教育・カリキュラムEducation

研究指導教員

研究指導教員一覧(50音順)

教授 阿部 秀尚
データマイニング、知識工学
情報システムやロボットサービス、SNSの発展とともに、日々生成されるデータは益々増加しています。これらのデータの中から、組織活動や業務の改善に資する有用な情報を見出すデータマイニングの必要性は増大しています。
研究では、SNSなどのWebAPIから得られるデータ、ロボットや各種センサから得られるマルチモーダルデータを対象に、データマイニングや知識工学的手法の適用によって、専門家との知識共創が可能な情報システムの開発を行っていきます。
教授 池辺 正典
Webマイニング、地域情報化、情報倫理
インターネット上における様々な情報を収集・分析することで、新たな知見を見い出すWebマイニングという方法での研究を行います。適用分野としては、地域の自治体における情報活用の枠組みであるオープンデータやSNSにおけるユーザ間のトラブルを未然に防ぐための情報倫理分野での技術活用のための研究を目指します。
教授 石井 健一
情報行動、消費行動
新しい情報機器やサービスが社会の中でどのように普及していくのか、どのように実際に利用されているかを研究しています。また、人々の価値観・ライフスタイルとの関係から、中国や韓国と日本の国際比較研究を含めた情報行動や消費行動の実証研究も行っています。
教授 石田 晴美
公会計、行政評価、財務会計
利益獲得を目的としない公的部門においても、企業と同様に限られた資源を有効、効率的、経済的に用いることは必須である。また、存続・持続可能な財政状態を維持することも重要である。会計をマネジメント・ツールとして、さらに説明責任を果たすコミュニケーション・ツールとして利活用することが求められている。公的部門にいかなる会計基準および会計処理を採用・適用することが、公的説明責任を果たし有用な意思決定に資するかを研究する。
教授 石塚 浩
経営戦略、経営組織
企業における知識資本の役割について再検討し、知識資本の動的な形成プロセスを考察している。知識資本は経営戦略の差異化戦略の決め手と考えることができ、その形成には組織のあり方をどうするかが不可欠な課題である。戦略アプローチと組織アプローチの融合を企図している。
教授 石野 正彦
情報技術活用ビジネスモデル
IoTシステムによる経営システムの効率化や快適で安全・安心な情報社会の実現を目指して、IoTやAI、ウェアラブルセンサーなどの利活用のビジネスモデルを研究する。
教授 岡野 雅雄
コミュニケーション論、心理言語学、記号論
どのような「情報コンテンツ」でも、その形式と機能に着目しての分析が可能です。たとえば、記号・言語的特性に着目したり、どのような評価・印象を与えるかに焦点を当てることができます。このような観点から、記号論や言語学を基礎にしたアプローチにより、コミュニケーション効果の改善を目指した研究などの指導を行います。研究手段として、言語や記号のイメージ測定、コンピューターによる言語解析・モデル作成の方法についても、学生のテーマに応じて指導します。
講師 梶並 知記
情報視覚化、エンタテインメントコンピューティング、e-Sports
情報視覚化技術を基盤とした、意思決定支援システム、エンタテインメントシステムに関する研究を行っています。特に、デジタルゲーム競技(e-Sports)を対象にし、情報工学研究者の立場から、プレイヤーの意思決定支援システムや観戦支援システムの構築と評価を行い、e-Sportsを情報工学研究の俎上にのせ、e-Sportsの文化的価値向上を目指します。
教授 川合 康央
情報デザイン、メディア情報学
情報をデザインすることによって、社会の諸課題を解決するシステムやコンテンツの企画、開発、評価を行う。特にCG、CAD、GIS等の3次元情報、VR、AR、MR等の空間への展開、各種デバイスや身体センサ等を用いた入出力インタフェースを扱う。ゲームやスマートフォンアプリケーションなどの身近な情報システムから、都市、景観、災害など社会的なシミュレーションまでを対象とし、人間を中心とした魅力的なデザインについて考える。
教授 佐久間 勲
社会心理学
主要な研究テーマはステレオタイプです。調査および実験といった社会心理学の研究方法を用いて、ステレオタイプに関する基礎的、そして応用的研究を実施しています。基礎的な研究としては、ステレオタイプの維持・形成・変化の認知的メカニズムに関する研究を行っています。応用的研究としてはメディアがステレオタイプの形成・変化に及ぼす影響を行っています。
教授 佐野 昌己
CG、アニメーション、データベース、協業
情報機器の発達に伴う新しいメディアのけん引役や地域活性化の旗印としてアニメーションコンテンツに対する期待と需要は華々しいばかりです。しかし、制作の現場は華々しい印象と正反対の厳しい環境にあることも知られています。そこで、アニメーション制作を例にコンテンツ制作に有効な技術、ビジネス、国際協業などを研究します。
講師 白土 由佳
ソーシャルリスニング、社会情報学
ソーシャルリスニングを通じて現代社会の理解を目指す研究を行っています。ソーシャルリスニングとは、ソーシャルメディアを通じて人々が自由に発信するコミュニケーションの集積をデータとして捉え、分析するアプローチです。不妊治療当事者の言説分析からゲーム実況者の類型化まで、現代社会を理解するに相応しい個別テーマの研究を積み重ね、かつてD.リースマンが「孤独な群衆」と呼んだ社会的性格が、現代社会においてどのように変容しているのかに迫ります。
