研究科長挨拶About

研究科長挨拶

研究科長挨拶

情報が溢れ、情報が価値を持つ時代に、情報を育み極める人材を育てます。

文教大学の情報学研究科は、日本で初めての情報学部(1980年-)となる本学情報学部を基礎としています。学問といえば、天文学で有名なガリレオ・ガリレイは16世紀の学者です。数学ならピタゴラスの定理で有名なピタゴラスは紀元前500年以上昔の人物だと思うと、情報を研究することがとても新しいものだということがわかります。
しかし、情報の研究の中身が、人類がコンピュータを扱うようになって始まったこと、そのコンピュータを学ぶだけの学問であるかのように狭く考えるのは早計です。紀元前の記憶も文字情報から得ていることに気づくでしょう。そして文字情報は視覚情報になり頭の中の思考は神経細胞が情報を伝達して生まれています。

そもそも、頭の中に浮かぶ想いこそ情報でできているのではないでしょうか。その考え方をすれば、私たちの「生きる」を探求すること、それこそが「情報」を学ぶことになります。情報を研究する行為は新しいかもしれませんが、情報の探求は根源的であり本学の精神である「人間愛」を探求することとも言えます。

情報学研究科では、学部、あるいは社会で学び育んだ「情報」をさらに極めていきます。
人間の生活を豊かにする為に情報システムを利活用できる能力、コンテンツを自ら作り出し評価し分析するスキル、情報社会についての理解を達成し、情報システム、経営情報および情報コンテンツ分野について高い能力をもつ人材を育成します。
そのため本研究科では、研究者としての能力を養うリサーチワークを培う講義と専門を極めるコースワークの講義を配置しています。
また、多彩な研究領域を持つ研究指導員を揃え、各自の関心が合致する研究指導教員の下で研究を進めることができます。

情報学研究科 研究科長
佐野昌己