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2021.01.30
教育・研究 湘南

情報学部川合研究室の学生の研究成果が「第16回情報システム学会全国大会・研究発表大会」で最優秀学生研究奨励賞とベストペーパー賞を受賞しました

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2020年125日~11日に開催された「第16回情報システム学会全国大会・研究発表大会」において、情報学部情報システム学科 川合康央研究室4年生の研究成果が、最優秀学生研究奨励賞(学生セッション)とベストペーパー賞(一般セッション)を受賞しました。
今大会は、オンラインで開催され、論文投稿とともに映像によるプレゼンテーションと質疑応答が行われました。

発表および受賞の内容は、以下の通りです。



【最優秀学生研究奨励賞(学生セッション)】
■拡張現実を用いた足部測定と靴試着システム
備前比呂(情報システム学科4年)、神部真音(同4年)、吉田美乃里(同4年)、川合康央(指導教員)

この研究は、オンラインショッピングサイトにおいて、靴の試着をスマートフォンの拡張現実(AR)機能を用いて行うものです。
実際の靴を3次元スキャンした靴モデルに、測定した足モデルを重ね合わせ、靴擦れの起きる個所などを可視化するシステムです。プロジェクト演習(※1)で開発したシステムをもとに、一年かけて評価と改良を積み重ねてきました。

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【ベストペーパー賞(一般セッション)】
■自動車アルゴリズム開発のための仮想市街地環境の整備
小笠原正輝(情報システム学科4年)、開藤偉久(同4年)、長尾 圭太(同4年)、川合康央(指導教員)

この研究は、自動運転車や電気自動車など自動車システム開発におけるシミュレーション環境を、国土地理院の地図データとゲームエンジンなどとを組み合わせて開発したものです。
企業との共同研究から始まった本研究は、メーカーの展示会などでも展示され、大学での研究成果を実際の産業と結びつけることとなりました。

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これらの研究は、いずれもフィジカル空間(実空間)とサイバー空間(仮想空間)を結びつけたものであり、ゲーム開発で用いられるゲームエンジンなどを開発環境として、社会課題を解決するシステムを実装したものです。
今回の受賞は、本学学生の卒業研究での研究成果が評価されたものとなります。

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詳細は以下のサイトをご覧ください。

ISSJ2020第16回 情報システム学会全国大会・研究発表大会
https://www.issj.net/conf/issj2020/

最優秀学生研究奨励賞 受賞記
https://www.issj.net/mm/mm15/10/mm1510-bsk-bsk.pdf

ベストペーパー賞 受賞記
https://www.issj.net/mm/mm15/10/mm1510-bp1-bp1.pdf



※1 プロジェクト演習
情報学部情報システム学科に所属する2~3年生全員が受講する課題解決型の授業で、情報システムを用いた社会の問題解決のためのテーマを学生自らが設定し、約1年間かけて計画的にプロジェクトを進行するものです。
2020年12月12日には「プロジェクト演習合同成果発表会」が開催されました。詳細は下記ニュースをご覧ください。

■情報学部情報システム学科の学生による「プロジェクト演習発表会」が開催されました
https://www.bunkyo.ac.jp/news/archive/2020/story_33766.php

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