教授 鈴木 誠
ファイナンス、投資、企業統治
ファイナンスに関する理論、システム、運用手法だけでなく、投資家の投資行動についても研究対象としている。主として、コーポレートファイナンスとコーポレートガバナンスの関係についての研究と年金運用に関する研究を行っている。前者については、経営者の経営インセンティブとキャッシュフローの関係についての考察、後者はマイナス金利下における年金資産運用の実態を調査した。また、近年のマイナス金利により銀行経営が困難さを増しており、信金・信組の経営環境についての研究も行う予定である。
教授 関 哲朗
プロジェクトマネジメント、ソフトウエア開発管理、品質マネジメント、信頼性データ解析
情報システムの不具合に起因する事故が広範に影響する重大な問題となっています。プロジェクトマネジメント(PM)は、このような問題の解決法の1つとして注目を集めています。種々の開発現場へのPM適用や関連する新規手法の提案、従来から研究がなされている品質マネジメントや信頼性データ解析等の考え方のプロジェクト成功の場への導入など、総合的な考察による開発現場の問題解決手法の提案を目指します。
教授 竹林 紀雄
映像メディア、放送、映像表現
4K、8Kといった超高精細映像の環境整備が進行しています。メディア環境ににおいて、作品ジャンルを問わず映像表現の可能性を分析し、超高精細映像が可能にする新たな映像表現の可能性を探る研究に取り組みます。また、映像作品の制作に取り組むことで、次世代の高画質技術として注目されているHDR(High Dynamic Range)等を活用し、新たに生み出されるであろう映像表現を展望します。
教授 西尾 好司
技術経営 知識創造 イノベーション
企業が新しい知識を生み出すための協働のメカニズムやプロセスを対象とした研究を行う。企業による製品やサービスの開発において、顧客や大学、行政、個人など文化や意思決定の仕組みが異なる組織や人との間の協働の事例を長期的に追跡し、事例研究を通じて、企業戦略やリーダーの行動、リーダーシップ、参加者間の相互作用などに着目して、協働が機能するための要件や、どのように新たな知識を創造する場を生み出していくかを研究する。
教授 根本 俊男
数理的問題解決法とその応用
社会における様々な課題を素材にし、問題発見から数理モデル化、解決案のより効率の良い導出方法、問題解決に向けての意思決定の支援手法の提案などの研究活動を展開する。その際に『最適』が鍵になることがあるが、この鍵を有効に扱う手法やその応用に関する独創的なアイディアを特に意識し議論する。
教授 日吉 昭彦
マス・コミュニケーション論、メディア社会学
実証的な社会調査の方法を用いて、マス・コミュニケーション論、メディア及びメディア文化論、社会調査論の領域における研究を行っております。専門はメディアの「内容分析」の方法論の探求です。内容分析とは、マス・コミュニケーション研究における代表的な実証的方法の一つで、メディア・メッセージを統計調査にもとづいて科学的に研究するために用いる技法です。
教授 藤掛 正邦
デザイン発想、広告デザイン、編集デザイン
「デザイン発想」を鍛える。1「広告デザイン」はコピーと写真・イラストで構成されている。コピーライターとアートディレクターでアイデアを出す。広告の基本は、ワンビジュアルとワンコピー。2「編集デザイン」文字を読ませる設計が重要。いずれも、人を振り向かせメッセージを伝えるのが腕の見せ所。ビジュアルで、コピーで、一瞬に見る人の心をとらえなければならない。
講師 大橋 洸太郎
データサイエンス、多変量解析法
データが比較的安価に、大量に入手できる時代となりました。世の中ではデータを分析し、有用な結論を導き出すデータサイエンティストの育成が進められています。そのような中で、質的・量的調査を問わず、マーケティングにおける官能調査や社会調査データを中心に分析してきました。現在は、自由記述データを量的に分析する際に、どのような情報や指標を提示することができれば便利であるかに興味を持ち、研究しています。
准教授 松本 修一
交通計画、高度道路交通システム
地域と交通の課題に情報システムや人間工学を組み合わせた交通システムに資する研究を行っています。地域には、それぞれの特性や社会システムとしてのハード的要素と共に、人間的要素、ソフト的要素が含まれるものであり、このようなアプローチでの研究活動は今後重要になってきます。上記のような問題意識のもと、主に以下のようなテーマに取り組んでいます。

  • 1. 人に優しい移動空間の創造
  • 2. サステイナブルな社会に向けた交通システムの施策評価
教授 武藤 剛
ヒューマンインタフェース、福祉工学
発達心理学やリハビリテーション科学の領域では、人間の新たな
機能獲得(学習やリハビリ、発達など)には、模倣運動のような、身体動作を介した外部環境(他者)との適切なインタラクションや、コミュニケーションが必要であることが示唆されています。しかし、このような機能獲得を支援する技術の研究は、コミュニケーション支援やインタラクション支援といった人と人の関わりを支援する技術の研究とは異なる枠組みとして進められております。私は、双方を包括する研究の枠組み、すなわち、人と人の関わりを支援することを通して人間の機能獲得を支援するための技術の設計論に関する研究を行っております。