に税理士試験を受けることが可能です。専門学校と大学のダブル・スクールをしていましたが、両立するのが大変な時期も正直ありました。しかし、サークルや友人との関わりは良い息抜きとなり、乗り越えることができました。今ではその経験も大学時代の良い思い出となっています。私もそうですが学生時代は、将来に悩み不安に思うことが多いと思います。けれど、大学生になると人と関わる機会が驚くほど多くなります。そして、いろいろな経験ができ、たくさんの刺激を受ける場が増えると思います。きっとその中に自分の将来につながるチャンスがあると思います。皆さんも、チャンスをしっかり見つけて有意義な大学生活を送ってください。

遠藤 昭洋

税理士法人 川原経営
遠藤 昭洋(2014年3月石田ゼミ卒業 税理士試験4科目合格)

自分らしく生きるために

大学に入ってから簿記を中心に授業を受け、2年次には日商簿記2級試験に合格しました。最初、簿記では知らない用語が多く、先生の言っていることがよく分かりませんでした。そこで用語を1つ1つ地道に調べるようにしてみると、面白いように簿記ができるようになりました。
簿記を知ると企業の業績もよく分かるようになります。将来、簿記に関する仕事をしたいと思い、税理士になるための勉強を始めました。しかし、税理士試験は年に1回しかないうえ5科目合格しなければなりません。合格のためには質・量ともに相当勉強しなければならず、勉強を続けるうちに本当に税理士になれるのか不安でいっぱいになってしまいました。そんななか、先生からアドバイスを受け、税理士の仕事とは「相談を受ける」ことだということを知りました。私は人の相談を受けることが大好きだったので、自分にピッタリの仕事だと前向きな気持ちになることができました。「自分らしく生きる」にはこの仕事しかないと確信できたため、それまでの迷いがなくなり勉強に今まで以上に前向きに取り組むことができました。その結果、4年次在籍中に簿記論と財務諸表論の2科目に合格することができました。税理士の活躍の場は多いので、是非皆さんも目指してみませんか。

遠藤 昭洋

優成監査法人
野中 亮汰(2017年3月石田ゼミ卒業 公認会計士短答式試験合格)

在学中に公認会計士短答式試験に合格しました

私は大学4年次に公認会計士短答式試験に合格しました。現在、監査法人で働きながら公認会計士論文式試験の合格を目指しているところです。公認会計士を目指そうとしたきっかけは、大学の授業で公認会計士試験に合格した先輩の講義を受け、自分も合格して後輩に講義をしたいと思ったからです。公認会計士試験の勉強内容は、高校や大学受験で勉強してきた内容とは異なります。そのため、誰にでも公認会計士になれるチャンスがあるのです。私は、公認会計士になると決めた人しか、公認会計士になれないと思っています。公認会計士試験は決して簡単な試験ではありませんが、日々の積み重ねによって合格に向けて進むことができます。小さな目標の達成の積み重ねが、大きな目標の達成に繋がると思います。具体的な目標をたてるほど、その目標に向かって突き進むことができます。私は、公認会計士の勉強を始める際、大学4年次に公認会計士論文式試験に合格すると決めましたが、その目標を達成することはできませんでした。しかし近い将来、文教大学から、公認会計士論文式試験の現役合格者が現れると思います。皆さんがそれに続く人になってくれることを願っています。また、私が勉強を続けているうちに思ったことは、合格するという目標に向かって試行錯誤しながら努力することの大切さです。ぜひ、どんな目標でもいいですから、目標をたて、その目標達成のために有意義な学生生活を過ごしてほしいです。