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久保庭研究室

当研究室では、「環境保護」「人権保障」「文化多様性保護」など、国際社会全体が重視する諸価値(国際学において対象とされやすい問題領域)に対して、担当教員の専門である法学を中心に、主に規範的な見地からアプローチする研究を行っています。

 従って、研究方法は文献研究が中心になりますが、その際、法学を中心としつつも、法哲学、規範倫理学、社会学などの隣接領域の著書、学術論文の渉猟及び読解を射程に入れながら研究することをお勧めしています。実際、現在指導中の大学院生は、「選択的夫婦別姓」をキーワードに婚姻制度の本質とその限界を考察する研究を進めていますが、その際、憲法、国際人権法といった現行実定法内在的な分析とその構造的限界を出発点としつつ、法社会学や法哲学などの実定法の「外側」からの視点に立脚して、制度そのものを再問することを研究の中心的課題としています。