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Study

渡邊三津子研究室

本研究室では、日本を含むアジア地域における景観変遷の歴史や、現代社会が直面する諸課題の背景としての地域変容などを研究テーマとしています。教員自身は、景観の中でも特に「生活景観の変遷」に着目し、地図や空中写真・衛星画像、統計資料などの分析に加え、観察やインタビューを通じて、近現代の開発にともなって人々の暮らしや風景がどのように変化してきたのか、またその結果としていかなる課題が生じたのかを研究しています。

本研究室に所属する大学院生は、それぞれが対象地域を持ったうえで研究テーマに対して、対象地域の景観を構成する諸要素の空間的広がりや重層性、さらにその歴史的変遷に着目しながら研究を勧めます。異なる時間・空間スケールを往還しながら分析するマルチスケールな視点と、域を多面的にとらえる視点を持つことが求められます。これらの視点を踏まえた上での分析手法の選定や、得られた情報の解釈については、随時アドバイスと指導を行います。