学部・大学院Department

日本のことばと文化を、
国際的な視点を交えて考察

日本のことばと文化について、以下の6つの分野を軸に、国際的な視点を交えつつ理解します。文献を深く読み込むとともに、フィールドワークや文学散歩、古典芸能の鑑賞と実演、文芸作品の創作などの体験型学習も重視します。日本語の豊かな表現の仕組みを探究し、国語・書道の先生はもとより社会の各方面で活躍するための実践的なことばの能力を身につけます。

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カリキュラム

1年次
ことばと文化の研究のための
基礎を身につける
「日本文化研究」「研究基礎演習」で調査・考察・発表の方法を学ぶとともに、各分野の基礎的科目を履修します。また、共通教養科目で幅広い教養を身につけます。
2年次
多様なことばと文化に触れ、
その奥深さを知る
各分野の専門教育科目を履修します。例えば夏目漱石などの小説を分析したり、全国の方言音声を聞く演習があります。また、学部共通科目でことばと文化のさまざまな知識・技能を身につけます。
3年次
少人数のゼミで、
ことばと文化の専門分野を探究する
6つの分野から1つを選んでゼミに所属し、教員の丁寧な指導のもとで研究に着手します。また、各分野の演習科目などで資料の読解や研究発表と討論を行い、探究力を高めます。
4年次
卒業論文作成を通じて、
探究力と実践力を鍛える
学生一人ひとりが自分だけの研究テーマを定めて調査研究を行い、学生相互の討論をしたり、教員の意見を求めたりしながら、卒業論文を作成します。完成後は発表会で成果を披露します。
必要単位修得数及び取得可能学位

※2024年度入学生用カリキュラムです。

卒業に必要な単位数 取得可能学位
共通教養科目 16 合計128 学士
(文学)
外国語科目 選択必修 8
選択 -
体育科目 選択 -
自由 -
専門教育科目 必修 42
選択必修 32
選択 -
学部共通 30

6つの分野

日本語学

日本語に関わる問題について、先行研究や古典文学、時にはマンガなども題材にしながら学習。データベースやコーパス(ことばのデータベース)も活用していきます。

日本文学(近現代文学)

明治から現代までの文学を中心に研究。文化、歴史、思想、社会、ジェンダー、メディア論などさまざまな視点から、作品世界を読み解いていきます。

日本文学(古典文学)

上代から近世までの和歌や物語、評論を中心に、歌謡、芸能、昔話と多様な作品を探究。ことばを深く理解できる力、表現を分析する力を磨いていきます。

書道

書道はもちろん、書写・書道教育についても学習。書の基礎知識と、実作の技術を習得。書の奥義に触れ、創作の喜びを全身で味わっていきます。

国語科教育

国語力を磨き、教える力を養います。現代の国語教育におけるさまざまな課題を考察し、解決策を模索。模擬授業などを通じて実践力も身につけていきます。

漢文学

日本文化との結びつきが深い漢文。中国の思想、歴史、詩歌、小説を幅広く学び、日本語や日本文学、日本文化に与えた影響についても考察していきます。

取得可能な免許・資格

  • 中学校教諭1種免許状 国語
  • 高等学校教諭1種免許状 国語/書道
  • 学校図書館司書教諭
  • 日本語教員1級(主専攻)・2級(副専攻)・2級
  • 図書館司書

また、所属学科にかかわらず、日本語教員養成コースと図書館司書コースを選択することができます。